このページではきりざんしょのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
きりざんしょのカロリーは245kcal(100gあたり)!これってどうなの?
きりざんしょの可食部100gあたりのカロリーは、245kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中472位です。これは多い順にすると上位29%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのできりざんしょのカロリーを評価すると、137件中104位です。これは上位から75%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 245Kcal |
全体での評価 | 472位 / 1592件中(上位29%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 104位 / 137件中(上位75%…低い) |
きりざんしょはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜきりざんしょのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
きりざんしょのカロリーが高い理由
「きりざんしょ」は、可食部100gあたり245kcalのカロリーを含んでおり、他の食材と比較して高いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
糖質が多い
「きりざんしょ」には、可食部100gあたり59.4gの糖質が含まれています。糖質は、エネルギー源として体内で利用されるため、摂取するとカロリーとして蓄積されます。糖質の多さがきりざんしょのカロリーを高くしている一因と言えます。
食物繊維が普通
「きりざんしょ」には、可食部100gあたり0.2gの食物繊維が含まれています。食物繊維は、消化吸収されにくく、カロリーとして蓄積されにくい特徴があります。しかし、「きりざんしょ」の食物繊維量は普通とされており、他の栄養素と比較してカロリーを抑える効果は限定的です。
タンパク質と脂質が低い
「きりざんしょ」には、可食部100gあたり2.1gのタンパク質と0.3gの脂質が含まれています。タンパク質と脂質は、エネルギー源としても利用されますが、その含有量が低いため、カロリーの主要な供給源ではありません。これも、きりざんしょのカロリーが高くなる要因の一つです。
以上の栄養データから分かるように、「きりざんしょ」のカロリーが高い理由は、糖質の多さが主な要因であると言えます。糖質の摂取量を意識する際には、きりざんしょのカロリーを考慮に入れることが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「きりざんしょ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (59.4)g | 4 | 237.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.2)g | 2 | 0.4kcal |
たんぱく質 | (2.1)g | 4 | 8.4kcal |
脂質 | (0.3)g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「きりざんしょ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、237.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
きりざんしょは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
きりざんしょは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも特に人気のある「きりざんしょ」は、糖質量が59.4gと高い値を示しています。このため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な食品と言えるでしょう。
糖質制限を目指す方にとっては不向きな食品
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで血糖値の上昇を抑え、体脂肪の燃焼を促進するというものです。そのため、糖質量の多い食品は避けるべきです。
「きりざんしょ」は、糖質量が59.4gと非常に高い値を示しています。これは低糖質ダイエットを実践している方にとっては、一日の糖質摂取目標を超えてしまう可能性があるということです。
他の低糖質のお菓子を選ぶべき
低糖質ダイエットを実践する際には、糖質量の少ない食品を選ぶことが重要です。例えば、糖アルコールを使用したお菓子や、糖質を積極的にカットしたお菓子などがあります。
これらのお菓子は、糖質量を抑えながらも美味しさを楽しむことができます。また、糖質制限を目指す方にとっては、満足感を得ながら糖質を抑えることができるため、長期的なダイエットの継続にもつながります。
まとめ
「きりざんしょ」は、糖質量が59.4gと高いため、低糖質ダイエットを実践する際には避けるべき食品です。代わりに、糖質量の少ないお菓子を選ぶことで、美味しさを楽しみながら糖質制限を実現することができます。
低糖質ダイエットは、健康的な体重管理や血糖値のコントロールに効果的です。食品選びに注意しながら、バランスの取れた食事と適度な運動と合わせて取り組むことが大切です。
きりざんしょは、低脂質ダイエットに使える!?
きりざんしょは、低脂質ダイエットに使える?
「きりざんしょは低脂質ダイエットに特に効果的」と言われていますが、本当でしょうか?今回は、その根拠や理由についてご説明いたします。
きりざんしょの脂質量は0.3g
まず、きりざんしょの脂質量についてご説明いたします。きりざんしょは、脂質が0.3gと非常に低いです。この数字は、一般的なお菓子と比較しても非常に低い値です。脂質を制限したい方にとって、きりざんしょは選びやすいお菓子と言えるでしょう。
低脂質ダイエットの効果
低脂質ダイエットは、脂肪摂取を制限することで体重の管理や健康維持に効果があります。脂質は高カロリーなため、摂り過ぎると体重が増えやすくなります。そのため、脂質を制限することでカロリー摂取を抑えることができます。
きりざんしょの効果的な摂り方
低脂質ダイエットにおいて、きりざんしょを効果的に摂る方法についてご説明いたします。まず、適量を守ることが重要です。お菓子はついつい食べ過ぎてしまいがちですが、適量を守ることでカロリー摂取を抑えることができます。また、きりざんしょを食べる際には、他の高脂質な食品との組み合わせにも注意が必要です。脂質を制限するためには、他の食事やおやつで摂る脂質量も考慮する必要があります。
まとめ
きりざんしょは、低脂質ダイエットに使えるお菓子と言えます。脂質量が0.3gと非常に低く、低脂質ダイエットの効果を期待することができます。しかし、適量を守ることや他の食品との組み合わせにも注意が必要です。低脂質ダイエットを実践したい方は、きりざんしょを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後に、きりざんしょの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「きりざんしょ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 245 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (59.3) | g | |
└糖質 | (59.4) | g | 多い |
└食物繊維 | (0.2) | g | 普通 |
たんぱく質 | (2.1) | g | 低い |
脂質 | (0.3) | g | 低い |
「きりざんしょ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (38.0) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.3) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | (0.2) | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「きりざんしょ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (66) | mg | 普通 |
カリウム | (31) | mg | 低い |
カルシウム | (2) | mg | 低い |
マグネシウム | (8) | mg | 低い |
リン | (32) | mg | 低い |
鉄 | (0.3) | mg | 低い |
亜鉛 | (0.3) | mg | 普通 |
銅 | (0.07) | mg | 普通 |
マンガン | (0.25) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (Tr) | μg | 無し |
セレン | (1) | μg | 普通 |
クロム | (Tr) | μg | 無し |
モリブデン | (26) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.1) | mg | 低い |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | (0.03) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.01) | mg | 低い |
ナイアシン | (0.4) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.04) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.22) | mg | 普通 |
ビオチン | (0.4) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。