このページではあられのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あられのカロリーは378kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ソラレピ
あられの可食部100gあたりのカロリーは、378kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中165位です。これは多い順にすると上位10%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのであられのカロリーを評価すると、137件中51位です。これは上位から37%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 378Kcal |
全体での評価 | 165位 / 1592件中(上位10%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 51位 / 137件中(上位37%…平均的) |
あられはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあられのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:ソラレピ
なぜあられのカロリーは高いのか?
あられは、可食部100gあたり378kcalという高いカロリーを持っています。この高いカロリーの理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質が多い
あられは、可食部100gあたり85gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として利用されるため、糖質が多い食品はカロリーが高くなります。そのため、あられのカロリーも高くなっていると考えられます。
食物繊維が普通
あられは、可食部100gあたり0.8gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果があります。しかし、あられの食物繊維量は普通程度であるため、カロリーを抑える効果は限定的です。
タンパク質が普通
あられは、可食部100gあたり7.5gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素であり、食事の満足感を高める効果もあります。しかし、あられのタンパク質量は普通程度であるため、カロリーを抑える効果は限られています。
脂質が低い
あられは、可食部100gあたり1gの脂質を含んでいます。脂質は高カロリーな栄養素であるため、脂質が少ない食品はカロリーが低くなります。そのため、あられの脂質量が低いことが、カロリーが高くなる要因の一つと考えられます。
アルコールが多い
あられには、可食部100gあたり0.2gのアルコールが含まれています。アルコールはエネルギー源として利用されるため、アルコールが多い食品はカロリーが高くなります。そのため、あられのカロリーが高くなる一因と考えられます。
以上の栄養データから、あられのカロリーが高い理由は、糖質とアルコールの含有量が多いことが挙げられます。これらの栄養素が多いため、あられのカロリーは他の食材と比較して高くなっているのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あられ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (85.0)g | 4 | 340kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.8)g | 2 | 1.6kcal |
たんぱく質 | (7.5)g | 4 | 30kcal |
脂質 | (1.0)g | 9 | 9kcal |
アルコール | (0.2)g | 7.1 | 1.42 |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あられ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、340kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あられは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
あられは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも、糖質量が低いとされる「あられ」について考えてみましょう。
糖質量が85gで、低いとは言えない
まず、あられの糖質量は85gです。これは一般的なあられの糖質量と言えますが、低糖質ダイエットを行う上では、やや多いと言えるでしょう。
低糖質ダイエットに不向きな理由
低糖質ダイエットでは、糖質摂取を制限することで体重を減らすことを目指します。しかし、あられの糖質量が多いため、摂取すると糖質制限がうまくいかない可能性があります。
また、あられは小さな粒状の菓子で、一度にたくさん食べることができます。そのため、ついつい食べ過ぎてしまい、糖質摂取量が増えてしまうことも考えられます。
代替品を選ぶべき
低糖質ダイエットを行う場合は、あられの代わりに糖質量の少ないスナック菓子を選ぶことがおすすめです。例えば、ナッツやチーズなどは糖質量が比較的低く、ダイエットに適しています。
また、あられを食べる際には、食べる量に注意することも大切です。一度にたくさん食べず、適量を守るようにしましょう。
まとめ
あられは糖質量が85gとやや多く、低糖質ダイエットには不向きです。代わりに、糖質量の少ないスナック菓子を選ぶことをおすすめします。また、食べる量にも注意し、適量を守るようにしましょう。
あられは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
あられの脂質含有量は1g以下
あられは、お菓子の一種でありながら、脂質含有量は1g以下と非常に低いです。このことから、あられは低脂質ダイエットに少し効果的な食品と言えます。
脂質制限がダイエットに効果的
ダイエットをする際には、摂取する脂質の量を制限することが重要です。脂質は高カロリーなため、摂りすぎると体重が増えやすくなります。そのため、脂質を制限することでカロリー摂取を抑えることができ、ダイエット効果が期待できます。
あられのメリット
あられは、低脂質であるため、ダイエット中でも食べることができます。また、小さい粒状の形状であるため、一度に多くの量を摂ることができます。これにより、満腹感を得ることができ、食事の量を減らすことができます。さらに、あられはさまざまな味付けがされているため、飽きずに楽しむことができます。
注意点もあります
ただし、あられにも注意点があります。あられは一般的に塩分が含まれているため、食べ過ぎると塩分摂取量が増えてしまいます。また、あられは食べ応えがあるため、ついつい食べ過ぎてしまうこともあります。適量を守り、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
まとめ
あられは低脂質ダイエットに少し効果的な食品です。脂質制限がダイエットに効果的であることから、あられを上手に活用することでカロリー摂取を抑えることができます。ただし、塩分や量の管理には注意が必要です。適度な摂取量を守りながら、楽しみながらダイエットを行いましょう。
最後に、あられの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あられ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 378 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (84.9) | g | |
└糖質 | (85.0) | g | 多い |
└食物繊維 | (0.8) | g | 普通 |
たんぱく質 | (7.5) | g | 普通 |
脂質 | (1.0) | g | 低い |
「あられ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (4.4) | g | 低い |
有機酸 | (0.1) | g | 多い |
灰分 | (2.0) | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | (1.7) | mg | 多い |
アルコール | (0.2) | g | 多い |
「あられ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (660) | mg | 多い |
カリウム | (99) | mg | 低い |
カルシウム | (8) | mg | 低い |
マグネシウム | (17) | mg | 普通 |
リン | (55) | mg | 普通 |
鉄 | (0.3) | mg | 低い |
亜鉛 | (1.6) | mg | 多い |
銅 | (0.21) | mg | 多い |
マンガン | (1.07) | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | (4) | μg | 多い |
クロム | (Tr) | μg | 無し |
モリブデン | (98) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.1) | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | (0.06) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.03) | mg | 低い |
ナイアシン | (0.5) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.06) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (Tr) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.63) | mg | 多い |
ビオチン | (2.5) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。