このページではかのこのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
かのこのカロリーは260kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
かのこの可食部100gあたりのカロリーは、260kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中429位です。これは多い順にすると上位26%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでかのこのカロリーを評価すると、137件中96位です。これは上位から70%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 260Kcal |
全体での評価 | 429位 / 1592件中(上位26%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 96位 / 137件中(上位70%…やや低い) |
かのこはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜかのこのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:キューピー3分クッキング
「かのこ」のカロリーが高い理由
「かのこ」は、可食部100gあたり260kcalのカロリーを持っています。これは他の食材と比較して「高い」と評価されています。では、なぜ「かのこ」のカロリーは高いのでしょうか。
糖質が多い
「かのこ」の栄養データを見ると、糖質が57.5gと多いことがわかります。糖質はエネルギー源となるため、糖質が多い食品はカロリーが高くなります。そのため、「かのこ」のカロリーが高い一因と言えます。
食物繊維が多い
また、「かのこ」には食物繊維が3.8g含まれています。食物繊維は消化吸収されにくく、腹持ちが良い特徴があります。そのため、食物繊維が多い食品はカロリーが高くなりやすい傾向があります。この点も、「かのこ」のカロリーが高い理由の一つと考えられます。
タンパク質と脂質が低い
一方で、「かのこ」のタンパク質は4.8g、脂質は0.4gと低い値となっています。タンパク質と脂質はエネルギー源となるため、その含有量が多いほどカロリーも高くなります。したがって、タンパク質と脂質が低い「かのこ」は、他の食材と比較してカロリーが高くなる傾向があります。
以上のように、「かのこ」のカロリーが高い理由は、糖質と食物繊維の含有量が多いこと、そしてタンパク質と脂質の含有量が低いことによるものと考えられます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「かのこ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (57.5)g | 4 | 230kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (3.8)g | 2 | 7.6kcal |
たんぱく質 | (4.8)g | 4 | 19.2kcal |
脂質 | (0.4)g | 9 | 3.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「かのこ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、230kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
かのこは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー3分クッキング
かのこは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも、かのこは日本人にとってなじみ深いお菓子です。その特徴は、独特の食感と甘さです。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、かのこは避けるべき食品とされています。
かのこの糖質量は57.5g
まず、かのこの糖質量についてですが、1袋あたり57.5gもの糖質が含まれています。低糖質ダイエットを行う際には、1日の糖質摂取量を制限する必要がありますが、かのこを食べると一気にその制限を超えてしまいます。
かのこは糖質制限に不向き
かのこを食べると、血糖値が急上昇します。糖質を摂取すると、血糖値が上がり、その結果、インシュリンというホルモンが分泌されます。このインシュリンの働きによって、血糖値は下げられますが、同時に脂肪の蓄積も促進されます。
また、かのこには食物繊維がほとんど含まれていません。食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、便秘の改善にも役立ちます。低糖質ダイエットでは、食物繊維を摂取することが重要ですが、かのこはその点でも不向きです。
代替品としての選択肢
低糖質ダイエットを実践する場合、かのこのような糖質の多いお菓子は避けるべきです。代わりに、糖質の少ないお菓子や、糖質を抑えたスイーツを選ぶことが重要です。例えば、ナッツやチーズ、野菜スティックなどは、糖質が少なく、食物繊維も豊富に含まれています。
まとめ
かのこは、糖質量が57.5gと多く、血糖値の急上昇や脂肪の蓄積を促進してしまいます。また、食物繊維もほとんど含まれていないため、低糖質ダイエットには不向きです。代わりに、糖質の少ないお菓子や、食物繊維が豊富な食品を選ぶことが大切です。かのこを食べる際には、糖質制限の範囲内で摂取するように心がけましょう。
かのこは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Nadia
かのこは、低脂質ダイエットに使える?
菓子の中でも、低脂質なおやつを探している方におすすめなのが、「かのこ」です。この記事では、かのこの低脂質ダイエットへの効果について詳しくご紹介します。
かのこの低脂質成分
かのこは、低脂質ダイエットに特に効果的なおやつです。なぜなら、かのこの脂質含有量はたったの0.4gであり、他の菓子と比べて非常に低いからです。
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を減らすことで体重をコントロールする方法です。脂質は高カロリーであり、摂りすぎると体重増加の原因となります。しかし、かのこは低脂質なので、ダイエット中でも安心して食べることができます。
かのこの栄養価
かのこは低脂質だけでなく、栄養価も豊富です。かのこには、ビタミンB1や食物繊維、カルシウムなどの栄養素が含まれています。これらの栄養素は、健康を維持するために必要なものであり、ダイエット中でもバランスの良い食事を摂ることができます。
かのこの食べ方のポイント
かのこを低脂質ダイエットに効果的に活用するためには、食べ方にも注意が必要です。まず、適量を守って食べることが大切です。かのこは低脂質であっても、摂りすぎるとカロリーが増えてしまいますので、適度な量を守りましょう。
また、かのこを食べる際には、よく噛むこともポイントです。よく噛むことで食べるスピードが遅くなり、満腹感を得ることができます。食べるスピードが速いと、脳が満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまうことがありますので、ゆっくりと味わいながら食べることが大切です。
まとめ
かのこは、低脂質ダイエットに特に効果的なおやつです。低脂質でありながら、栄養価も豊富なので、健康的なダイエットをサポートしてくれます。ただし、適量を守り、よく噛んで食べることがポイントです。かのこを上手に活用して、理想の体重を目指しましょう。
最後に、かのこの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「かのこ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 260 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (60.4) | g | |
└糖質 | (57.5) | g | 多い |
└食物繊維 | (3.8) | g | 多い |
たんぱく質 | (4.8) | g | 低い |
脂質 | (0.4) | g | 低い |
「かのこ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (34.0) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.3) | g | 低い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「かのこ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 22 | mg | 普通 |
カリウム | 93 | mg | 低い |
カルシウム | 23 | mg | 普通 |
マグネシウム | 15 | mg | 普通 |
リン | 37 | mg | 低い |
鉄 | 0.9 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.25 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | (Tr) | μg | 無し |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 31 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.9 | mg | 多い |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.1 | mg | 低い |
ビオチン | 1.3 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。