このページでは、菓子の桜餅を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
桜餅のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは桜餅の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 196 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (46.0) | g | |
└糖質 | (45.0) | g | 多い |
└食物繊維 | (1.7) | g | 普通 |
たんぱく質 | (3.5) | g | 低い |
脂質 | (0.3) | g | 低い |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、菓子分類に所属する正式名称「<和生菓子・和半生菓子類> 桜もち 関西風 こしあん入り」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、桜餅がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
桜餅はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
桜餅とは?どんな食材?
桜餅は、日本の伝統的な和菓子の一つです。桜餅は、桜の花をイメージして作られた菓子であり、特に春の季節に人気があります。桜餅は、主に以下の3つの食材で作られます。
食材1:もち米
桜餅の主な食材として使用されるのは、もち米です。もち米は、独特の粘りと弾力があり、桜餅のもちもちとした食感を作り出すために欠かせません。もち米は、丁寧に研いでから蒸し上げられ、桜餅の生地として使用されます。
食材2:あんこ
桜餅の中には、甘くてなめらかなあんこが入っています。あんこは、主に砂糖と豆(主にこしあんや白あん)を使用して作られます。桜餅に使用されるあんこは、桜の花びらのようなピンク色をしており、桜の香りも感じられます。あんこは、桜餅の中心部に入れられ、桜餅の味と風味を引き立てます。
食材3:桜の葉
桜餅を包むのに使用されるのは、桜の葉です。桜の葉は、桜の花とともに日本の春の風物詩として知られており、桜餅にも欠かせない要素です。桜の葉は、湯通ししてから桜餅に包まれ、見た目の美しさや風味を与えます。また、桜の葉には独特の香りがあり、桜餅を食べる際にもほのかな香りを楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は桜餅がダイエットにどう役立つか説明します!
桜餅はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 糖質が多く、エネルギー源として活用できる
桜餅は糖質が多く含まれており、可食部100gあたりに45gの糖質が含まれています。糖質は体内でブドウ糖に分解され、エネルギー源として利用されます。適切な糖質の摂取は、日常生活や運動などの活動に必要なエネルギーを補給するために重要です。
2. 食物繊維が含まれており、腸内環境を整える
桜餅には食物繊維が1.7g含まれています。食物繊維は腸内で水分を吸収し、便のかさを増やすことで便通を促進します。また、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果もあります。適切な食物繊維の摂取は、便秘や腸の健康を保つために重要です。
3. 脂質や塩分が低いため、バランスの良い食事に適している
桜餅は脂質が0.3g、塩分が0.1gと低い値を示しています。脂質や塩分の摂り過ぎは、生活習慣病のリスクを高める要因となります。桜餅は脂質や塩分が控えめなため、バランスの良い食事に取り入れることができます。
以上のように、桜餅は糖質や食物繊維の摂取源として役立ち、脂質や塩分の摂り過ぎを抑えた健康的な食事に適しています。ただし、適量を守って摂取することが重要です。
おすすめ:桜餅のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
桜餅に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. ナトリウム(普通)
桜餅は可食部100gあたりに33mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは食塩の成分であり、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。桜餅のナトリウム含有量は普通とされており、適度な量であると言えます。
2. マグネシウム(低い)
桜餅には可食部100gあたり8mgのマグネシウムが含まれています。マグネシウムは体内で様々な代謝反応に関与しており、不足すると健康に影響が出る可能性があります。桜餅のマグネシウム含有量は低いとされており、他の食材との組み合わせでバランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
3. モリブデン(多い)
桜餅には可食部100gあたり14μgのモリブデンが含まれています。モリブデンは微量元素の一つであり、体内での代謝に関与しています。桜餅のモリブデン含有量は多いとされており、他の食材との組み合わせで摂取することで、バランスの取れた食事を実現することができます。
桜餅に含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. ビタミンEの含有量はほとんどない
桜餅に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールやβ-トコフェロールといった成分はほとんど含まれていません。したがって、桜餅を摂取することでビタミンEを補給することはできません。
2. ビタミンKの含有量は普通
桜餅に含まれるビタミンKは、2 μgと普通の量です。ビタミンKは血液凝固や骨の健康に関与しており、普段の食事から適切な量を摂取することが重要です。
3. ビタミンB群の含有量は低い
桜餅に含まれるビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸の含有量は低く、0.01 mgや0.1 mgといった数値です。これらのビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に関与しており、バランスの取れた食事で摂取する必要があります。
なお、桜餅にはビタミンA、ビタミンD、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCは含まれていないため、これらのビタミンを摂取するには他の食材を選ぶ必要があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は桜餅の使用例としてレシピをご紹介します。
桜餅を使ったレシピ20選!
#1 桜餅
薄力粉、片栗粉、砂糖、こしあん(市販)、サラダ油、桜の葉の塩漬け、しょうゆ、しょうゆ、黒ごま(すりごま)、等
関東風桜餅のレシピ。関東風の桜餅はクレープのように薄く焼いた生地が特徴。…
レシピを見る#2 桜餅
道明寺粉、砂糖、練りあん、食紅(赤)、桜の葉の塩漬け(塩漬け)
関西風桜餅のレシピ。道明寺粉は練らないようにさっと混ぜる事で粒感が残り食感が良くなります。…
レシピを見る#3 桜餅
小豆、白ざらめ糖、道明寺粉、砂糖、桜の葉の塩漬け
和のおやつ、桜餅のレシピ。じっくりと丁寧に作ったこしあんは、なめらかな舌触りで上質の味わいに。…
レシピを見る#4 桜餅
小豆、グラニュー糖、白玉粉、上白糖、薄力粉、食紅、桜の葉の塩漬け、サラダ油
白玉粉の皮と小豆を使い、関東風に仕上げた桜餅のレシピ。桜の葉の塩漬けは塩抜きしてから使用します。…
レシピを見る#6 関東風の桜餅
薄力粉、白玉粉、砂糖、こしあん、桜の葉の塩漬け、桜の花の塩漬け、サラダ油
このレシピは薄力粉を使った関東風の桜餅です。もちっとした皮と桜の香り、そして塩気が絶妙な一品です。…
レシピを見る#8 桜餅
道明寺粉、熱湯、砂糖、食紅、こしあん、桜の葉の塩漬け、塩水、桜の花の塩漬け
このレシピは道明寺粉を使った桜餅の作り方です。まず、食紅を水で溶かしておきます。…
レシピを見る#9 ひな祭りの定番! 桜餅(関東風)
サラダ油、桜の葉の塩漬け、白玉粉、薄力粉、砂糖、食用色素(赤)
このレシピは白玉粉を使った桜餅の作り方です。ほんのりピンク色で、こしあんを包みましょう♪春を感じる1品です。…
レシピを見る#10 レンジで簡単! 桜餅(関西風)
桜の葉の塩漬け、道明寺粉、砂糖、食用色素(赤)
道明寺粉を使った、つぶつぶ食感が楽しめる関西風桜餅のレシピ。蒸したもち米ではなく、道明寺粉を使い、電子レンジで加熱するので時短調理にもなり簡単に作ることが出来ます。…
レシピを見る#11 【レンジで5分・余熱7分】失敗しない関西風の道明寺の桜餅
道明寺粉、食紅、砂糖、桜の葉の塩漬け、桜の花の塩漬け
道明寺粉を使って作る、関西風桜餅のレシピ。道明寺粉の加熱はレンジだけで可能なため、意外に簡単。…
レシピを見る#12 かんたん桜餅
道明寺粉、砂糖、食紅、ゆで小豆、桜の葉の塩漬け、塩水
このレシピは道明寺粉を使ったかんたん桜餅の作り方です。食紅で色をつけたもちもちとした桜餅生地の中に、甘いゆで小豆を包んで、桜の葉で仕上げます。…
レシピを見る#13 桜餅
道明寺粉、砂糖、ゆで小豆、桜の葉の塩漬け、食紅
このレシピは道明寺粉を使った桜餅の作り方です。まず、少量の水に食紅を溶かし、それを水に加えます。…
レシピを見る#14 桜餅
薄力粉、砂糖、白玉粉、食紅、こしあん、桜の葉の塩漬け
市販のこしあんを使って手軽に作れる桜餅のレシピ。塩抜きした桜の葉で包むことで、程よい塩味がこしあんの甘味を引き立てています。…
レシピを見る#15 南高梅と長芋のムース~桜餅見立て~
卵白8個分、長芋卸し、南高梅はちみつ漬け(種を取った状態で)、グラニュー糖、板ゼラチン、桜の葉塩漬け(小)、桜の花塩漬け、生クリーム、牛乳、等
南高梅と長芋で作る料亭のような本格ムースレシピ。卵白をたくさん使ってしっかりとしたメレンゲを作ることがポイント。…
レシピを見る#16 お花見に持って行こう!簡単に作れる「桜餅」♪
道明寺(ピンク)、桜の葉、あんこ
簡単に作れる桜餅のレシピ。道明寺と桜の葉はお湯につけておくだけで下準備ができるのでとってもお手軽です。…
レシピを見る#18 苺とクリームチーズの桜餅風生春巻!
ライスペーパー、ザクロ100%ジュース、苺ピューレ、クリームチーズ、上白糖、粉ゼラチン、桜の葉の塩漬け
いちごとクリームチーズの桜餅風生春巻のレシピ。見た目にも華やかな、おやつにぴったりなメニューです。…
レシピを見る#19 桜のスコップケーキ
グラニュー糖、桜ペースト、牛乳、太白ごま油、卵黄、薄力粉、生クリーム(乳脂肪分45%)、いちご、桜チョコレート、等
いちごの飾りがかわいい、桜のスコップケーキのレシピ。桜ペーストを使い、桜餅のような風味に仕上げたケーキです。…
レシピを見る#20 姫椿(ひめつばき)
道明寺粉、砂糖、食紅、氷餅、こなし
このレシピは道明寺粉を使った和菓子「姫椿(ひめつばき)」の作り方です。桜餅と同様、こしあんを包んで氷餅でまぶしたお菓子です。…
レシピを見る最後に、桜餅の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「桜餅」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 196 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (46.0) | g | |
└糖質 | (45.0) | g | 多い |
└食物繊維 | (1.7) | g | 普通 |
たんぱく質 | (3.5) | g | 低い |
脂質 | (0.3) | g | 低い |
「桜餅」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 2 | % | 特になし |
水分 | (50.0) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.2) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「桜餅」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (33) | mg | 普通 |
カリウム | (22) | mg | 低い |
カルシウム | (18) | mg | 普通 |
マグネシウム | (8) | mg | 低い |
リン | (27) | mg | 低い |
鉄 | (0.7) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.5) | mg | 普通 |
銅 | (0.09) | mg | 普通 |
マンガン | (0.32) | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | (14) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (0.9) | mg | 多い |
ビタミンK | (2) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.01) | mg | 低い |
ビタミンB2 | (0.01) | mg | 低い |
ナイアシン | (0.1) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.01) | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.05) | mg | 低い |
ビオチン | (0.6) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: 道明寺/小豆こしあん入り/部分割合: 道明寺種皮 3、あん 2/廃棄部位: 桜葉
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。