このページではショートケーキのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ショートケーキのカロリーは318kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
ショートケーキの可食部100gあたりのカロリーは、318kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中308位です。これは多い順にすると上位19%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでショートケーキのカロリーを評価すると、137件中74位です。これは上位から54%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 318Kcal |
全体での評価 | 308位 / 1592件中(上位19%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 74位 / 137件中(上位54%…平均的) |
ショートケーキはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜショートケーキのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:YouTube
ショートケーキのカロリーは高い理由
ショートケーキのカロリーが高い理由について考えてみましょう。ショートケーキは、可食部100gあたり318kcalという高いカロリーを持っています。その理由を栄養データを参照しながら解説します。
糖質の多さ
ショートケーキは、可食部100gあたり43.6gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として利用されますが、摂りすぎると体内で脂肪に蓄積される可能性があります。ショートケーキは砂糖や生地にも糖分が多く含まれているため、カロリーが高くなっています。
脂質の多さ
ショートケーキには可食部100gあたり15.2gの脂質が含まれています。脂質もエネルギー源として利用されますが、摂りすぎると体内で脂肪に変わる可能性があります。ショートケーキには生クリームやバターが使用されており、これらが脂質の主な原因となっています。
食物繊維の少なさ
ショートケーキには可食部100gあたり0.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整える役割があり、満腹感を与える効果もあります。しかし、ショートケーキには食物繊維が少なく、満腹感を得にくいため、食べ過ぎてしまう可能性があります。
タンパク質の普通さ
ショートケーキには可食部100gあたり6.9gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素として重要ですが、ショートケーキには他の食材と比べてタンパク質の量は普通です。
以上の理由から、ショートケーキはカロリーが高いと評価されています。糖質や脂質の多さ、食物繊維の少なさが主な要因となっています。食事のバランスを考える上で、ショートケーキは高カロリー食品として注意が必要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ショートケーキ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (43.6)g | 4 | 174.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.6)g | 2 | 1.2kcal |
たんぱく質 | (6.9)g | 4 | 27.6kcal |
脂質 | (15.2)g | 9 | 136.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ショートケーキ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、174.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ショートケーキは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
ショートケーキは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも特に人気の高い「ショートケーキ」。しかし、糖質量が43.6gということから、低糖質ダイエットを実践している方にとっては避けるべき食品となります。
ショートケーキの糖質量は43.6g
ショートケーキは、スポンジケーキや生クリーム、フルーツなどが組み合わさった菓子です。その中でも特に糖質が多いのがスポンジケーキ部分です。一般的なショートケーキの糖質量は43.6gであり、低糖質ダイエットを実践している方にとってはかなり高い数値となります。
低糖質ダイエットに不向きな理由
低糖質ダイエットは、炭水化物や糖質の摂取を制限することで血糖値の上昇を抑え、体脂肪を減らすことを目指すダイエット方法です。ショートケーキは糖質量が高いため、血糖値の急激な上昇を引き起こし、ダイエットの効果を妨げてしまいます。
また、ショートケーキには生クリームやフルーツが使用されていますが、これらにも糖質が含まれています。特に生クリームは高脂肪であり、摂取量によっては体脂肪の増加につながる可能性もあります。
代替となる低糖質スイーツの選択
低糖質ダイエットを実践している方には、ショートケーキの代わりに低糖質スイーツを選ぶことをおすすめします。例えば、糖質を抑えたスポンジケーキや糖質が少ない生クリームを使用したケーキなどがあります。これらのスイーツは、糖質制限を考慮しながらも甘さや美味しさを楽しむことができます。
まとめ
ショートケーキは、糖質量が43.6gということから低糖質ダイエットには不向きな食品です。血糖値の急激な上昇や体脂肪の増加を引き起こす可能性があります。低糖質ダイエットを実践している方は、代わりに糖質を抑えたスイーツを選ぶことをおすすめします。健康的なダイエットを実現するためには、食事の選択に注意を払うことが重要です。
ショートケーキは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:NHKきょうの料理
ショートケーキは、低脂質ダイエットに不向き
ショートケーキは、菓子の一種であり、一般的には甘い味わいと豪華な見た目が特徴です。しかし、低脂質ダイエットを考えている方にとっては、ショートケーキは避けるべき食品と言えます。
ショートケーキの脂質量
ショートケーキの脂質量は、一つのスライスにおいて約15.2gとなります。これは、低脂質ダイエットを目指す方にとってはかなり高い数値です。脂質は、摂取すると体内に蓄積されやすく、過剰な摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高めることが知られています。
ショートケーキの成分
ショートケーキには、脂質以外にも糖分やカロリーが多く含まれています。砂糖やクリーム、バターなどの高カロリーな材料が使われており、これらの成分はダイエットには不向きです。低脂質ダイエットでは、糖分やカロリーの摂取を制限することが重要ですので、ショートケーキは避けるべきです。
代替品の選択
低脂質ダイエットを実践する際には、ショートケーキの代わりにより健康的な選択肢を選ぶことが重要です。例えば、フルーツやヨーグルトを使用したデザートは、低脂質でありながら美味しさも楽しめます。また、ショートケーキ自体をアレンジして低脂質な材料を使用することも可能です。
まとめ
ショートケーキは、低脂質ダイエットを考えている方にとっては不向きな菓子です。脂質や糖分、カロリーが多く含まれており、摂取するとダイエットの妨げになる可能性があります。代わりに、低脂質で健康的なデザートを選ぶことをおすすめします。
最後に、ショートケーキの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ショートケーキ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 318 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (42.3) | g | |
└糖質 | (43.6) | g | 多い |
└食物繊維 | (0.6) | g | 普通 |
たんぱく質 | (6.9) | g | 普通 |
脂質 | (15.2) | g | 多い |
「ショートケーキ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (35.0) | g | 低い |
有機酸 | (Tr) | g | 無し |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | (140) | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ショートケーキ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 80 | mg | 普通 |
カリウム | 86 | mg | 低い |
カルシウム | 31 | mg | 普通 |
マグネシウム | 7 | mg | 低い |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.1 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 13 | μg | 多い |
セレン | 9 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 130 | μg | 多い |
└α-カロテン | (Tr) | μg | 無し |
└β-カロテン | 28 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 4 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 31 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 130 | μg | 多い |
ビタミンD | 1.4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.53 | mg | 普通 |
ビオチン | 8.5 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
デコレーションケーキを含む(果実などの具材は含まない。)/スポンジとクリーム部分のみ/部分割合: スポンジケーキ 3、ホイップクリーム 1
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。