このページでは桜餅のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
桜餅のカロリーは196kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
桜餅の可食部100gあたりのカロリーは、196kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中622位です。これは多い順にすると上位39%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルので桜餅のカロリーを評価すると、137件中123位です。これは上位から89%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 196Kcal |
全体での評価 | 622位 / 1592件中(上位39%…平均的) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 123位 / 137件中(上位89%…かなり低い) |
桜餅はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ桜餅のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
桜餅のカロリーは平均的な理由
桜餅は、可食部100gあたり196kcalのカロリーを含んでおり、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価には、桜餅の栄養データを参考にしています。
糖質の量は多め
桜餅は、可食部100gあたり45gの糖質を含んでいます。この量は他の食材と比較すると「多い」と評価されます。糖質はエネルギー源として働きますが、摂り過ぎると血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。そのため、糖質の摂取量には注意が必要です。
食物繊維の量は普通
桜餅は、可食部100gあたり1.7gの食物繊維を含んでいます。この量は他の食材と比較すると「普通」と評価されます。食物繊維は腸内環境を整えたり、便通を促進する効果があります。適度な量の食物繊維を摂取することは、健康にとって重要です。
タンパク質と脂質の量は低め
桜餅は、可食部100gあたり3.5gのタンパク質と0.3gの脂質を含んでいます。これらの量は他の食材と比較すると「低い」と評価されます。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素として重要ですが、桜餅にはそれほど多く含まれていません。また、脂質も適度な量が必要ですが、桜餅には少量しか含まれていません。
以上の栄養データから、桜餅のカロリーは他の食材と比較して「平均的」と評価されています。糖質の量は多めですが、食物繊維の量は普通であり、タンパク質と脂質の量は低めです。これらのバランスから、桜餅は一般的な和菓子として食べられることがわかります。ただし、糖質の摂取量には注意が必要です。適度な量を摂取し、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「桜餅」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (45.0)g | 4 | 180kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (1.7)g | 2 | 3.4kcal |
たんぱく質 | (3.5)g | 4 | 14kcal |
脂質 | (0.3)g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「桜餅」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、180kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
桜餅は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:NHKきょうの料理
桜餅の糖質量とカロリー
桜餅は、日本の伝統的な和菓子であり、春の風物詩として親しまれています。しかし、桜餅を低糖質ダイエットに取り入れることは適切な選択ではありません。桜餅は、糖質量が約45gもあります。低糖質ダイエットでは、通常、1日の糖質摂取量を50g以下に制限することが推奨されています。そのため、桜餅を食べることで、すでに大部分の糖質制限を超えてしまうことになります。
桜餅の糖質の種類
桜餅には、主に米粉やもち米、あんこが使用されています。これらの材料は、炭水化物の一種である糖質を含んでいます。特にもち米は、糖質の主要な供給源となります。低糖質ダイエットでは、炭水化物の摂取を制限することが目的なので、桜餅の主成分であるもち米は避けるべきです。
桜餅のカロリー
桜餅のカロリーも気になるポイントです。桜餅は、糖質だけでなく、脂質やたんぱく質も含んでいます。1個あたりのカロリーは約180kcal程度です。低糖質ダイエットでは、カロリー摂取量も制限することが一般的です。桜餅を食べることで、糖質だけでなくカロリーも摂取してしまうため、ダイエット効果を損なう可能性があります。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで、体内の血糖値の上昇を抑え、脂肪の燃焼を促すダイエット方法です。糖質を摂りすぎると、血糖値が急上昇し、脂肪が蓄積されやすくなります。そのため、低糖質ダイエットでは、糖質の摂取量を減らし、代わりにたんぱく質や脂質を摂取することが重要です。
まとめ
桜餅は、糖質量が約45gもあり、低糖質ダイエットには不向きです。桜餅には、糖質の主要な供給源であるもち米が使用されており、カロリーも高いため、ダイエット効果を損なう可能性があります。低糖質ダイエットを実践する場合は、桜餅を控えるか、代わりに低糖質のスイーツを選ぶことがおすすめです。
桜餅は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:NHKきょうの料理
桜餅は、低脂質ダイエットに使える?
桜餅は、日本の伝統的な和菓子の一つで、春の季節に楽しまれることが多いです。桜餅は、もち米を使用したもちもちとした食感の餅で、その上に桜の葉を包んでいるのが特徴です。一般的には、桜餅は甘くて美味しいお菓子として知られていますが、実は低脂質ダイエットにも効果的な食品なのです。
桜餅の低脂質成分
桜餅の低脂質成分は、主にもち米と桜の葉によって構成されています。もち米は、白米に比べて脂質の含有量が少なく、食物繊維も豊富です。また、桜の葉にはカテキンやフラボノイドといった抗酸化作用のある成分が含まれており、脂肪の吸収を抑える効果が期待できます。
桜餅の低脂質ダイエット効果
桜餅を低脂質ダイエットに取り入れることで、以下のような効果が期待できます。
1. 脂肪の吸収を抑える:桜の葉に含まれる抗酸化成分が、脂肪の吸収を抑える効果があります。これにより、摂取した脂質の量を減らすことができます。
2. 食物繊維の摂取:もち米には食物繊維が豊富に含まれており、腸の働きを活発にすることができます。これにより、便秘の改善や脂肪の排出を促す効果があります。
3. 満腹感を得る:もち米は消化吸収がゆっくりと行われるため、食後の満腹感を得ることができます。これにより、食べ過ぎを防ぐことができます。
注意点と摂取量
ただし、桜餅を低脂質ダイエットに取り入れる際には、以下の点に注意が必要です。
1. カロリーの摂取量を考慮する:桜餅は甘みがあり、一つあたりのカロリーも高めです。摂取する量には注意が必要であり、適度な範囲で摂取するようにしましょう。
2. バランスの取れた食事と適度な運動を併せて行う:桜餅を食べるだけで劇的なダイエット効果が得られるわけではありません。バランスの取れた食事と適度な運動を併せて行うことが重要です。
まとめ
桜餅は、低脂質ダイエットに取り入れることができるお菓子です。もち米の低脂質成分と桜の葉の抗酸化作用により、脂肪の吸収を抑える効果が期待できます。また、食物繊維の摂取や満腹感を得ることもできます。ただし、カロリーの摂取量やバランスの取れた食事と運動にも注意が必要です。適度な範囲で桜餅を楽しみながら、健康的なダイエットを目指しましょう。
最後に、桜餅の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「桜餅」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 196 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (46.0) | g | |
└糖質 | (45.0) | g | 多い |
└食物繊維 | (1.7) | g | 普通 |
たんぱく質 | (3.5) | g | 低い |
脂質 | (0.3) | g | 低い |
「桜餅」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 2 | % | 特になし |
水分 | (50.0) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.2) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「桜餅」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (33) | mg | 普通 |
カリウム | (22) | mg | 低い |
カルシウム | (18) | mg | 普通 |
マグネシウム | (8) | mg | 低い |
リン | (27) | mg | 低い |
鉄 | (0.7) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.5) | mg | 普通 |
銅 | (0.09) | mg | 普通 |
マンガン | (0.32) | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | (14) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (0.9) | mg | 多い |
ビタミンK | (2) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.01) | mg | 低い |
ビタミンB2 | (0.01) | mg | 低い |
ナイアシン | (0.1) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.01) | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.05) | mg | 低い |
ビオチン | (0.6) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: 道明寺/小豆こしあん入り/部分割合: 道明寺種皮 3、あん 2/廃棄部位: 桜葉
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。