このページではスポンジケーキのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
スポンジケーキのカロリーは283kcal(100gあたり)!これってどうなの?
スポンジケーキの可食部100gあたりのカロリーは、283kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中375位です。これは多い順にすると上位23%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでスポンジケーキのカロリーを評価すると、137件中88位です。これは上位から64%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 283Kcal |
全体での評価 | 375位 / 1592件中(上位23%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 88位 / 137件中(上位64%…やや低い) |
スポンジケーキはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜスポンジケーキのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
スポンジケーキのカロリーが高い理由
スポンジケーキのカロリーは可食部100gあたり283kcalで、他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
糖質が多い
スポンジケーキには糖質が53.3g含まれています。糖質はエネルギー源となり、体内でブドウ糖に分解されます。スポンジケーキは砂糖を多く含んでいるため、糖質の量が多くなっています。砂糖は高カロリーであり、スポンジケーキのカロリーを高める一因となっています。
食物繊維が少ない
スポンジケーキには食物繊維が0.7g含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する役割があります。しかし、スポンジケーキは小麦粉や砂糖を主成分としており、これらにはほとんど食物繊維が含まれていません。そのため、食物繊維の量が少なくなっています。
タンパク質・脂質は普通
スポンジケーキにはタンパク質が7.9g、脂質が7.5g含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素となり、脂質はエネルギー源となります。スポンジケーキのタンパク質と脂質の量は普通の範囲内であり、カロリーを高める主な要因ではありません。
以上のように、スポンジケーキのカロリーが高い理由は、糖質の多さと食物繊維の少なさによるものです。砂糖を多く含むため糖質が多くなり、一方で食物繊維が少ないため、カロリーが高くなっています。スポンジケーキを摂取する際には、適量を守ることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「スポンジケーキ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (53.3)g | 4 | 213.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.7)g | 2 | 1.4kcal |
たんぱく質 | (7.9)g | 4 | 31.6kcal |
脂質 | (7.5)g | 9 | 67.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「スポンジケーキ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、213.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
スポンジケーキは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Eレシピ
スポンジケーキは、低糖質ダイエットに使える?
スポンジケーキは、多くの人にとっておいしいスイーツの一つです。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、スポンジケーキは摂取するべきではない食品と言えます。その理由を詳しく見ていきましょう。
スポンジケーキの糖質量
まず、スポンジケーキの糖質量についてです。スポンジケーキは、一般的に砂糖を使用して作られます。そのため、糖質量も高くなっています。実際に、100gのスポンジケーキには約53.3gの糖質が含まれています。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限する必要がありますが、スポンジケーキを摂取すると一気にその制限を超えてしまうことになります。
スポンジケーキのカロリー
また、スポンジケーキは糖質だけでなく、カロリーも高い食品です。1個のスポンジケーキには、約200kcal以上のエネルギーが含まれています。低糖質ダイエットでは、糖質だけでなくカロリーも制限する必要がありますので、スポンジケーキを摂取することは避けるべきです。
スポンジケーキの血糖値への影響
さらに、スポンジケーキの摂取は血糖値の上昇を引き起こします。糖質を摂取すると、血糖値が急上昇し、それによってインスリンの分泌が増えます。低糖質ダイエットでは、血糖値の急激な上昇を避けるために、糖質の摂取を控えることが重要です。スポンジケーキを摂取すると、血糖値の上昇が起こり、ダイエット効果が損なわれる可能性があります。
まとめ
以上の理由から、スポンジケーキは低糖質ダイエットには不向きな食品と言えます。糖質量が高く、カロリーも多いため、制限を設けている糖質やカロリーを摂取することが難しくなります。また、血糖値の上昇を引き起こす可能性もあります。低糖質ダイエットを実践している方は、スポンジケーキの摂取を控えることをおすすめします。
スポンジケーキは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Nadia
スポンジケーキは、低脂質ダイエットに不向き
スポンジケーキは、多くの人々に愛される菓子の一つです。そのふわふわとした食感や甘みは、食べる人を幸せな気持ちにさせてくれます。しかし、スポンジケーキは低脂質ダイエットには不向きな食品であると言われています。
スポンジケーキの脂質量
まず、スポンジケーキの脂質量を考えてみましょう。一般的なスポンジケーキの脂質量は、100gあたり約7.5gです。これは、低脂質ダイエットを行う上で考慮すべき量ではありません。低脂質ダイエットでは、脂質摂取量を制限することが求められますが、スポンジケーキの脂質量はそれには適していません。
スポンジケーキの糖質量
また、スポンジケーキには糖質も多く含まれています。糖質はエネルギー源となりますが、過剰摂取すると体重増加や血糖値の上昇につながります。低脂質ダイエットでは、糖質の摂取も制限する必要があります。スポンジケーキの糖質量は高く、低脂質ダイエットには適していないと言えるでしょう。
代替品の選択肢
低脂質ダイエットを行う際には、スポンジケーキの代わりに他の食品を選ぶことをおすすめします。例えば、野菜や果物は低脂質で栄養豊富な食品です。また、低脂肪乳製品や豆腐なども良い選択肢です。これらの食品は、低脂質ダイエットに適しており、健康的な体重管理に役立つでしょう。
まとめ
スポンジケーキは美味しい菓子ですが、低脂質ダイエットには不向きな食品です。その脂質量や糖質量の高さから、低脂質ダイエットを行う際には避けるべきです。代わりに、野菜や果物、低脂肪乳製品などを積極的に摂取することで、健康的な体重管理を行いましょう。
最後に、スポンジケーキの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「スポンジケーキ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 283 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (52.1) | g | |
└糖質 | (53.3) | g | 多い |
└食物繊維 | (0.7) | g | 普通 |
たんぱく質 | (7.9) | g | 普通 |
脂質 | (7.5) | g | 普通 |
「スポンジケーキ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (32.0) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.6) | g | 低い |
コレステロール | (170) | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「スポンジケーキ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 65 | mg | 普通 |
カリウム | 92 | mg | 低い |
カルシウム | 27 | mg | 普通 |
マグネシウム | 8 | mg | 低い |
リン | 94 | mg | 普通 |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.14 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 15 | μg | 多い |
セレン | 12 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 120 | μg | 多い |
└α-カロテン | (Tr) | μg | 無し |
└β-カロテン | 6 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 6 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 9 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 120 | μg | 多い |
ビタミンD | 1.7 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.68 | mg | 多い |
ビオチン | 11 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。