このページではホットケーキのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ホットケーキのカロリーは253kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ホットケーキの可食部100gあたりのカロリーは、253kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中443位です。これは多い順にすると上位27%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでホットケーキのカロリーを評価すると、137件中101位です。これは上位から73%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 253Kcal |
全体での評価 | 443位 / 1592件中(上位27%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 101位 / 137件中(上位73%…低い) |
ホットケーキはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜホットケーキのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
ホットケーキのカロリーが高い理由
ホットケーキは、菓子の中でもカロリーが高いと評価されています。その理由を栄養データを参照しながら説明します。
糖質が多い
ホットケーキは、可食部100gあたり45.2gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源となるため、摂取するとカロリーが高くなります。ホットケーキは、砂糖や小麦粉などの材料を使用して作られるため、糖質の含有量も多くなっています。
食物繊維が普通
ホットケーキは、可食部100gあたり1.1gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化を助ける役割があり、満腹感を与えることで食べ過ぎを防ぐ効果もあります。しかし、ホットケーキの食物繊維の含有量は普通と言える程度であり、カロリーを抑える効果は限定的です。
タンパク質・脂質が普通
ホットケーキは、可食部100gあたり7.7gのタンパク質と5.4gの脂質を含んでいます。タンパク質は筋肉や組織の修復に必要な栄養素であり、脂質はエネルギー源となるため、適量摂取することが重要です。ホットケーキのタンパク質と脂質の含有量は普通と言えますが、他の食材と比較するとカロリーが高くなっています。
以上のように、ホットケーキのカロリーが高い理由は、糖質の多さが主な要因です。糖質はエネルギー源となるため、摂取するとカロリーが高くなります。ホットケーキは、砂糖や小麦粉などの材料を使用して作られるため、糖質の含有量も多くなっています。食事のバランスを考えながら、適量摂取することが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ホットケーキ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (45.2)g | 4 | 180.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (1.1)g | 2 | 2.2kcal |
たんぱく質 | (7.7)g | 4 | 30.8kcal |
脂質 | (5.4)g | 9 | 48.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ホットケーキ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、180.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ホットケーキは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ホットケーキは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも特に人気が高い「ホットケーキ」は、朝食やおやつによく食べられています。しかし、糖質量が45.2gと高いため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、避けるべき食品と言えるでしょう。
ホットケーキの糖質量
ホットケーキ1枚の糖質量は、一般的に45.2gとされています。これは、小麦粉や砂糖、牛乳などの材料に含まれる糖質の総量です。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を50g以下に抑えることが推奨されています。そのため、ホットケーキ1枚だけでほぼ1日分の糖質を摂取してしまうことになります。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすダイエット方法です。糖質はエネルギー源として使われるため、摂り過ぎると脂肪として蓄積されてしまいます。そのため、糖質を抑えることで脂肪の蓄積を防ぎ、体重の管理をすることができます。
ホットケーキの糖質制限
ホットケーキを低糖質ダイエットに取り入れる場合、糖質制限が必要です。例えば、小麦粉の代わりにアーモンド粉やココナッツ粉を使用し、砂糖の代わりに人工甘味料を使うことで糖質を減らすことができます。また、牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクを使用することもオススメです。
まとめ
ホットケーキは、糖質量が45.2gと高いため、低糖質ダイエットには不向きな食品です。しかし、糖質制限を行うことでホットケーキを楽しむことも可能です。代替材料を使用したり、糖質の摂取量を他の食事で抑えるなどの工夫をすることで、ホットケーキを食べながらも低糖質ダイエットを実践することができます。
ただし、個々の体質や目標によっては、糖質制限が必要ない場合もあります。ダイエット方法は個人個人に合わせて選ぶべきですので、専門家のアドバイスを受けながら自分に合った方法を見つけることが大切です。
ホットケーキは、低脂質ダイエットに使える!?
ホットケーキは、低脂質ダイエットに使える?
ホットケーキは、低脂質ダイエットにどちらかというと不向きな食品とされていますが、脂質の量は控えめです。
ホットケーキの脂質量は5.4g
ホットケーキは、一般的にはバターやシロップをトッピングすることが多く、そのために高脂質なイメージがあります。しかし、実際にはホットケーキ自体の脂質量は控えめです。一般的なホットケーキの脂質量は約5.4gであり、他の菓子と比べると比較的低い数値です。
ホットケーキのカロリーを抑える方法
低脂質ダイエットを意識している方でも、ホットケーキを楽しむことは可能です。以下に、ホットケーキのカロリーを抑える方法をご紹介します。
1. バターやシロップの使用量を控える:ホットケーキにトッピングするバターやシロップは、カロリーを大幅に増やす要因となります。代わりに、フルーツやヨーグルトをトッピングすることで、カロリーを抑えることができます。
2. 無脂肪乳や低脂肪乳を使用する:ホットケーキの生地に使用する牛乳は、無脂肪乳や低脂肪乳を選ぶことで脂質を減らすことができます。
3. 小さめのサイズにする:ホットケーキを小さめのサイズにすることで、カロリーを抑えることができます。また、薄く焼くことでボリューム感を出すこともできます。
まとめ
ホットケーキは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きな食品ですが、脂質の量は控えめです。バターやシロップの使用量を控えたり、無脂肪乳や低脂肪乳を使用したりすることで、ホットケーキを楽しみながらカロリーを抑えることができます。適切な食材選びや調理方法の工夫をすることで、ホットケーキを低脂質ダイエットに取り入れることができます。
最後に、ホットケーキの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ホットケーキ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 253 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (45.3) | g | |
└糖質 | (45.2) | g | 多い |
└食物繊維 | (1.1) | g | 普通 |
たんぱく質 | (7.7) | g | 普通 |
脂質 | (5.4) | g | 普通 |
「ホットケーキ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (40.0) | g | 低い |
有機酸 | (0.1) | g | 多い |
灰分 | (1.6) | g | 普通 |
コレステロール | (77) | mg | 多い |
食塩相当量 | (0.7) | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ホットケーキ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (260) | mg | 普通 |
カリウム | (210) | mg | 普通 |
カルシウム | (110) | mg | 多い |
マグネシウム | (13) | mg | 普通 |
リン | (160) | mg | 普通 |
鉄 | (0.5) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.5) | mg | 普通 |
銅 | (0.05) | mg | 普通 |
マンガン | (Tr) | mg | 無し |
ヨウ素 | (12) | μg | 多い |
セレン | (6) | μg | 多い |
クロム | (3) | μg | 多い |
モリブデン | (9) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (51) | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (3) | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (2) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (5) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | (52) | μg | 多い |
ビタミンD | (0.7) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.5) | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (0.1) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (0.2) | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | (0.1) | mg | 多い |
ビタミンK | (3) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.08) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.16) | mg | 多い |
ナイアシン | (0.3) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.05) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.3) | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.68) | mg | 多い |
ビオチン | (5.1) | μg | 多い |
ビタミンC | (Tr) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。