このページではこんにゃくゼリーのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
こんにゃくゼリーのカロリーは65kcal(100gあたり)!これってどうなの?
こんにゃくゼリーの可食部100gあたりのカロリーは、65kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1172位です。これは多い順にすると上位73%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでこんにゃくゼリーのカロリーを評価すると、137件中135位です。これは上位から98%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 65Kcal |
全体での評価 | 1172位 / 1592件中(上位73%…低い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 135位 / 137件中(上位98%…かなり低い) |
こんにゃくゼリーはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜこんにゃくゼリーのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
なぜこんにゃくゼリーのカロリーは低いのか?
こんにゃくゼリーのカロリーが他の食材に比べて低い理由について、以下の栄養データを参考に解説します。
カロリーが低い
こんにゃくゼリーは、可食部100gあたり65kcalという低いカロリーです。これは、こんにゃくゼリーが主成分として含む水分量が多いためです。水分が多い食材は、同じ重さでもカロリーが低くなります。そのため、こんにゃくゼリーはダイエットやカロリーコントロールを意識している方にとって、理想的なスイーツと言えるでしょう。
糖質が普通
こんにゃくゼリーの糖質は可食部100gあたり15.6gです。糖質の量は普通とされています。糖質はエネルギー源となるため、適度な摂取が必要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあります。こんにゃくゼリーは糖質の摂取量を抑えたい方にもおすすめです。
食物繊維が普通
こんにゃくゼリーの食物繊維は可食部100gあたり0.8gです。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする役割を果たします。こんにゃくゼリーには普通の量の食物繊維が含まれているため、健康を意識した食事に取り入れることができます。
タンパク質は無し
こんにゃくゼリーには可食部100gあたりタンパク質が含まれていません。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素となる重要な栄養素ですが、こんにゃくゼリーは主にこんにゃく粉や水を主成分としているため、タンパク質の含有量は極めて低いです。タンパク質を摂取するためには、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が必要です。
脂質が低い
こんにゃくゼリーの脂質は可食部100gあたり0.1gです。脂質はエネルギー源となるだけでなく、体温調節やビタミンの吸収にも関与していますが、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める恐れがあります。こんにゃくゼリーは脂質の摂取量を抑えたい方にも適しています。
以上の栄養データからわかるように、こんにゃくゼリーはカロリーや糖質、脂質が低く、食物繊維は普通の量含まれています。これらの特徴から、ダイエットや健康を意識した食事に取り入れることができるスイーツとして人気があります。ただし、タンパク質の摂取には他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が必要ですので、注意が必要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「こんにゃくゼリー」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (15.6)g | 4 | 62.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.8)g | 2 | 1.6kcal |
たんぱく質 | 0g | 4 | 0kcal |
脂質 | (0.1)g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「こんにゃくゼリー」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、62.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
こんにゃくゼリーは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
こんにゃくゼリーは、低糖質ダイエットに使える?
こんにゃくゼリーは、最近人気のある菓子の一つです。その理由は、低カロリーであることや、ダイエット中でも食べやすい食材であることです。しかし、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、注意が必要な食品と言えます。
糖質量が15.6gで、ダイエットには不向き
こんにゃくゼリーは、一般的に糖質量が15.6g含まれています。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、この糖質量は少なくはありません。低糖質ダイエットでは、1日に摂取する糖質の量を制限する必要があります。そのため、こんにゃくゼリーを食べることで、一食分の糖質制限を大幅に超えてしまう可能性があるのです。
糖質制限を意識した食品を選ぶべき
低糖質ダイエットを行っている方にとっては、こんにゃくゼリーは避けるべき食品と言えます。代わりに、糖質量が少ない食品を選ぶことが重要です。例えば、野菜や鶏肉、魚などは糖質量が少なく、ダイエットに適しています。また、糖質を抑えたスイーツやおやつも市販されていますので、それらを選ぶことも一つの方法です。
まとめ
こんにゃくゼリーは、低カロリーでダイエット中でも食べやすい食材ですが、低糖質ダイエットを行っている方にとっては避けるべき食品と言えます。糖質量が15.6g含まれており、糖質制限を意識している方にとっては一食分の糖質制限を超える可能性があります。糖質制限を行う際には、糖質量が少ない食品を選ぶことが重要です。ダイエット中でも美味しく食事を楽しみながら、健康的な体を目指しましょう。
こんにゃくゼリーは、低脂質ダイエットに使える!?
こんにゃくゼリーは、低脂質ダイエットに使える?
こんにゃくゼリーは、低脂質ダイエットに特に効果的であると言われています。その理由は、こんにゃくゼリーの脂質量が非常に低いからです。実際、こんにゃくゼリーに含まれる脂質はたったの0.1gです。
低脂質であることのメリット
低脂質ダイエットを実践している方にとって、こんにゃくゼリーは理想的な食品です。脂質はカロリーの主要な源であり、摂りすぎると体重増加の原因となります。しかし、こんにゃくゼリーは脂質量が非常に少ないため、カロリー摂取を抑えることができます。
こんにゃくゼリーの特徴
こんにゃくゼリーは、こんにゃく芋から作られる食品であり、主成分は水溶性食物繊維であるグルコマンナンです。このグルコマンナンは、満腹感を与える効果があり、食事の量を制限することができます。また、脂質や糖質の吸収を抑える効果もあります。これにより、ダイエット中でも満足感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。
こんにゃくゼリーの食べ方
こんにゃくゼリーは、そのまま食べるだけでなく、フルーツやヨーグルトと一緒に食べることもできます。また、さまざまなフレーバーがあり、味のバリエーションも楽しむことができます。ダイエット中でも飽きずに食べることができるので、長期間続けることができます。
注意点
ただし、こんにゃくゼリーは食物繊維が豊富なため、消化に時間がかかります。そのため、食べ過ぎると消化不良や腹痛の原因となることがあります。適量を守って摂取することが大切です。
まとめ
こんにゃくゼリーは、低脂質ダイエットに特に効果的な食品です。低脂質であるためカロリー摂取を抑えることができ、満腹感を与える効果もあります。さまざまな食べ方や味のバリエーションも楽しめるため、長期間続けることができます。ただし、適量を守って摂取することが重要です。こんにゃくゼリーを上手に取り入れて、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、こんにゃくゼリーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「こんにゃくゼリー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 65 | Kcal | 低い |
炭水化物 | (16.4) | g | |
└糖質 | (15.6) | g | 普通 |
└食物繊維 | (0.8) | g | 普通 |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | (0.1) | g | 低い |
「こんにゃくゼリー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (83.2) | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.4) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「こんにゃくゼリー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (58) | mg | 普通 |
カリウム | (110) | mg | 低い |
カルシウム | (15) | mg | 普通 |
マグネシウム | (1) | mg | 低い |
リン | (37) | mg | 低い |
鉄 | (Tr) | mg | 無し |
亜鉛 | (Tr) | mg | 無し |
銅 | (Tr) | mg | 無し |
マンガン | (0.01) | mg | 低い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | (1) | μg | 多い |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (1) | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (Tr) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (2) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB6 | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。