このページではプレッツェルのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
プレッツェルのカロリーは465kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:サントリー
プレッツェルの可食部100gあたりのカロリーは、465kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中83位です。これは多い順にすると上位5%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでプレッツェルのカロリーを評価すると、137件中18位です。これは上位から13%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 465Kcal |
全体での評価 | 83位 / 1592件中(上位5%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 18位 / 137件中(上位13%…高い) |
プレッツェルはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜプレッツェルのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
プレッツェルのカロリーが高い理由
プレッツェルは、菓子の中でもカロリーが比較的高い食材とされています。その理由を栄養データを参考に解説します。
糖質の多さ
プレッツェルは、可食部100gあたり68.8gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂りすぎると体内に余分なエネルギーとして蓄積され、肥満の原因となる可能性があります。
食物繊維の多さ
プレッツェルは、可食部100gあたり2.6gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果がありますが、摂取量が多すぎると消化吸収が遅くなり、カロリーの吸収も遅くなる可能性があります。
タンパク質の普通さ
プレッツェルは、可食部100gあたり9.9gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の形成や修復に不可欠な栄養素ですが、プレッツェルのタンパク質含有量は他の食材と比較して普通です。
脂質の多さ
プレッツェルは、可食部100gあたり18.6gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂りすぎると体内に脂肪として蓄積され、肥満の原因となる可能性があります。
以上の栄養データから、プレッツェルのカロリーが高い理由は、糖質と脂質の含有量が比較的多いことが挙げられます。適度な量で楽しむことが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「プレッツェル」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 68.8g | 4 | 275.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.6g | 2 | 5.2kcal |
たんぱく質 | 9.9g | 4 | 39.6kcal |
脂質 | 18.6g | 9 | 167.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「プレッツェル」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、275.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
プレッツェルは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
プレッツェルは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも、プレッツェルは一般的には比較的ヘルシーなイメージがあります。しかし、実際には糖質量が68.8gと高めであり、低糖質ダイエットには不向きな食品と言えます。
プレッツェルの糖質量は68.8g
プレッツェルは、一見すると小さなサイズの菓子ですが、その糖質量は68.8gもあります。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、1日の糖質摂取量を考慮する上で、この数値は大きなものとなります。
低糖質ダイエットに不向きな理由
プレッツェルが低糖質ダイエットに不向きな理由は、その糖質量が主な要因です。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を抑えることが重要とされていますが、プレッツェルはその目標には合致しません。
また、プレッツェルは主に小麦粉を使用しており、小麦粉自体にも糖質が含まれています。そのため、プレッツェルを食べることで、糖質摂取量が増えることになります。
さらに、プレッツェルは一般的には塩味が付いていることが多く、塩分摂取過多にもつながる可能性があります。塩分摂取を控えることも、健康的なダイエットのポイントとされています。
代替品としての選択肢
低糖質ダイエットを行っている方にとって、プレッツェルの代替品としては、糖質量の少ないスナック菓子やナッツ類がおすすめです。これらの食品は糖質量が比較的低く、健康的な脂質やたんぱく質を多く含んでいます。
また、プレッツェルのようなカリカリとした食感を楽しみたい場合には、野菜のスティックやクリスプ野菜なども良い選択肢です。これらは糖質量が少なく、食物繊維も豊富に含まれているため、満腹感を得ながらダイエットをサポートしてくれます。
まとめ
プレッツェルは、糖質量が68.8gと高めであり、低糖質ダイエットには不向きな食品です。代わりに、糖質量の少ないスナック菓子やナッツ類、野菜のスティックやクリスプ野菜などを選ぶことで、健康的なダイエットを実践することができます。
プレッツェルは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Eレシピ
プレッツェルは、低脂質ダイエットに使える?
プレッツェルは、一般的にはおいしいお菓子の一つとして知られています。そのサクサクとした食感と塩味が人気で、様々な場面で楽しまれています。しかし、プレッツェルは低脂質ダイエットには不向きな食品と言われています。
プレッツェルの脂質含有量
プレッツェルの脂質含有量は、一般的なもので約18.6gです。この数値は、一般的なスナック菓子と比較しても高い方です。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、摂取するべき脂質の量を超えてしまう可能性があります。
プレッツェルのカロリーと塩分
また、プレッツェルは脂質以外にもカロリーや塩分が気になる要素です。一般的なプレッツェルのカロリーは、約100gあたり400kcal程度です。低カロリーを目指すダイエットにおいては、この数値も注意が必要です。また、塩分もプレッツェルには多く含まれており、高血圧や水分バランスの崩れが懸念されます。
低脂質ダイエットに向いた食品
低脂質ダイエットを実践する際には、プレッツェルのような高脂質の食品は避けるべきです。代わりに、野菜や果物、魚や豆類など、脂質が比較的少なく栄養価の高い食品を選ぶことが重要です。これらの食品は、ダイエット中に必要な栄養素を摂取しながら、脂質の過剰摂取を防ぐことができます。
まとめ
プレッツェルは、そのおいしさと食べやすさから人気のあるお菓子ですが、低脂質ダイエットを実践する際には避けるべき食品です。脂質含有量やカロリー、塩分などが高く、ダイエットの目的に反する要素が含まれています。代わりに、野菜や果物、魚や豆類などの低脂質で栄養価の高い食品を積極的に摂取することが、健康的なダイエットを実現するために重要です。
最後に、プレッツェルの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「プレッツェル」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 465 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 68.2 | g | |
└糖質 | 68.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 2.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.9 | g | 普通 |
脂質 | 18.6 | g | 多い |
「プレッツェル」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 1.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.3 | g | 多い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.9 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「プレッツェル」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 750 | mg | 多い |
カリウム | 160 | mg | 普通 |
カルシウム | 36 | mg | 普通 |
マグネシウム | 22 | mg | 普通 |
リン | 140 | mg | 普通 |
鉄 | 0.9 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.12 | mg | 普通 |
マンガン | 0.43 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン | 53 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 10 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 59 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 5 | μg | 普通 |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.6 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 3.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.9 | mg | 多い |
ビタミンK | 7 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.13 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.11 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.1 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.51 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | - | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。