このページでは芋かりんとうのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
芋かりんとうのカロリーは465kcal(100gあたり)!これってどうなの?
芋かりんとうの可食部100gあたりのカロリーは、465kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中82位です。これは多い順にすると上位5%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルので芋かりんとうのカロリーを評価すると、137件中19位です。これは上位から13%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 465Kcal |
全体での評価 | 82位 / 1592件中(上位5%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 19位 / 137件中(上位13%…高い) |
芋かりんとうはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ芋かりんとうのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
芋かりんとうのカロリーが高い理由
芋かりんとうのカロリーは、可食部100gあたり465kcalと非常に高いです。これは他の食材と比較しても高いと評価されます。その理由を以下に説明します。
糖質が多い
芋かりんとうには、可食部100gあたり73.9gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として働き、摂取した糖質は体内でブドウ糖に分解されます。そのため、糖質の摂取量が多いほどカロリーも高くなります。
食物繊維が多い
芋かりんとうには、可食部100gあたり2.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収されずに体内を通過するため、カロリーに直接影響はありません。しかし、食物繊維は満腹感を与えるため、食べ過ぎを防ぐ効果があります。
タンパク質が低い
芋かりんとうには、可食部100gあたり1.4gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の構成要素であり、エネルギー源としても働きます。しかし、芋かりんとうのタンパク質含有量は低いため、カロリーの主要な源ではありません。
脂質が多い
芋かりんとうには、可食部100gあたり20.6gの脂質が含まれています。脂質はカロリーの主要な源の一つであり、1gあたり9kcalのエネルギーを提供します。芋かりんとうの脂質含有量が多いため、カロリーも高くなっています。
以上の理由から、芋かりんとうはカロリーが高いと評価されます。糖質や脂質の含有量が多く、タンパク質は低いため、摂取する際には適度な量を守ることが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「芋かりんとう」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (73.9)g | 4 | 295.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (2.6)g | 2 | 5.2kcal |
たんぱく質 | (1.4)g | 4 | 5.6kcal |
脂質 | (20.6)g | 9 | 185.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「芋かりんとう」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、295.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
芋かりんとうは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
芋かりんとうは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも人気のある「芋かりんとう」は、その甘さとサクサクした食感が魅力です。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、糖質量が気になるところです。
芋かりんとうの糖質量
実際に芋かりんとうの糖質量を調べてみると、なんと73.9gも含まれていることがわかりました。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、この数値は非常に高いと言えるでしょう。
低糖質ダイエットに不向きな理由
芋かりんとうが低糖質ダイエットに不向きな理由は、その糖質量にあります。低糖質ダイエットでは、糖質摂取を制限することで血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼を促進することが目的です。
しかし、芋かりんとうの糖質量は非常に高いため、摂取すると血糖値が急上昇し、脂肪燃焼が妨げられる可能性があります。また、糖質を摂りすぎると体重の増加や生活習慣病のリスクが高まることも考えられます。
代替品の選択
低糖質ダイエットを実践している方には、芋かりんとうの代替品を選ぶことをおすすめします。例えば、糖質が少ないナッツやシリアルを選ぶことで、満足感を得ながら糖質摂取を抑えることができます。
また、芋かりんとうの代替品としては、低糖質のお菓子やスイーツもあります。最近では、糖質を抑えた商品が増えてきており、美味しさを楽しみながら低糖質ダイエットを続けることができます。
まとめ
芋かりんとうは、その甘さと食感が魅力的な菓子ですが、低糖質ダイエットには不向きです。糖質量が非常に高く、血糖値の上昇や脂肪燃焼の妨げになる可能性があります。代替品を選ぶことで、糖質摂取を抑えながら美味しさを楽しむことができます。低糖質ダイエットを実践する方は、芋かりんとうの摂取には注意しましょう。
芋かりんとうは、低脂質ダイエットに使える!?
低脂質ダイエットに不向きな芋かりんとう
芋かりんとうは、日本の伝統的なお菓子の一つです。甘くてサクサクした食感が特徴で、多くの人々に愛されています。しかし、芋かりんとうは低脂質ダイエットには不向きな食品です。なぜなら、芋かりんとうには高い脂質含有量があるからです。
芋かりんとうの脂質含有量
芋かりんとうの脂質含有量は、100gあたり20.6gとなっています。この数値は、低脂質ダイエットを目指す人にとってはかなり高いものです。低脂質ダイエットでは、通常、1日の摂取脂質量を制限する必要があります。そのため、芋かりんとうを食べることで、一食分の脂質摂取量を大幅に超えてしまう可能性があります。
低脂質ダイエットにおすすめの食品
低脂質ダイエットを実践する場合には、芋かりんとうの代わりに低脂質な食品を選ぶことが重要です。例えば、野菜や魚、豆腐などは低脂質であり、栄養価も高い食品です。また、脂質を抑えた調理法を選ぶことも効果的です。蒸したり、焼いたりすることで脂質を減らすことができます。
まとめ
芋かりんとうは、美味しいお菓子ですが、低脂質ダイエットには不向きな食品です。その理由は、芋かりんとうに含まれる脂質が比較的高いためです。低脂質ダイエットを実践する場合には、代わりに野菜や魚、豆腐などの低脂質な食品を選ぶことがおすすめです。また、脂質を抑えた調理法を取り入れることも効果的です。健康的な食生活を送るためには、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
最後に、芋かりんとうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「芋かりんとう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 465 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (71.3) | g | |
└糖質 | (73.9) | g | 多い |
└食物繊維 | (2.6) | g | 多い |
たんぱく質 | (1.4) | g | 低い |
脂質 | (20.6) | g | 多い |
「芋かりんとう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (5.5) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.2) | g | 普通 |
コレステロール | (Tr) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「芋かりんとう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (13) | mg | 普通 |
カリウム | (550) | mg | 多い |
カルシウム | (41) | mg | 普通 |
マグネシウム | (28) | mg | 普通 |
リン | (54) | mg | 普通 |
鉄 | (0.7) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.2) | mg | 低い |
銅 | (0.20) | mg | 多い |
マンガン | (0.47) | mg | 多い |
ヨウ素 | (1) | μg | 普通 |
セレン | (1) | μg | 普通 |
クロム | (Tr) | μg | 無し |
モリブデン | (5) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (33) | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | (1) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (33) | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | (3) | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (4.3) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (12.0) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (2.2) | mg | 多い |
ビタミンK | (35) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.13) | mg | 多い |
ビタミンB2 | (0.05) | mg | 普通 |
ナイアシン | (0.9) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.30) | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (1.03) | mg | 多い |
ビオチン | (5.7) | μg | 多い |
ビタミンC | (33) | mg | 多い |
別名: 芋けんぴ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。