このページではとうまんじゅうのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
とうまんじゅうのカロリーは299kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
とうまんじゅうの可食部100gあたりのカロリーは、299kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中339位です。これは多い順にすると上位21%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでとうまんじゅうのカロリーを評価すると、137件中79位です。これは上位から57%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 299Kcal |
全体での評価 | 339位 / 1592件中(上位21%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 79位 / 137件中(上位57%…やや低い) |
とうまんじゅうはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜとうまんじゅうのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
とうまんじゅうのカロリーが高い理由
とうまんじゅうは、可食部100gあたりのカロリーが299kcalと非常に高いことが特徴です。この高いカロリーの理由について、以下の栄養データを参考に考察してみましょう。
糖質の多さ
とうまんじゅうは、可食部100gあたりの糖質が61gと多いです。糖質は、体内でエネルギー源として利用されるため、その量が多いほどカロリーが高くなります。とうまんじゅうの糖質の多さが、そのカロリーの高さにつながっていると考えられます。
食物繊維の少なさ
とうまんじゅうは、可食部100gあたりの食物繊維が1.7gと普通の量です。食物繊維は消化に時間がかかり、満腹感を与えるため、カロリーを抑える効果があります。しかし、とうまんじゅうには食物繊維が少ないため、満腹感を得づらく、結果として多くの量を摂取してしまう可能性があります。
タンパク質・脂質の量
とうまんじゅうは、可食部100gあたりのタンパク質が6.8g、脂質が3.1gと普通の量です。タンパク質と脂質は、エネルギー源としても利用されますが、その量が多いほどカロリーも高くなります。とうまんじゅうに含まれるタンパク質と脂質の量が、そのカロリーの高さに寄与していると考えられます。
以上のように、とうまんじゅうのカロリーが高い理由は、糖質の多さや食物繊維の少なさ、タンパク質・脂質の量などが関係しています。これらの要素が組み合わさることで、とうまんじゅうは他の食材と比較してカロリーが高くなっているのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「とうまんじゅう」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (61.0)g | 4 | 244kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (1.7)g | 2 | 3.4kcal |
たんぱく質 | (6.8)g | 4 | 27.2kcal |
脂質 | (3.1)g | 9 | 27.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「とうまんじゅう」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、244kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
とうまんじゅうは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
とうまんじゅうは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも人気のある「とうまんじゅう」は、糖質量が61gということで、低糖質ダイエットには不向きと言われています。
とうまんじゅうの糖質量
とうまんじゅうは、一つあたりの糖質量が61gもあります。糖質制限を目指す方にとっては、この量はかなり高いと言えるでしょう。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重の管理や健康維持を目指す方法です。糖質を摂り過ぎると、血糖値の上昇や脂肪の蓄積につながるため、糖質制限はダイエットに効果的と言われています。
とうまんじゅうの糖質制限への影響
とうまんじゅうの糖質量が61gということは、一つ食べるだけで糖質制限の目標値を大きく超えてしまいます。糖質制限を行っている方にとっては、とうまんじゅうは避けるべき食品と言えるでしょう。
代替品としての選択肢
低糖質ダイエットを実践している方には、とうまんじゅうの代わりに低糖質のスイーツを選ぶことをおすすめします。最近では、糖質を抑えたお菓子やスイーツが多く販売されており、糖質制限中でも楽しむことができます。
まとめ
とうまんじゅうは、糖質量が61gということで、低糖質ダイエットには不向きです。糖質制限を目指す方にとっては、代わりに低糖質のスイーツを選ぶことが重要です。糖質制限を実践しながらも、美味しいお菓子を楽しむことができるので、工夫して健康的なダイエットを続けましょう。
とうまんじゅうは、低脂質ダイエットに使える!?
とうまんじゅうは、低脂質ダイエットに使える?
とうまんじゅうは、低脂質ダイエットにどちらかと言えば不向きですが、脂質の量は控えめです。
とうまんじゅうの脂質量は3.1g
菓子の中でも人気のあるとうまんじゅうは、美味しさと食感の良さで多くの人々に愛されています。しかし、低脂質ダイエットを考えている方にとっては、注意が必要な食品です。
とうまんじゅうの脂質量は3.1gとなっており、一般的なスイーツと比べると控えめな部類に入ります。しかし、低脂質ダイエットを行う場合には、この数値が高く感じるかもしれません。
とうまんじゅうは低脂質ダイエットにどちらかと言えば不向き
低脂質ダイエットを行っている方にとっては、脂質の摂取量を抑えることが重要です。そのため、とうまんじゅうはどちらかと言えば不向きな食品と言えます。
しかし、低脂質ダイエットを実践している方でも、たまには甘いものを食べたいという気持ちもあるでしょう。その際に、とうまんじゅうは選択肢の一つとして考えられます。
脂質の量は控えめ
とうまんじゅうの脂質の量は、他のスイーツと比べると控えめです。そのため、低脂質ダイエット中でも、少量ならば許容範囲内で摂取することができます。
ただし、脂質の量は控えめであっても、カロリーは高めです。ダイエット中の方は、カロリー摂取にも注意が必要です。適量を守りながら、バランスの良い食事を心掛けましょう。
まとめ
とうまんじゅうは低脂質ダイエットにどちらかと言えば不向きですが、脂質の量は控えめです。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、他の食品を選ぶべきですが、たまに少量ならば許容範囲内で楽しむこともできます。カロリー摂取にも注意しながら、バランスの良い食事を心掛けましょう。
最後に、とうまんじゅうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「とうまんじゅう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 299 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (61.6) | g | |
└糖質 | (61.0) | g | 多い |
└食物繊維 | (1.7) | g | 普通 |
たんぱく質 | (6.8) | g | 普通 |
脂質 | (3.1) | g | 普通 |
「とうまんじゅう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (28.0) | g | 低い |
有機酸 | 0 | g | 無し |
灰分 | (0.4) | g | 低い |
コレステロール | (97) | mg | 多い |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
アルコール | 0 | g | 無し |
「とうまんじゅう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 25 | mg | 普通 |
カリウム | 57 | mg | 低い |
カルシウム | 33 | mg | 普通 |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 62 | mg | 普通 |
鉄 | 1.2 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.1 | mg | 普通 |
マンガン | 0.3 | mg | 多い |
ヨウ素 | 6 | μg | 多い |
セレン | 5 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 21 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 34 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (Tr) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 34 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.6 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 1.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.08 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.2 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.29 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.8 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
小豆こしあん入り/部分割合: 皮 4、あん 5
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。