このページでは、菓子の葛まんじゅうを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
葛まんじゅうのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは葛まんじゅうの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 216 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (51.4) | g | |
└糖質 | (49.8) | g | 多い |
└食物繊維 | (2.2) | g | 多い |
たんぱく質 | (3.1) | g | 低い |
脂質 | (0.2) | g | 低い |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、菓子分類に所属する正式名称「<和生菓子・和半生菓子類> まんじゅう くずまんじゅう こしあん入り」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、葛まんじゅうがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
葛まんじゅうはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Eレシピ
葛まんじゅうとは?どんな食材?
葛まんじゅうは、日本の伝統的な和菓子の一つです。葛という植物を主成分としており、その他にもさまざまな食材が使用されています。以下に、葛まんじゅうの主な食材を3つご紹介します。
1. 葛粉
葛まんじゅうの主成分である葛粉は、葛の根を乾燥させて粉末にしたものです。葛は日本に古くから自生しており、その根は粘り気があります。葛粉は水に溶かすととろみが出るため、葛まんじゅうのもちもちとした食感を作るのに欠かせない食材です。
2. あんこ
葛まんじゅうには、一般的にあんこが入っています。あんこは、砂糖で甘く煮たあんこ豆をつぶして作られる甘いペースト状の具材です。葛まんじゅうには、こしあんやこし餡、つぶあんなどさまざまな種類のあんこが使用されます。あんこの甘さと葛まんじゅうのもちもちとした食感が相まって、美味しい和菓子に仕上がります。
3. 砂糖
葛まんじゅうには、砂糖が使用されます。砂糖は葛まんじゅうの甘さを引き立てる役割を果たしています。砂糖は葛粉とあんこと一緒に練り込まれ、まんじゅうの生地に甘さを与えます。適度な甘さがありながらも、葛まんじゅうの素材の風味を引き立てるために、砂糖の量は丁寧に調整されます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は葛まんじゅうがダイエットにどう役立つか説明します!
葛まんじゅうはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Eレシピ
葛まんじゅうの栄養データ
「葛まんじゅう」の栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
1. 糖質が多い
葛まんじゅうは、可食部100gあたりの糖質が49.8gと多いです。糖質はエネルギーの源となる栄養素であり、身体の活動に必要な糖分を補給することができます。
2. 食物繊維が多い
葛まんじゅうには、可食部100gあたりの食物繊維が2.2g含まれています。食物繊維は腸内環境を整える働きや便秘の予防に役立ちます。また、食物繊維は食事の満腹感を高めるため、過食を防ぐ効果も期待できます。
3. 脂質・塩分が低い
葛まんじゅうは、可食部100gあたりの脂質が0.2g、塩分が0.1gと低いです。脂質や塩分の摂り過ぎは健康に悪影響を及ぼすことがありますが、葛まんじゅうはその点で心配する必要がありません。
以上のように、葛まんじゅうは糖質が多く、食物繊維が豊富で脂質・塩分が低いという特徴があります。これらの特徴から、葛まんじゅうはエネルギー補給や腸内環境の改善、過食防止に役立つ健康的な食材と言えます。ただし、糖質の摂り過ぎには注意が必要ですので、適量を守って摂取することが大切です。
おすすめ:葛まんじゅうのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
葛まんじゅうに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Eレシピ
1. ミネラルバランスが良い
葛まんじゅうは、無機質栄養データを見ると、ナトリウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルを含んでいます。特にカリウムは普通量であり、バランスの良いミネラル摂取が期待できます。
2. ヨウ素やセレンが含まれない
葛まんじゅうには、ヨウ素やセレンが含まれていません。これは他の食材と比べると欠点と言えるかもしれませんが、これらのミネラルは他の食材から摂取することもできるため、バランスの取れた食事を心掛ければ問題ありません。
3. クロムやモリブデンが多く含まれる
葛まんじゅうには、クロムやモリブデンが多く含まれています。クロムは多い量であり、モリブデンも多い方です。これらのミネラルは体内の代謝や酵素の働きに関与しており、適量の摂取が重要です。
以上のように、葛まんじゅうはミネラルバランスが良く、クロムやモリブデンが多く含まれているという特徴があります。ミネラルの摂取に注意しながら、食べることでバランスの取れた食事に貢献できるでしょう。
葛まんじゅうに含まれるビタミンを解説!
引用元:Eレシピ
葛まんじゅうのビタミンの特徴
葛まんじゅうに含まれるビタミンの特徴は以下の3つです。
1. ビタミンEがほとんど含まれていない
葛まんじゅうに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールやβ-トコフェロールといった成分はほとんど含まれていません。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果がありますが、葛まんじゅうにはその効果を期待することはできません。
2. ビタミンKが普通の量含まれている
葛まんじゅうにはビタミンKが含まれており、その量は普通と言えます。ビタミンKは血液の凝固を助ける働きがあり、骨の健康にも関与しています。葛まんじゅうを食べることで、ビタミンKを摂取することができます。
3. ビタミンB群が低い量含まれている
葛まんじゅうにはビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸が含まれていますが、その量は低いと言えます。ビタミンB群はエネルギー代謝に関与し、神経や皮膚の健康維持にも重要ですが、葛まんじゅうを摂取するだけでは十分な量を摂ることはできません。
以上のように、葛まんじゅうに含まれるビタミンの特徴はビタミンEがほとんど含まれていない、ビタミンKが普通の量含まれている、ビタミンB群が低い量含まれているということです。葛まんじゅうを食べる際には、他の食品からバランスよくビタミンを摂ることが大切です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は葛まんじゅうの使用例としてレシピをご紹介します。
葛まんじゅうを使ったレシピ5選!
#1 かんたんぷるぷる!葛まんじゅう
練り小豆、葛粉、砂糖
市販のあんこを使って気軽に作れる葛まんじゅうです。水に溶かした砂糖と葛粉を火にかけて、透明になるまでかき回すととろんとした液体に。…
レシピを見る#2 葛まんじゅう
葛粉、抹茶、砂糖、こしあん、きな粉
このレシピは、葛粉を使った栗入りの葛まんじゅうの作り方です。抹茶を加えて緑色に仕上げ、見た目も美しい一品です。…
レシピを見る#3 葛まんじゅう
こしあん、葛粉、砂糖
このレシピは葛粉を使った葛まんじゅうの作り方です。もっちりとした食感が美味しい葛まんじゅうは、暑い季節にピッタリのおやつです。…
レシピを見る#5 葛まんじゅう
葛粉、砂糖、練り粒あん
このレシピは葛粉を使った葛まんじゅうの作り方です。見た目にも涼しげな和菓子で、冷蔵庫に入れるとかたくなってしまうので注意が必要です。…
レシピを見る最後に、葛まんじゅうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「葛まんじゅう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 216 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (51.4) | g | |
└糖質 | (49.8) | g | 多い |
└食物繊維 | (2.2) | g | 多い |
たんぱく質 | (3.1) | g | 低い |
脂質 | (0.2) | g | 低い |
「葛まんじゅう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (45.0) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.3) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「葛まんじゅう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (48) | mg | 普通 |
カリウム | (22) | mg | 低い |
カルシウム | (24) | mg | 普通 |
マグネシウム | (10) | mg | 低い |
リン | (30) | mg | 低い |
鉄 | (0.9) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.3) | mg | 普通 |
銅 | (0.08) | mg | 普通 |
マンガン | (0.23) | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | (1) | μg | 多い |
モリブデン | (19) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.4) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (1.2) | mg | 多い |
ビタミンK | (2) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.01) | mg | 低い |
ビタミンB2 | (0.02) | mg | 低い |
ナイアシン | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.02) | mg | 低い |
ビオチン | (0.8) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: くずざくら/小豆こしあん入り/部分割合: 皮 2、あん 3
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。