このページでは水ようかんのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
水ようかんのカロリーは168kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
水ようかんの可食部100gあたりのカロリーは、168kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中704位です。これは多い順にすると上位44%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルので水ようかんのカロリーを評価すると、137件中128位です。これは上位から93%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 168Kcal |
全体での評価 | 704位 / 1592件中(上位44%…平均的) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 128位 / 137件中(上位93%…かなり低い) |
水ようかんはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ水ようかんのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
水ようかんのカロリーは平均的なのはなぜ?
「水ようかん」は、可食部100gあたりのカロリーが168kcalであり、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質:普通
水ようかんの糖質は38.2gで、「普通」と評価されています。糖質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂りすぎると体重増加や血糖値の上昇につながる可能性があります。水ようかんの糖質量は平均的なため、適度なエネルギー補給ができると言えます。
食物繊維:多い
水ようかんには食物繊維が2.2g含まれており、「多い」と評価されています。食物繊維は腸内環境を整えたり、便通を促進したりする効果があります。水ようかんは食物繊維を摂取する手段の一つとして適しているため、健康的な食生活をサポートする役割が期待できます。
タンパク質:低い
水ようかんのタンパク質は2.6gで、「低い」と評価されています。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素ですが、水ようかんは主に水と糖を主成分としているため、タンパク質の含有量は少ないです。そのため、水ようかんはタンパク質源としては適していないと言えます。
脂質:低い
水ようかんの脂質は0.2gで、「低い」と評価されています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。水ようかんは脂質が少ないため、カロリーを気にせずに食べることができると言えます。
以上の栄養データから、水ようかんのカロリーが平均的である理由が明らかになりました。糖質や脂質が適度であり、食物繊維も豊富に含まれているため、バランスの取れた食事に取り入れることができます。ただし、タンパク質の含有量は少ないため、タンパク質源としては他の食材を選ぶことが望ましいです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「水ようかん」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (38.2)g | 4 | 152.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (2.2)g | 2 | 4.4kcal |
たんぱく質 | (2.6)g | 4 | 10.4kcal |
脂質 | (0.2)g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「水ようかん」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、152.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
水ようかんは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ソラレピ
水ようかんは、低糖質ダイエットに使える?
水ようかんは、日本の伝統的な和菓子の一つであり、多くの人々に親しまれています。その透明な見た目となめらかな食感は、特に夏場にはさわやかな味わいとして人気があります。しかし、水ようかんは糖質量が38.2gも含まれており、低糖質ダイエットには不向きな食品です。
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重の管理や血糖値の安定を図る食事法です。糖質を摂りすぎると、血糖値が急激に上昇し、インスリンの分泌が増えてしまいます。これによって体内の脂肪が増えやすくなり、ダイエット効果が損なわれます。
水ようかんの糖質量は高い
水ようかんは、主成分が水と砂糖であるため、糖質が多く含まれています。一般的な水ようかんの糖質量は38.2gであり、これは低糖質ダイエットを行う上で制限が必要な量です。特に糖質制限をしている人や糖尿病の方にとっては、水ようかんは血糖値の上昇を引き起こしやすい食品となります。
水ようかんの代替品としての選択肢
低糖質ダイエットを実践している方にとって、水ようかんは避けるべき食品です。しかし、和菓子の中には低糖質であるものもあります。例えば、寒天や大豆を使った和菓子は糖質量が比較的低く、低糖質ダイエットに適したおやつとして選ぶことができます。
また、水ようかんの代わりにフルーツを楽しむこともできます。フルーツは天然の甘みがありながらも糖質量が比較的低いため、低糖質ダイエットに適した食品と言えます。例えば、イチゴやブルーベリーなどのベリー類は糖質が少なく、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
まとめ
水ようかんは、見た目や食感から人気のある和菓子ですが、糖質量が38.2gと高く、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質制限をしている方や糖尿病の方は、水ようかんを摂取する際には注意が必要です。代わりに、寒天や大豆を使った和菓子やフルーツを選ぶことで、低糖質ダイエットを実践することができます。食事の選択には注意し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
水ようかんは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ソラレピ
水ようかんの脂質含有量は低い
水ようかんは、日本の伝統的な和菓子の一つです。その特徴は、その名の通り水を主成分として作られることです。そのため、他の菓子と比べて脂質含有量が非常に低いことが知られています。実際、水ようかんの脂質含有量は0.2gと非常に少ないです。
低脂質ダイエットに効果的な理由
低脂質ダイエットは、脂肪摂取を制限することで体重を減らす方法です。脂質は高カロリーなため、摂取量を減らすことでカロリー摂取量を抑えることができます。水ようかんは低脂質であるため、ダイエット中でも食べることができるお菓子の一つとして選ばれることがあります。
水ようかんの栄養価
水ようかんは低脂質だけでなく、他の栄養価も考慮するとダイエットに適していると言えます。水ようかんには、糖質やタンパク質もほとんど含まれていません。また、カロリーも低いため、ダイエット中でも安心して食べることができます。
水ようかんの食べ方のポイント
水ようかんを低脂質ダイエットに取り入れる際のポイントは、適量を守ることです。過剰な摂取はカロリー摂取量を増やしてしまうため、注意が必要です。また、水ようかんには果糖が含まれているため、糖質制限をしている方は摂取量に気を付ける必要があります。
まとめ
水ようかんは低脂質ダイエットに特に効果的なお菓子です。その低脂質な成分と他の栄養価のバランスから、ダイエット中でも安心して摂取することができます。ただし、適量を守ることや糖質制限をしている方は注意が必要です。水ようかんを上手に取り入れながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、水ようかんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「水ようかん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 168 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (39.9) | g | |
└糖質 | (38.2) | g | 普通 |
└食物繊維 | (2.2) | g | 多い |
たんぱく質 | (2.6) | g | 低い |
脂質 | (0.2) | g | 低い |
「水ようかん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (57.0) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.3) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「水ようかん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (57) | mg | 普通 |
カリウム | (17) | mg | 低い |
カルシウム | (23) | mg | 普通 |
マグネシウム | (8) | mg | 低い |
リン | (23) | mg | 低い |
鉄 | (0.8) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.3) | mg | 普通 |
銅 | (0.06) | mg | 普通 |
マンガン | (0.21) | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | (16) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.4) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (1.0) | mg | 多い |
ビタミンK | (2) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.01) | mg | 低い |
ビタミンB2 | (0.01) | mg | 低い |
ナイアシン | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.02) | mg | 低い |
ビオチン | (0.7) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。