このページでは、菓子のかのこを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
かのこのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはかのこの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 260 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (60.4) | g | |
└糖質 | (57.5) | g | 多い |
└食物繊維 | (3.8) | g | 多い |
たんぱく質 | (4.8) | g | 低い |
脂質 | (0.4) | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、菓子分類に所属する正式名称「<和生菓子・和半生菓子類> かのこ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、かのこがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
かのこはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
かのことは?どんな食材?
「かのこ」とは、日本の伝統的な菓子の一つです。この菓子は、主に春の季節に作られ、お祝い事やお茶会などの特別な場で食べられます。では、かのこの特徴や食材について詳しく見ていきましょう。
1. もち米を使用した粉
かのこの主成分はもち米です。もち米は、糯米とも呼ばれ、もちもちとした食感が特徴です。このもち米を粉にして使用することで、かのこの独特な食感が生まれます。もち米の粉は、丁寧に挽かれているため、なめらかで柔らかな口当たりがあります。
2. 甘さを引き立てる砂糖
かのこの甘さは、砂糖によって引き立てられます。砂糖は、もち米の粉と混ぜ合わせることで、かのこに甘さを与えます。この砂糖の甘さが、かのこの味わいを豊かにしています。また、砂糖は上品な甘さをもたらすため、かのこを食べる際には、ほどよい甘さを楽しむことができます。
3. 季節の風味を添える桜の花
かのこには、桜の花が使われることがあります。桜の花は、日本の春の象徴であり、華やかな香りと美しいピンク色が特徴です。かのこに桜の花を加えることで、季節感を演出し、華やかさをプラスします。また、桜の花の風味は、かのこに独特な香りを与え、口の中で爽やかな感覚を味わうことができます。
以上のように、かのこはもち米を使用した粉と砂糖によって作られ、桜の花が加えられることで季節の風味を添えています。このような食材の組み合わせにより、かのこは独特な食感と味わいを持つ伝統的な菓子となっています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はかのこがダイエットにどう役立つか説明します!
かのこはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キューピー3分クッキング
1. 糖質が多くエネルギー源として役立つ
「かのこ」は可食部100gあたり57.5gの糖質が含まれています。糖質は私たちの体にエネルギーを供給する重要な栄養素です。特に運動や体力を必要とする活動を行う際には、糖質が必要とされます。そのため、「かのこ」はエネルギー源として役立つ食材と言えます。
2. 食物繊維が多く腸内環境を改善する
「かのこ」には可食部100gあたり3.8gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を改善する効果があります。腸内環境が整うことで、便通の改善や善玉菌の増加などの健康効果が期待されます。食物繊維はまた、食事の満腹感を高めるため、ダイエットや血糖値の上昇を抑える効果もあります。
3. 脂質や塩分が低く、健康的な食事に適している
「かのこ」には可食部100gあたり0.4gの脂質と0.1gの塩分が含まれています。脂質や塩分の摂取量が過剰になると、生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。そのため、脂質や塩分を控えた健康的な食事を心がける必要があります。脂質や塩分が低い「かのこ」は、健康的な食事に適していると言えます。
おすすめ:かのこのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
かのこに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キューピー3分クッキング
1. ミネラルバランスが普通〜低い
「かのこ」は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンのミネラルを含んでいます。これらのミネラルの含有量は、一般的な食材と比較して普通〜低いレベルです。特にカリウムやリンの含有量は低いため、これらのミネラルを摂取するためには他の食材とのバランスを考える必要があります。
2. ヨウ素とセレンが無し
「かのこ」にはヨウ素とセレンが含まれていません。これらの栄養素は一般的に食材に含まれることが多いですが、「かのこ」には見られません。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に関与しており、セレンは抗酸化作用を持っています。これらの栄養素を摂取するためには他の食材を取り入れる必要があります。
3. クロムとモリブデンが多い
一方、「かのこ」にはクロムとモリブデンが多く含まれています。クロムは血糖値の調節に関与しており、モリブデンは体内の代謝に関与しています。これらの栄養素は一般的な食材よりも多く含まれているため、適切な量を摂取することができます。
以上のように、「かのこ」はミネラルバランスが普通〜低い、ヨウ素とセレンが無く、クロムとモリブデンが多いという特徴を持っています。これらの特徴を踏まえながら、「かのこ」を食事に取り入れることで、バランスのとれた栄養摂取を心掛けることが重要です。
かのこに含まれるビタミンを解説!
引用元:Nadia
「かのこ」のビタミンの特徴
「かのこ」に含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの含有量はほとんどない
「かのこ」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンなどの形でほとんど含まれていません。ビタミンAは、視力の維持や免疫力の向上に重要な役割を果たす栄養素ですが、菓子「かのこ」にはほとんど含まれていないため、ビタミンAを摂取するためには他の食品を摂る必要があります。
2. ビタミンEの含有量はほとんどない
「かのこ」に含まれるビタミンEもほとんど含まれていません。ビタミンEは、抗酸化作用や細胞の健康維持に関与する栄養素ですが、菓子「かのこ」にはほとんど含まれていないため、ビタミンEを摂取するためには他の食品を摂る必要があります。
3. ビタミンKの含有量は普通
「かのこ」に含まれるビタミンKの含有量は普通です。ビタミンKは、血液の凝固や骨の健康維持に関与する栄養素です。菓子「かのこ」には普通の量のビタミンKが含まれているため、ビタミンKを摂取する一部の役割を果たすことができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はかのこの使用例としてレシピをご紹介します。
かのこを使ったレシピ8選!
#1 豆乳かのこ
あずきあん(さらしあん)、豆乳、砂糖、金時豆(煮豆)、あずき(蒸しあずき)、寒天
豆乳入りのこしあんと甘煮の金時豆で作る和菓子「かのこ」のレシピ。こしあんは市販のさらしあんを使用しお手軽に作れます。…
レシピを見る#2 えびのかのこ揚げ
大正えび、しょうが、こしょう、卵白、ベーキングパウダー、片栗粉、れんこん、食パン(3mm厚さ)、ケチャップ、等
えびのすり身を使った、かのこ揚げのレシピ。たねに粗く刻んだレンコンを入れる事でサクサクの衣と、だんごの中にもサクサク感が追加され楽しい食感に。…
レシピを見る#3 栗かのこのロールケーキ
グラニュー糖、薄力粉、バター、生クリーム(乳脂肪分)、ブランデー、栗かのこ
市販の栗かのこを使ったクリームを巻いた、ロールケーキのレシピ。オーブンを使って焼いたスポンジ生地からはふんわりと小麦粉の香り。…
レシピを見る#4 びっくりするほど旨い!究極の親子丼
鶏もも肉、玉ねぎ、たまご、料理酒、みりん、醤油、砂糖、和風だし
鶏もも肉と卵を使ったシンプル親子丼のレシピ。材料は普通の親子丼と変わりませんが、いくつかのこつでぐっと美味しさがアップします。…
レシピを見る#5 蒟蒻1つで絶品おかず♡ピリ辛こんにゃく
こんにゃく(かのこ入)、醤油、きび糖、豆板醤、XO醬、胡麻、ごま油、糸唐辛子、小口ねぎ、等
材料はこんにゃくだけのかんたんヘルシー炒めのレシピ。こんにゃくはしっかり焼き付けることで歯ごたえをよくします。…
レシピを見る#6 豆パン
準強力粉、きび砂糖、スキムミルク、インスタントドライイースト、無塩バター、鹿の子豆
このレシピは鹿の子豆を使った豆パン料理です。強力粉などを使って生地を作り、一次発酵をした後、鹿の子豆を包んで二次発酵をして完成させます。…
レシピを見る#7 ブロッコリといかの炒め物
ブロッコリ、いか、スープ、砂糖、水溶きかたくり粉、サラダ油
ブロッコリといかを使った、食感が楽しめる炒め物のレシピ。かのこ目に包丁をいれて花のようにひらいたいかが美しい、見栄えのする一品です。…
レシピを見る#8 ひいかとじゃが芋の煮もの
ひいか(小いか)、じゃが芋、さやいんげん、しょうが、砂糖、しょうゆ、だし汁、みりん
ひいかとじゃが芋の煮もののレシピ。ひいかとは、初夏に出回る小さないかのこと。…
レシピを見る最後に、かのこの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「かのこ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 260 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (60.4) | g | |
└糖質 | (57.5) | g | 多い |
└食物繊維 | (3.8) | g | 多い |
たんぱく質 | (4.8) | g | 低い |
脂質 | (0.4) | g | 低い |
「かのこ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (34.0) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.3) | g | 低い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「かのこ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 22 | mg | 普通 |
カリウム | 93 | mg | 低い |
カルシウム | 23 | mg | 普通 |
マグネシウム | 15 | mg | 普通 |
リン | 37 | mg | 低い |
鉄 | 0.9 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.25 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | (Tr) | μg | 無し |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 31 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.9 | mg | 多い |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.1 | mg | 低い |
ビオチン | 1.3 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。