このページではかりんとうのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
かりんとうのカロリーは420kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
かりんとうの可食部100gあたりのカロリーは、420kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中108位です。これは多い順にすると上位6%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでかりんとうのカロリーを評価すると、137件中31位です。これは上位から22%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 420Kcal |
全体での評価 | 108位 / 1592件中(上位6%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 31位 / 137件中(上位22%…高い) |
かりんとうはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜかりんとうのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:dancyu
かりんとうのカロリーが高い理由
かりんとうは、可食部100gあたりのカロリーが420kcalと、他の食材と比較して高い値となっています。
糖質の多さ
かりんとうは、可食部100gあたりの糖質が76.1gと多いです。糖質は体内でエネルギー源として利用されますが、摂りすぎると血糖値の急上昇を引き起こし、肥満や糖尿病のリスクを高める可能性があります。
脂質の多さ
かりんとうは、可食部100gあたりの脂質が11.6gと多いです。脂質はエネルギー源としても重要ですが、摂りすぎると体内に蓄積され、肥満や動脈硬化の原因となる可能性があります。
食物繊維の少なさ
かりんとうは、可食部100gあたりの食物繊維が1.2gと普通です。食物繊維は腸内環境を整えたり、便通を促進したりする役割がありますが、かりんとうにはそれほど含まれていないため、食物繊維の摂取量が不足しがちになります。
タンパク質の普通さ
かりんとうは、可食部100gあたりのタンパク質が7.5gと普通です。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素ですが、かりんとうには必要な量のタンパク質が含まれているとは言えません。
以上の理由から、かりんとうはカロリーが高く、糖質や脂質が多いと評価されます。適度な量で楽しむことが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「かりんとう」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (76.1)g | 4 | 304.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (1.2)g | 2 | 2.4kcal |
たんぱく質 | (7.5)g | 4 | 30kcal |
脂質 | (11.6)g | 9 | 104.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「かりんとう」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、304.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
かりんとうは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:アサヒビール
かりんとうは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも、特に日本の伝統的なお菓子である「かりんとう」は、その甘さと香ばしさで人気があります。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、糖質量が気になるポイントです。
かりんとうの糖質量は76.1g
実際にかりんとうの糖質量を調べてみると、1袋あたりの糖質量は約76.1gとなっています。これは、一般的なお菓子と比べるとかなり高い数値です。低糖質ダイエットでは、1日の摂取糖質量を制限することが一般的ですが、かりんとうを食べるだけでその制限を超えてしまう可能性があります。
かりんとうは低糖質ダイエットに不向き
そのため、かりんとうは低糖質ダイエットには不向きと言えます。糖質を制限することで体内の脂肪を燃焼しやすくするため、糖質量の高い食品は控えるべきです。かりんとうは、砂糖や蜂蜜を使用しているため、糖質量が高くなってしまいます。
代替品としての選択肢
しかし、かりんとうが好きで我慢できない場合は、低糖質の代替品を選ぶこともできます。最近では、糖質を抑えたかりんとうも販売されています。砂糖の代わりに甘味料を使用したり、小麦粉の代わりに大豆粉を使用したりすることで、糖質を減らしています。これらの代替品を選ぶことで、かりんとうの味を楽しむことができるかもしれません。
まとめ
かりんとうは、その甘さと香ばしさで人気のあるお菓子ですが、低糖質ダイエットには不向きです。糖質量が高いため、制限を超えてしまう可能性があります。代替品を選ぶことで、かりんとうの味を楽しむことができるかもしれません。低糖質ダイエットを実践している方は、かりんとうの摂取には注意が必要です。
かりんとうは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
かりんとうは、低脂質ダイエットに使える?
「かりんとうは低脂質ダイエットに不向き」ということをお伝えいたします。
かりんとうの脂質量
まず、かりんとうの脂質量についてご説明いたします。かりんとう100gあたりの脂質量は11.6gです。この数値からも、かりんとうには一定の脂質が含まれていることがわかります。
低脂質ダイエットの目標
低脂質ダイエットを行う方々の目標は、摂取する脂質の量を減らすことです。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰な摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高めることがあります。そのため、低脂質ダイエットでは脂質の摂取量を制限することが求められます。
かりんとうの脂質量と低脂質ダイエット
かりんとうの脂質量が11.6gであることを考慮すると、低脂質ダイエットにおいてはかりんとうの摂取は制限されるべきです。脂質摂取量を減らすためには、かりんとうのような脂質を多く含む菓子類を控える必要があります。
代替品の選択
低脂質ダイエットを行う際には、かりんとうの代わりに低脂質のお菓子やスナックを選ぶことをおすすめします。例えば、無塩のポップコーンや焼き海苔、野菜スティックなどが挙げられます。これらの食品は脂質量が少なく、ダイエットに適した選択肢となります。
まとめ
かりんとうは、低脂質ダイエットには不向きな食品です。脂質摂取量を制限するためには、かりんとうのような脂質を多く含む菓子類の摂取を控える必要があります。代わりに低脂質のお菓子やスナックを選ぶことで、健康的なダイエットを実践することができます。
最後に、かりんとうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「かりんとう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 420 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (76.3) | g | |
└糖質 | (76.1) | g | 多い |
└食物繊維 | (1.2) | g | 普通 |
たんぱく質 | (7.5) | g | 普通 |
脂質 | (11.6) | g | 多い |
「かりんとう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (3.5) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.1) | g | 普通 |
コレステロール | (Tr) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「かりんとう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (7) | mg | 普通 |
カリウム | (300) | mg | 普通 |
カルシウム | (66) | mg | 多い |
マグネシウム | (27) | mg | 普通 |
リン | (57) | mg | 普通 |
鉄 | (1.6) | mg | 多い |
亜鉛 | (0.7) | mg | 普通 |
銅 | (0.16) | mg | 多い |
マンガン | (0.53) | mg | 多い |
ヨウ素 | (3) | μg | 多い |
セレン | (28) | μg | 多い |
クロム | (4) | μg | 多い |
モリブデン | (19) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (3) | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (3) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (1.6) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (6.0) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (1.2) | mg | 多い |
ビタミンK | (18) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.10) | mg | 多い |
ビタミンB2 | (0.05) | mg | 普通 |
ナイアシン | (1.0) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.21) | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.84) | mg | 多い |
ビオチン | (9.7) | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。