このページでは、菓子のういろうを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ういろうのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはういろうの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 181 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (44.2) | g | |
└糖質 | (44.3) | g | 多い |
└食物繊維 | (0.1) | g | 普通 |
たんぱく質 | (1.0) | g | 低い |
脂質 | (0.2) | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、菓子分類に所属する正式名称「<和生菓子・和半生菓子類> ういろう 白」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ういろうがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ういろうはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
ういろうとは?どんな食材?
「ういろう」とは、和菓子の一種であり、日本の伝統的なお菓子です。主に米粉や小麦粉、砂糖、水を使用して作られます。その特徴は、もちもちとした食感と、上品な甘さがあります。
米粉
ういろうの主成分の一つは、米粉です。米粉は、米を粉砕して作られる粉です。日本の伝統的なお菓子作りにおいて、米粉は重要な役割を果たしています。米粉を使用することで、ういろうに特有のもちもちとした食感が生まれます。
砂糖
ういろうには砂糖が使用されます。砂糖は、ういろうに甘さを与えるために使われます。砂糖の種類によって甘さの強さや風味が異なりますが、ういろうには上品な甘さが求められます。砂糖を適量使用することで、ういろうの味わいが引き立ちます。
水
ういろうの材料には水が必要です。水は、米粉や砂糖と混ぜ合わせることで、ういろうの生地を作るために使用されます。水の量や質によって、ういろうの食感や味わいが左右されます。適切な水の加減がういろうの出来栄えに影響を与えます。
以上のように、ういろうの主な食材は米粉、砂糖、水です。これらの食材を組み合わせることで、もちもちとした食感と上品な甘さを持つ、日本の伝統的なお菓子である「ういろう」が作られます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はういろうがダイエットにどう役立つか説明します!
ういろうはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 糖質が多くエネルギー源として活用できる
「ういろう」は糖質が多く含まれており、可食部100gあたり44.3gの糖質が含まれています。糖質は私たちの身体にとって重要なエネルギー源となります。特に運動や体力を消耗する活動をする際には、糖質を摂取することで効率的にエネルギーを補給することができます。そのため、「ういろう」はエネルギー補給に役立つ健康的な食材と言えます。
2. 脂質が低く、ヘルシーなスイーツとして適している
「ういろう」は脂質が0.2gと低い値です。脂質は私たちの身体にとって必要な栄養素ですが、摂りすぎると健康に悪影響を及ぼすことがあります。脂質の摂取量を抑えることは、健康的な食事を実践する上で重要です。その点、「ういろう」は低脂肪なスイーツとして適しており、ヘルシーな食事に役立つ食材と言えます。
3. 塩分が無く、塩分制限のある人にも適している
「ういろう」には塩分が含まれておらず、可食部100gあたり塩分は0gです。塩分は私たちの身体に必要な栄養素ではありますが、摂りすぎると高血圧や体調不良の原因となることがあります。塩分制限が必要な人にとっては、「ういろう」は塩分を気にせずに楽しむことができる食材と言えます。塩分制限をしながら健康的な食事を実践する上で、ういろうは適した選択肢となります。
おすすめ:ういろうのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ういろうに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Eレシピ
「ういろう」の特徴
1. 無機質栄養素が低い
「ういろう」は無機質栄養素が低い特徴があります。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛の含有量が低く、これらの栄養素を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要となります。
2. 銅、マンガン、セレンが普通の含有量
一方で、「ういろう」には銅、マンガン、セレンが普通の含有量として含まれています。これらの栄養素は体内での酵素活性や抗酸化作用に関与しており、健康維持に重要な役割を果たしています。
3. クロム、モリブデンが多い
「ういろう」にはクロムとモリブデンが多く含まれています。クロムは血糖値の調節に関与し、モリブデンは体内の代謝に必要な酵素の一部として働きます。これらの栄養素は普段の食事から十分に摂取することが難しい場合に、ういろうを食べることで補うことができます。
以上のように、「ういろう」は無機質栄養素が低い一方で、銅やマンガン、セレンが普通の含有量として含まれており、またクロムやモリブデンが多く含まれています。これらの特徴を考慮しながら、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
ういろうに含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
「ういろう」のビタミン含有量の特徴
「ういろう」に含まれるビタミンの特徴について、以下の3つのポイントを論じます。
1. ビタミンB群の含有量が低い
「ういろう」にはビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸といったビタミンB群が含まれていますが、その含有量は低いです。ビタミンB群はエネルギー代謝に関与し、神経や皮膚の健康維持にも重要な役割を果たしています。そのため、ビタミンB群の十分な摂取が必要ですが、「ういろう」のビタミンB群含有量は低いため、他の食材との組み合わせや補完摂取が必要です。
2. ビオチンの含有量は普通
「ういろう」にはビオチンが含まれており、その含有量は普通です。ビオチンはエネルギー代謝や皮膚や髪の健康に関与しており、代謝機能の維持にも重要です。ビオチンは一般的に多くの食材に含まれていますが、「ういろう」でも普通の含有量が確認されています。
3. 他のビタミンは含まれていない
「ういろう」にはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB2、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCは含まれていません。これらのビタミンは他の食材から摂取する必要があります。特にビタミンCは免疫力の維持や抗酸化作用に重要な役割を果たしており、他の食材との組み合わせが必要です。
以上の特徴から、「ういろう」はビタミンB群の含有量が低く、他のビタミンは含まれていないため、バランスの取れた食事との組み合わせが重要です。ビオチンは普通の含有量がありますが、他のビタミンの摂取も考慮する必要があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はういろうの使用例としてレシピをご紹介します。
ういろうを使ったレシピ9選!
#1 レンジで簡単! 抹茶ういろう
薄力粉、抹茶、砂糖
薄力粉と砂糖を使った、簡単に作れる抹茶ういろうのレシピ。レンジで加熱して冷やすだけ、少ない材料で作るお手軽なおやつです。…
レシピを見る#2 ぷるんと食感! 黒糖ういろう
黒糖、薄力粉、葛粉
このレシピは黒糖を使ったぷるんとした食感のういろうです。黒糖のまったりとした甘さと、くず粉の入れることで生まれるめずらしい食感が癖になります。…
レシピを見る#3 レンジでういろう
薄力粉、抹茶、砂糖、甘納豆
このレシピは抹茶を使った即席ういろうの作り方です。薄力粉、抹茶、砂糖を混ぜ、甘納豆を入れて電子レンジで加熱するだけで、手軽にういろうが作れます。…
レシピを見る#4 材料3つだけ! ういろう
薄力粉、砂糖、桜の花の塩漬け
このレシピは薄力粉と水を使った、もちもち食感がおいしいういろうの作り方です。材料もたったの2つだけで簡単に作れます。…
レシピを見る#5 桜ういろう
桜の塩漬け、砂糖、薄力粉、しょうゆ、片栗粉
桜ういろうのレシピ。ういろうは自分で作る機会は少ないと思いますが、材料は少なく蒸すだけで簡単に作れるおやつです。…
レシピを見る#6 懐かしい味わい♪ がんづき
はちみつ、しょうゆ、薄力粉、重曹、黒糖、黒いりごま、くるみ[ロースト
このレシピは黒糖とくるみを使った懐かしい味わいのがんづきです。がんづきは宮城県や岩手県などで親しまれている郷土菓子で、蒸しパンタイプとういろうタイプの2種類がありますが、今回は蒸しパンタイプのがんづきをご紹介します。…
レシピを見る#7 バットで簡単に♪ みなづき
葛粉、砂糖
このレシピは、葛粉と水を使った「みなづき」という和菓子の作り方です。もちもちとした食感のういろうに、甘納豆をのせた和菓子で、京都の和菓子屋さんでも6月になると並ぶ定番のお菓子です。…
レシピを見る#8 プチ水無月
葛粉、白玉粉、小麦粉、砂糖、甘納豆
優しい甘さともちもち食感のが美味しい、一口サイズの水無月のレシピ。水無月とは、ういろうに小豆を乗せて固めた和菓子です。…
レシピを見る#9 京の和菓子 しっとり水無月
葛粉、白玉粉、小麦粉、砂糖、甘納豆
ういろうの上に甘納豆をのせた和菓子のレシピ。葛粉、白玉粉、小麦粉などを混ぜたういろう生地を蒸して作ります。…
レシピを見る最後に、ういろうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ういろう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 181 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (44.2) | g | |
└糖質 | (44.3) | g | 多い |
└食物繊維 | (0.1) | g | 普通 |
たんぱく質 | (1.0) | g | 低い |
脂質 | (0.2) | g | 低い |
「ういろう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (54.5) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.1) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ういろう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (1) | mg | 低い |
カリウム | (17) | mg | 低い |
カルシウム | (2) | mg | 低い |
マグネシウム | (4) | mg | 低い |
リン | (18) | mg | 低い |
鉄 | (0.2) | mg | 低い |
亜鉛 | (0.2) | mg | 低い |
銅 | (0.04) | mg | 普通 |
マンガン | (0.13) | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | (1) | μg | 普通 |
クロム | (1) | μg | 多い |
モリブデン | (13) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | (0.02) | mg | 低い |
ビタミンB2 | (Tr) | mg | 無し |
ナイアシン | (0.2) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.02) | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.11) | mg | 低い |
ビオチン | (0.2) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名:外郎餅/試料: 白ういろう/食塩添加品あり
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。