このページではウエハースのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ウエハースのカロリーは439kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:Eレシピ
ウエハースの可食部100gあたりのカロリーは、439kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中94位です。これは多い順にすると上位5%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでウエハースのカロリーを評価すると、137件中23位です。これは上位から16%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 439Kcal |
全体での評価 | 94位 / 1592件中(上位5%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 23位 / 137件中(上位16%…高い) |
ウエハースはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜウエハースのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:Eレシピ
ウエハースのカロリーが高い理由
ウエハースのカロリーは可食部100gあたり439kcalと非常に高いです。これは他の食材と比較しても高いと評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質が多い
ウエハースは糖質が76.2g含まれています。糖質はエネルギー源となるため、摂取するとカロリーが高くなります。ウエハースは砂糖や小麦粉を主成分としており、これらが糖質の主な源となっています。そのため、ウエハースの糖質量が多いことがカロリーが高い要因の一つです。
脂質が多い
ウエハースには脂質が13.6g含まれています。脂質もエネルギー源となるため、摂取するとカロリーが高くなります。ウエハースはバターや植物油を使用していることが多く、これらが脂質の主な源となっています。そのため、ウエハースの脂質量が多いこともカロリーが高い要因の一つです。
食物繊維やタンパク質の量は普通
ウエハースには食物繊維が1.2g、タンパク質が7.6g含まれています。食物繊維やタンパク質は満腹感を与えるため、カロリーを抑える効果があります。しかし、ウエハースに含まれる食物繊維やタンパク質の量は普通です。そのため、これらの栄養素がカロリーを抑える効果をあまり持っていないことも、ウエハースのカロリーが高い理由と言えます。
以上の栄養データを踏まえると、ウエハースのカロリーが高い理由は、糖質や脂質の量が多いことが主な要因となっています。食物繊維やタンパク質の量が普通であることも、カロリーが高い理由の一つです。ウエハースを食べる際には、適量を守ることやバランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ウエハース」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 76.2g | 4 | 304.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.2g | 2 | 2.4kcal |
たんぱく質 | 7.6g | 4 | 30.4kcal |
脂質 | 13.6g | 9 | 122.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ウエハース」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、304.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ウエハースは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:NHKきょうの料理
ウエハースは、低糖質ダイエットに使える?
ウエハースは、糖質量が76.2gであり、低糖質ダイエットには不向きです。
ウエハースの糖質量について
まず、ウエハースの糖質量が76.2gということは、一つのウエハースには多くの糖分が含まれているということです。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を制限することが目的ですが、ウエハースの糖質量はその制限を超えてしまいます。
ウエハースの糖分について
ウエハースは、砂糖やシロップなどの甘味料を主成分としています。これらの甘味料は、血糖値を急上昇させるため、ダイエット中には避けるべきです。低糖質ダイエットでは、血糖値の急上昇を抑えることが重要ですが、ウエハースはその要件を満たしていません。
ウエハースのカロリーについて
また、ウエハースには高いカロリーが含まれています。低糖質ダイエットでは、糖質の制限と同時にカロリーの制限も行うことが一般的です。しかし、ウエハースのカロリーは高いため、摂取することでダイエットの効果を損なう可能性があります。
ウエハースの栄養価について
さらに、ウエハースには栄養価が低いという点も考慮しなければなりません。低糖質ダイエットでは、栄養バランスを重視することが大切ですが、ウエハースは糖分が多い一方で、他の栄養素がほとんど含まれていません。そのため、ウエハースを摂取することで、必要な栄養素を十分に摂ることが難しくなる可能性があります。
まとめ
ウエハースは、糖質量が76.2gと高く、糖分やカロリーも多いため、低糖質ダイエットには不向きです。また、栄養価も低く、栄養バランスを考える上でも適していません。低糖質ダイエットを成功させるためには、ウエハースのような高糖質・高カロリーの菓子は避け、代わりに低糖質・低カロリーの食品を選ぶことが重要です。
ウエハースは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Eレシピ
ウエハースは、低脂質ダイエットに使える?
菓子()の「ウエハース」は、低脂質が13.6gでした。
ウエハースは、多くの方に愛される軽い食べ物です。しかし、低脂質ダイエットを考えている方にとっては、ウエハースは避けるべき食品と言えます。
ウエハースの低脂質ダイエットへの影響
ウエハースは、その軽さとサクサクした食感が特徴ですが、実は脂質が多く含まれています。一般的なウエハースの脂質含有量は13.6gであり、低脂質ダイエットにおいては適切ではありません。
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限することで体重管理や健康維持を目指す方法です。脂質は1gあたり9kcalと高いエネルギーを持っており、摂り過ぎるとカロリーオーバーにつながります。ウエハースの脂質含有量が13.6gであることを考えると、低脂質ダイエットに向いていないことが明らかです。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを実践する際には、ウエハースのような高脂質の菓子は避けるべきです。代わりに、低脂質のスナック菓子やフルーツを選ぶことがおすすめです。例えば、ポップコーンや米菓などは低脂質でありながら満腹感を得ることができます。また、フルーツには水分や食物繊維が豊富に含まれており、健康的なスナックとして最適です。
まとめ
ウエハースは、その軽さとサクサクした食感が魅力的ですが、低脂質ダイエットを考えている方には避けるべき食品です。ウエハースの脂質含有量が13.6gであることからも、低脂質ダイエットには不向きであることが分かります。代わりに、低脂質のスナック菓子やフルーツを選ぶことで、健康的なダイエットを実践することができます。
最後に、ウエハースの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ウエハース」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 439 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 75.3 | g | |
└糖質 | 76.2 | g | 多い |
└食物繊維 | 1.2 | g | 普通 |
たんぱく質 | 7.6 | g | 普通 |
脂質 | 13.6 | g | 多い |
「ウエハース」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 2.1 | g | 低い |
有機酸 | Tr | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | 18 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 1.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ウエハース」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 480 | mg | 多い |
カリウム | 76 | mg | 低い |
カルシウム | 21 | mg | 普通 |
マグネシウム | 9 | mg | 低い |
リン | 63 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.14 | mg | 多い |
マンガン | 0.23 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 16 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 9 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 9 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 17 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 1.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.08 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | Tr | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.24 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
乳幼児用としてカルシウム、 ビタミン等添加品あり
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。