このページでは、菓子の羊羹を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
羊羹のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは羊羹の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 289 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (69.9) | g | |
└糖質 | (67.4) | g | 多い |
└食物繊維 | (3.1) | g | 多い |
たんぱく質 | (3.6) | g | 低い |
脂質 | (0.2) | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、菓子分類に所属する正式名称「<和生菓子・和半生菓子類> ようかん 練りようかん」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、羊羹がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
羊羹はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ヤマサ
羊羹とは?どんな食材?
羊羹は、日本の伝統的な和菓子の一つです。主な食材は、羊羹の名前にもなっている「羊羹」です。羊羹は、主にあんことして知られることもありますが、羊羹自体も独特な食材です。
羊羹の主な食材1:寒天
羊羹の主な食材の一つは「寒天」です。寒天は、海藻から作られるゼリー状の食材であり、羊羹の固さや食感を作り出す役割を果たしています。寒天は、日本の伝統的な食材であり、健康にも良いとされています。
羊羹の主な食材2:砂糖
羊羹のもう一つの主な食材は「砂糖」です。砂糖は、羊羹に甘さを与える役割を果たしています。羊羹は一般的に甘い味わいが特徴であり、砂糖がその甘さを引き立てています。
羊羹の主な食材3:水
羊羹の最後の主な食材は「水」です。水は、羊羹の材料を溶かすために使用されます。羊羹は、寒天と砂糖を水で溶かし、煮詰めて作られます。水は、羊羹の形状や食感にも影響を与える重要な要素です。
以上のように、羊羹は寒天、砂糖、水を主な食材として作られる和菓子です。寒天による固さと食感、砂糖による甘さ、水による形状や食感の調整が特徴です。伝統的な製法と素材の組み合わせにより、独特の味わいを楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は羊羹がダイエットにどう役立つか説明します!
羊羹はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Nadia
羊羹の栄養データから分かる3つの健康的な食事への役立ち
1. 食物繊維が多く含まれているため、腸内環境の改善に役立つ
羊羹は可食部100gあたりに3.1gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果があります。腸内環境が良好な状態であれば、免疫力の向上や便通の改善につながります。
2. カロリーが高くないため、ダイエット中でも適度に摂取できる
羊羹は可食部100gあたりに289kcalのカロリーを含んでいます。カロリーが高い食品は摂取を控える必要がありますが、羊羹はカロリーが比較的低いため、ダイエット中でも適度に摂取することができます。
3. 塩分が無いため、塩分制限が必要な人にも適している
羊羹は可食部100gあたりに塩分が0g含まれています。塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓病などのリスクを高めるため、塩分制限が必要な人にとっては羊羹は適した食材です。
以上のように、羊羹は食物繊維が多く含まれているため腸内環境の改善に役立ち、カロリーが高くないためダイエット中でも摂取しやすく、塩分が無いため塩分制限が必要な人にも適しています。健康的な食事に取り入れることで、バランスの取れた食生活を実現することができます。
おすすめ:羊羹のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
羊羹に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
羊羹の特徴
羊羹は日本の伝統的な和菓子であり、以下の栄養データから特徴を3つに絞って論じます。
1. ミネラルバランスが良い
羊羹に含まれる無機質栄養素は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンがあります。特にカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、モリブデンの含有量は普通以上であり、ミネラルバランスが良いと言えます。
2. ナトリウムやリンが低い
羊羹に含まれるナトリウムやリンの量は低く、健康に気を使っている人にとっては良い選択肢と言えます。ナトリウムの摂り過ぎは高血圧や心臓病のリスクを高めることがありますので、羊羹はその点で心配する必要がありません。
3. モリブデンの含有量が多い
羊羹にはモリブデンというミネラルが多く含まれています。モリブデンは体内の酵素の働きを助ける役割があり、代謝や免疫機能の維持に関与しています。そのため、モリブデンが多く含まれている羊羹は健康維持に役立つ食材と言えます。
羊羹に含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ビタミンEの含有量はほとんどない
羊羹に含まれるビタミンEの主成分であるα-トコフェロールとβ-トコフェロールは、可食部100gあたりで0 mgというほとんど含まれていない量です。
2. γ-トコフェロールとδ-トコフェロールが多く含まれている
一方、羊羹にはγ-トコフェロールとδ-トコフェロールが多く含まれています。可食部100gあたりでγ-トコフェロールは0.5 mg、δ-トコフェロールは1.4 mg含まれています。
3. ビタミンKとビオチンは普通の含有量
羊羹に含まれるビタミンKとビオチンは、可食部100gあたりでそれぞれ3 μgと0.9 μgという普通の含有量です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は羊羹の使用例としてレシピをご紹介します。
羊羹を使ったレシピ16選!
#1 白だしの柚子練り羊羹
白あん、砂糖、柚子こしょう(チューブ)、粉寒天
白あんに白だしと柚子こしょうの風味を利かせ、寒天と練り固めた和風おやつのレシピ。仕上げに削った柚子の皮を乗せれば、さらに柚子の風味豊かに練り羊羹を楽しむことができます。…
レシピを見る#2 焼き芋でスイートポテトの洋風羊羹
焼き芋、バター、生クリーム、かんてんクック、砂糖、ホイップクリーム(市販)、チャービル
焼き芋を活用し、洋風に仕上げた羊羹のレシピ。焼き芋を使うので加熱する必要がなく、簡単に調理することができます。…
レシピを見る#3 羊羹をのせて♪ 栗の味噌パウンドケーキ
無塩バター、白みそ、砂糖、薄力粉、ベーキングパウダー、みりん、くるみ[ロースト、栗の甘露煮(シロップ付)、栗の甘露煮[シロップ、等
このレシピは白味噌を隠し味に入れた和テイストのパウンドケーキに栗の甘露煮と羊羹をのせた、上品で贅沢なハイブリットスイーツです。味噌の風味とコクがあんこと相性抜群で、お手土産にも喜ばれること間違いなしです。…
レシピを見る#4 本格的に作る! 栗蒸し羊羹
栗の甘露煮、薄力粉、片栗粉、砂糖、お湯
このレシピは栗の甘露煮を使った本格的な栗蒸し羊羹の作り方です。ゴロッとした栗の食感ともちもちで柔らかいあんの食感が上品な一品です。…
レシピを見る#5 七夕に❢天の川の羊羹ゼリー
青ゼリー、グラニュー糖、ゼラチン、食用色素(青)、ミルクゼリー、牛乳、羊羹ゼリー、こしあん、金箔、等
食用色素や金箔を使った、3層の羊羹ゼリーのレシピ。透き通った青いゼリーに、真っ白なミルクゼリーとこしあんの羊羹ゼリーを重ねた、見た目も涼やかでかわいい一品です。…
レシピを見る#6 なめらか!基本の手作り羊羹〜甘すぎない!我が家の定番おせち
あんこ、粉寒天、メープルシロップ
あんこから作る、甘さ控えめの羊羹のレシピ。甘みをメープルシロップでつけるので、くどくならないやさしい甘味に仕上がります。…
レシピを見る#8 裏ごしなし!芋羊羹で簡単おやつ「スイートポテトチーズパイ」
芋羊羹、とろけるスライスチーズ、春巻きの皮(ミニ)、小麦粉のり
芋羊羹と春巻きの皮を使った、簡単に作れるパイのレシピ。さつまいもとチーズを春巻きの皮に包んで揚げる、甘じょっぱい味わいのボリュームのあるパイです。…
レシピを見る#9 さつまいもの羊羹
さつまいも、砂糖、粉寒天、レモンスライス
色鮮やかなさつまいもが美しいさつまいもの羊羹の作り方。上のさつまいもはあらかじめ甘露煮にするなど丁寧な仕事が味の決め手です。…
レシピを見る#10 ラ・フランスの水羊羹
ラ・フランス果汁、砂糖、コアントロー(お好みで)、板ゼラチン、寒天、ホイップクリーム、黒豆水煮
ジュースで作れるラ・フランスの水羊羹レシピ。果物の果汁はもちろん100%果汁のジュースでもつくれるのが嬉しいポイント。…
レシピを見る#11 さつま芋のもちもちチーズ羊羹
さつまいも、クリームチーズ、牛乳、生クリーム、棒寒天、小麦粉、ラム酒、砂糖、ミント、等
さつまいもとクリームチーズを使った和菓子のレシピ。さつまいもは裏ごしして、クリームチーズを合わせて、ラム酒を風味に加えます。…
レシピを見る#12 栗蒸し羊羹レンジ栗蒸し羊羹
煮あずき、くず粉、薄力粉、栗の含め煮、竹の皮、片栗粉
栗蒸し羊羹のレシピ。こちらのレシピではレンジ使用と蒸し器使用の2通りの作り方を紹介しています。…
レシピを見る#13 スクエアようかん
小倉ようかん、芋ようかん、ホイップクリーム、いちご、栗の甘露煮、ミントの葉
羊羹を、モダンにアレンジしたレシピ。羊羹は、お好きな市販のもを使うのでお手軽です。…
レシピを見る#15 優しい甘さ!パクパク食べられる!基本のあんこ
小豆、昆布、米あめ、蜂蜜
和菓子にかかせないあんこの基本のレシピ。昆布と塩で炊き上げて小豆のうまみを引き出します。…
レシピを見る最後に、羊羹の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「羊羹」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 289 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (69.9) | g | |
└糖質 | (67.4) | g | 多い |
└食物繊維 | (3.1) | g | 多い |
たんぱく質 | (3.6) | g | 低い |
脂質 | (0.2) | g | 低い |
「羊羹」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (26.0) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.2) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「羊羹」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (3) | mg | 低い |
カリウム | (24) | mg | 低い |
カルシウム | (33) | mg | 普通 |
マグネシウム | (12) | mg | 普通 |
リン | (32) | mg | 低い |
鉄 | (1.1) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.4) | mg | 普通 |
銅 | (0.09) | mg | 普通 |
マンガン | (0.30) | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | (Tr) | μg | 無し |
モリブデン | (22) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.5) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (1.4) | mg | 多い |
ビタミンK | (3) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.01) | mg | 低い |
ビタミンB2 | (0.02) | mg | 低い |
ナイアシン | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.03) | mg | 低い |
ビオチン | (0.9) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。