このページではごかぼうのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ごかぼうのカロリーは367kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ごかぼうの可食部100gあたりのカロリーは、367kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中192位です。これは多い順にすると上位12%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでごかぼうのカロリーを評価すると、137件中61位です。これは上位から44%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 367Kcal |
全体での評価 | 192位 / 1592件中(上位12%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 61位 / 137件中(上位44%…平均的) |
ごかぼうはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜごかぼうのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
「ごかぼう」のカロリーが高い理由
「ごかぼう」のカロリーは、可食部100gあたり367kcalと非常に高いです。
糖質が多い
「ごかぼう」は糖質が68.4g含まれており、他の食材と比較しても多いです。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。
食物繊維が多い
「ごかぼう」には4.5gの食物繊維が含まれています。食物繊維は便通を促進し、腸内環境を整える効果があります。しかし、食物繊維が多いためにカロリーも高くなっていると考えられます。
タンパク質と脂質は普通
「ごかぼう」のタンパク質は10.6g、脂質は6.4g含まれています。これらの値は他の食材と比較して普通と言えます。タンパク質は体の組織や筋肉の修復に重要な役割を果たし、脂質はエネルギー源として利用されます。
以上の栄養データから、「ごかぼう」のカロリーが高い理由は、糖質と食物繊維の含有量が多いことが挙げられます。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎには注意が必要です。また、食物繊維は健康に良い効果がありますが、カロリーも高くなるため、摂取量には適度な注意が必要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ごかぼう」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (68.4)g | 4 | 273.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (4.5)g | 2 | 9kcal |
たんぱく質 | (10.6)g | 4 | 42.4kcal |
脂質 | (6.4)g | 9 | 57.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ごかぼう」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、273.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ごかぼうは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ごかぼうは、低糖質ダイエットに使える?
ごかぼうは、一般的には健康に良いとされる野菜の一つですが、低糖質ダイエットを目指している方にとっては注意が必要です。なぜなら、ごかぼうには糖質が多く含まれており、ダイエット中に適切な量を摂取することが難しいからです。
ごかぼうの糖質量は68.4g
ごかぼう100gあたりの糖質量はなんと68.4gもあります。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、この糖質量はかなり高いと言えるでしょう。糖質を制限することで体重を減らすことを目指しているのであれば、ごかぼうは避けた方が良いでしょう。
ごかぼうは消化吸収が早い
ごかぼうには、消化吸収が早い特徴があります。糖質を摂取すると、血糖値が急激に上昇し、それによってインシュリンの分泌が促されます。しかし、ごかぼうの糖質は消化吸収が早いため、血糖値の上昇が急速に起こります。このような血糖値の急激な上昇は、ダイエット中には避けたい状態です。
ごかぼうは低糖質ダイエットに不向き
以上の理由から、ごかぼうは低糖質ダイエットには不向きと言えます。糖質を制限して体重を減らすことを目指している場合には、他の野菜を選ぶことをおすすめします。例えば、キャベツやほうれん草などの糖質量の低い野菜を摂取することで、満腹感を得ながら糖質を制限することができます。
低糖質ダイエットを成功させるためには、食事内容を見直すことが重要です。ごかぼうは健康に良い野菜ではありますが、糖質量が高いためにダイエット中には避けた方が良い食材です。適切な野菜の選択とバランスの取れた食事を心がけることで、健康的に体重を減らすことができるでしょう。
ごかぼうは、低脂質ダイエットに使える!?
ごかぼうは、低脂質ダイエットに不向き?
ごかぼうは、日本の伝統的な菓子の一つです。その特徴的な形状と甘さ控えめの味わいから、多くの人々に親しまれています。しかし、ごかぼうは低脂質ダイエットには不向きな食品とされています。
ごかぼうの脂質含有量
ごかぼうには、一般的に脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。低脂質ダイエットを実践している人にとっては、ごかぼうの脂質含有量は注意が必要です。
実際に、ごかぼう100gあたりの脂質含有量は約6.4gです。これは、低脂質ダイエットを目指す人にとっては比較的高い数値と言えます。低脂質ダイエットでは、1日の摂取カロリーの約20〜35%が脂質から得られるようにすることが推奨されています。そのため、ごかぼうを食べる際には、他の脂質を含む食品とのバランスを考える必要があります。
ごかぼうの他の栄養素
ごかぼうには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えば、食物繊維やビタミン、ミネラルなどが挙げられます。これらの栄養素は、健康維持やダイエットにとって重要な役割を果たします。しかし、ごかぼうに含まれる脂質の量が多いため、低脂質ダイエットを実践している人にとっては、他の食品からこれらの栄養素を摂取する方が適切かもしれません。
まとめ
ごかぼうは、低脂質ダイエットには不向きな食品と言えます。その脂質含有量が比較的高いため、低脂質ダイエットを実践している人にとっては摂取量に注意が必要です。ただし、ごかぼうには他の栄養素も含まれており、健康維持には役立つ食品です。バランスの取れた食事を心掛けながら、ごかぼうを楽しむことが大切です。
最後に、ごかぼうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ごかぼう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 367 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (71.7) | g | |
└糖質 | (68.4) | g | 多い |
└食物繊維 | (4.5) | g | 多い |
たんぱく質 | (10.6) | g | 普通 |
脂質 | (6.4) | g | 普通 |
「ごかぼう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (10.0) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.3) | g | 普通 |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ごかぼう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (1) | mg | 低い |
カリウム | (500) | mg | 多い |
カルシウム | (48) | mg | 普通 |
マグネシウム | (64) | mg | 多い |
リン | (170) | mg | 普通 |
鉄 | (2.0) | mg | 多い |
亜鉛 | (1.4) | mg | 多い |
銅 | (0.33) | mg | 多い |
マンガン | (0.89) | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (1) | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (1) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.4) | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (2.8) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (2.1) | mg | 多い |
ビタミンK | (6) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.03) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.06) | mg | 普通 |
ナイアシン | (0.6) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.13) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.30) | mg | 普通 |
ビオチン | (7.4) | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。