このページではメロンパンのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
メロンパンのカロリーは349kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:DELISH KITCHEN
メロンパンの可食部100gあたりのカロリーは、349kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中227位です。これは多い順にすると上位14%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでメロンパンのカロリーを評価すると、137件中66位です。これは上位から48%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 349Kcal |
全体での評価 | 227位 / 1592件中(上位14%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 66位 / 137件中(上位48%…平均的) |
メロンパンはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜメロンパンのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
メロンパンのカロリーは高い理由
メロンパンは、可食部100gあたりのカロリーが349kcalと非常に高いです。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
糖質の多さ
メロンパンは、可食部100gあたりに59.6gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると体内で脂肪へと変わってしまいます。メロンパンの糖質量は多いため、カロリーも高くなっています。
食物繊維の少なさ
メロンパンには、可食部100gあたりに1.7gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化を促進し、満腹感を与える効果があります。しかし、メロンパンの食物繊維量は普通程度であり、満腹感を得にくくなっています。そのため、食べ過ぎてしまいがちで、カロリーが高くなってしまいます。
タンパク質・脂質の量
メロンパンには、可食部100gあたりに8gのタンパク質と10.5gの脂質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の材料として重要ですが、過剰摂取はエネルギー源となります。また、脂質もエネルギー源として機能しますが、摂りすぎると体内に蓄積されてしまいます。メロンパンのタンパク質と脂質の量は普通程度であり、これもカロリーが高い理由の一つです。
以上のように、メロンパンのカロリーが高い理由は、糖質の多さ、食物繊維の少なさ、タンパク質・脂質の量などが影響しています。カロリーを気にする方は、摂取量に注意する必要があります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「メロンパン」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 59.6g | 4 | 238.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.7g | 2 | 3.4kcal |
たんぱく質 | 8.0g | 4 | 32kcal |
脂質 | 10.5g | 9 | 94.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「メロンパン」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、238.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
メロンパンは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:NHKきょうの料理
メロンパンは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも人気のある「メロンパン」は、一見すると美味しそうで魅力的です。しかし、糖質量が59.6gもあることはご存知でしょうか。
メロンパンは低糖質ダイエットに不向き
メロンパンは、外側にクッキー生地を使用し、内側には甘いカスタードクリームが入っています。そのため、糖質量が非常に高くなっています。
低糖質ダイエットを行っている方にとっては、メロンパンは避けるべき食品と言えます。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑え、脂肪の蓄積を防ぐことができます。しかし、メロンパンはその目的に反する食品と言えます。
糖質制限の重要性
糖質制限は、ダイエットだけでなく、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防にも効果的です。糖質を摂りすぎると、血糖値が急激に上昇し、インスリンの分泌が過剰になります。その結果、脂肪が蓄積されやすくなり、体重増加や生活習慣病のリスクが高まるのです。
低糖質ダイエットを行う際には、糖質の摂取量を抑えることが重要です。そのため、メロンパンのような高糖質な食品は避けるべきです。
代替品としての選択肢
メロンパンが好きだけど、低糖質ダイエットを実践したいという場合は、代替品を選ぶことがおすすめです。最近では、糖質を抑えた低糖質メロンパンも販売されています。また、低糖質のお菓子やスイーツも多くありますので、そちらを選ぶことで、糖質制限を守りながらも甘いものを楽しむことができます。
まとめ
メロンパンは、糖質量が59.6gと非常に高く、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質制限を行う際には、メロンパンの摂取を控えるか、代替品を選ぶことがおすすめです。健康的な食生活を送るためには、糖質制限を意識した食事選びが重要です。
メロンパンは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Nadia
メロンパンは低脂質ダイエットに不向き
メロンパンは、日本の代表的な菓子の一つです。外側はサクサクとした食感のパン生地で、中には甘いクリームが入っています。その見た目のかわいらしさや美味しさから、多くの人々に愛されています。
しかし、メロンパンは低脂質ダイエットには不向きな食品です。その理由を以下に説明します。
高脂質なパン生地
メロンパンの外側のパン生地は、バターやマーガリンを使用して作られています。これらの油脂は、脂質の摂取量を高める要因となります。特にバターは、飽和脂肪酸が多く含まれており、健康に悪影響を及ぼすことが知られています。
甘いクリームのカロリー
メロンパンの中には、甘いクリームが入っています。このクリームは、砂糖やバターを主成分としており、カロリーが高いです。砂糖は空腹感を抑える作用があり、食べ過ぎの原因となることもあります。また、バターは脂質の摂取量を増やすため、ダイエット中には避けるべき食品です。
食事のバランスを考える
低脂質ダイエットを行う際には、バランスの良い食事が重要です。メロンパンは、脂質や糖分が多く含まれているため、他の栄養素とのバランスが崩れてしまいます。ダイエット中には、野菜や果物、タンパク質を豊富に含む食品を選ぶことが大切です。
まとめ
メロンパンは、見た目や味の魅力から人々に愛されていますが、低脂質ダイエットには不向きな食品です。高脂質なパン生地や甘いクリームのカロリーが、ダイエットの努力を台無しにしてしまう可能性があります。ダイエットを成功させるためには、食事のバランスを考えた上で、メロンパンの摂取量を制限することが重要です。
最後に、メロンパンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「メロンパン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 349 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 59.9 | g | |
└糖質 | 59.6 | g | 多い |
└食物繊維 | 1.7 | g | 普通 |
たんぱく質 | 8.0 | g | 普通 |
脂質 | 10.5 | g | 普通 |
「メロンパン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 20.9 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 37 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「メロンパン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 210 | mg | 普通 |
カリウム | 110 | mg | 低い |
カルシウム | 26 | mg | 普通 |
マグネシウム | 16 | mg | 普通 |
リン | 84 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.28 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 4 | μg | 多い |
セレン | 15 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 12 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 37 | μg | 多い |
└α-カロテン | 10 | μg | 多い |
└β-カロテン | 24 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 31 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 40 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.7 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 3 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.0 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.38 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.2 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。