このページではミルクゼリーのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ミルクゼリーのカロリーは103kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
ミルクゼリーの可食部100gあたりのカロリーは、103kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中942位です。これは多い順にすると上位59%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでミルクゼリーのカロリーを評価すると、137件中131位です。これは上位から95%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 103Kcal |
全体での評価 | 942位 / 1592件中(上位59%…やや低い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 131位 / 137件中(上位95%…かなり低い) |
ミルクゼリーはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜミルクゼリーのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:Eレシピ
ミルクゼリーのカロリーはなぜやや低いのか?
ミルクゼリーは、菓子の中でもカロリーがやや低いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考にご説明いたします。
糖質は普通、食物繊維は無し
ミルクゼリーの糖質は、可食部100gあたり14.9gと普通の量です。一般的な菓子と比較しても、糖質の含有量は控えめです。また、食物繊維は0gであり、ほとんど含まれていません。食物繊維は消化を遅らせる効果があり、満腹感を与えるため、食べ過ぎを防ぐ役割があります。しかし、ミルクゼリーには食物繊維がほとんど含まれていないため、カロリーの低さには直接的な関係はありません。
タンパク質は低い、脂質は普通
ミルクゼリーのタンパク質は、可食部100gあたり4.3gと低いです。タンパク質は体の構成要素として重要な役割を果たしており、摂取する必要があります。しかし、ミルクゼリーにはタンパク質が少なく含まれているため、カロリーの低さに影響を与えています。
一方、ミルクゼリーの脂質は、可食部100gあたり3.7gと普通の量です。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取はカロリーの増加につながるため、適度な量が推奨されます。ミルクゼリーの脂質量は適度であり、カロリーを抑える一因となっています。
以上の栄養データから、ミルクゼリーのカロリーがやや低い理由は、糖質とタンパク質の含有量が控えめであること、そして脂質量が適度であることにあります。これらの要素が組み合わさり、ミルクゼリーのカロリーをやや低く保っています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ミルクゼリー」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (14.9)g | 4 | 59.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | (4.3)g | 4 | 17.2kcal |
脂質 | (3.7)g | 9 | 33.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ミルクゼリー」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、59.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ミルクゼリーは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:NHKきょうの料理
ミルクゼリーは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも人気のある「ミルクゼリー」は、糖質量が14.9gと比較的低いですが、低糖質ダイエットには不向きな食品です。
ミルクゼリーの糖質量は14.9g
ミルクゼリーは、一般的な菓子と比べると糖質量が比較的低いです。しかし、低糖質ダイエットを行う際には、糖質摂取量を極力制限する必要があります。一般的に、低糖質ダイエットでは1日の糖質摂取量を20g以下に抑えることが推奨されています。そのため、ミルクゼリーの糖質量が14.9gということは、1食分の糖質摂取量としてはやや高めです。
ミルクゼリーは糖質制限には向かない
低糖質ダイエットを成功させるためには、糖質を極力制限する必要があります。ミルクゼリーは、その点で糖質制限には向かない食品と言えます。特に、ミルクゼリーを摂取する場合には、他の食事やおやつで摂取する糖質量を考慮する必要があります。もし、他の食事やおやつで十分な糖質を摂取してしまう場合には、ミルクゼリーを摂取することで糖質摂取量が過剰になり、低糖質ダイエットの効果が薄れてしまう可能性があります。
低糖質ダイエットには他の選択肢を
低糖質ダイエットを行う際には、ミルクゼリーのような糖質量の高い菓子は避けるべきです。代わりに、糖質量の低い食品を選ぶことが重要です。例えば、野菜や魚、肉などのタンパク質を豊富に含む食品を積極的に摂取することで、糖質摂取量を抑えることができます。また、糖質の代わりに食物繊維を摂取することも有効です。これらの食品を上手に組み合わせることで、満足感を得ながら糖質摂取量を制限することができます。
まとめ
ミルクゼリーは、糖質量が14.9gと比較的低いですが、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質摂取量を極力制限するためには、ミルクゼリーのような糖質量の高い菓子は避けるべきです。代わりに、糖質量の低い食品やタンパク質を豊富に含む食品を摂取することが重要です。低糖質ダイエットを成功させるためには、食事内容を見直し、糖質摂取量を抑える努力が必要です。
ミルクゼリーは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Nadia
ミルクゼリーは、低脂質ダイエットに使える?
「ミルクゼリーは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きだが、脂質の量は控えめ」
ミルクゼリーは、菓子の一種であり、甘くて滑らかな食感が特徴です。しかし、低脂質ダイエットにおいては、ミルクゼリーはどのような位置づけなのでしょうか。
ミルクゼリーの脂質量は低い
まず、ミルクゼリーの脂質量は比較的控えめです。一般的なミルクゼリーの脂質含有量は、100gあたり3.7g程度です。この数字を見ると、低脂質ダイエットにおいては許容範囲内の量と言えます。
ミルクゼリーに含まれる糖分には注意が必要
しかし、ミルクゼリーには糖分が多く含まれています。100gあたりの糖分量は、一般的に10g前後となります。この糖分量は、低糖質ダイエットを実践している方にとっては注意が必要です。
ミルクゼリーのカロリーは控えめ
また、ミルクゼリーのカロリーも比較的控えめです。一般的なミルクゼリーのカロリーは、100gあたり60kcal程度です。低カロリーダイエットを実践している方にとっては、ミルクゼリーは良い選択肢と言えるでしょう。
ミルクゼリーは食べ過ぎに注意
ただし、ミルクゼリーは美味しくて食べ過ぎてしまうことがあるかもしれません。特に、甘いものが好きな方やストレスを抱えている方は、食べ過ぎに注意が必要です。適量を守り、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
まとめ
ミルクゼリーは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きな菓子ですが、脂質の量は控えめです。糖分やカロリーには注意が必要ですが、適量を守ることで低カロリーダイエットにも適しています。食べ過ぎには注意し、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
最後に、ミルクゼリーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ミルクゼリー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 103 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | (14.4) | g | |
└糖質 | (14.9) | g | 普通 |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | (4.3) | g | 低い |
脂質 | (3.7) | g | 普通 |
「ミルクゼリー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (76.8) | g | 普通 |
有機酸 | (0.1) | g | 多い |
灰分 | (0.7) | g | 普通 |
コレステロール | (12) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「ミルクゼリー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (43) | mg | 普通 |
カリウム | (150) | mg | 普通 |
カルシウム | (110) | mg | 多い |
マグネシウム | (10) | mg | 低い |
リン | (91) | mg | 普通 |
鉄 | (Tr) | mg | 無し |
亜鉛 | (0.4) | mg | 普通 |
銅 | (0.01) | mg | 低い |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | (16) | μg | 多い |
セレン | (3) | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | (4) | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (37) | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (6) | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (6) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | (37) | μg | 多い |
ビタミンD | (0.3) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.1) | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (2) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.04) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.15) | mg | 多い |
ナイアシン | (0.1) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.03) | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0.3) | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.54) | mg | 普通 |
ビオチン | (1.8) | μg | 普通 |
ビタミンC | (1) | mg | 普通 |
別名:ミルクゼリー/ゼラチンゼリー/ゼリー部分のみ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。