このページではデニッシュペストリーのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
デニッシュペストリーのカロリーは440kcal(100gあたり)!これってどうなの?
デニッシュペストリーの可食部100gあたりのカロリーは、440kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中93位です。これは多い順にすると上位5%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでデニッシュペストリーのカロリーを評価すると、137件中22位です。これは上位から16%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 440Kcal |
全体での評価 | 93位 / 1592件中(上位5%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 22位 / 137件中(上位16%…高い) |
デニッシュペストリーはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜデニッシュペストリーのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
デニッシュペストリーのカロリーが高い理由
デニッシュペストリーは、可食部100gあたり440kcalという高いカロリーを持っています。その理由を以下の栄養データから考察してみましょう。
糖質の量は普通
デニッシュペストリーの糖質は32.3gと、他の食材と比較して普通の量です。糖質はエネルギー源となるため、カロリーに直結していますが、デニッシュペストリーの高いカロリーは、他の要素によるものと考えられます。
食物繊維の量は多い
デニッシュペストリーには2.7gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果があります。そのため、デニッシュペストリーのカロリーが高い理由の一つとして、食物繊維の多さが挙げられます。
タンパク質の量は普通
デニッシュペストリーには6.5gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の成長や修復に関与する栄養素ですが、カロリーの面ではあまり関係がありません。
脂質の量は多い
デニッシュペストリーの脂質は34gと、他の食材と比較して多い量です。脂質はエネルギー源となるだけでなく、食品の風味や食感を良くする役割もあります。そのため、デニッシュペストリーの高いカロリーは、脂質の多さによるものと考えられます。
以上の栄養データから、デニッシュペストリーのカロリーが高い理由は、主に糖質の普通の量と食物繊維の多さ、そして特に脂質の多さによるものと言えます。これらの要素が組み合わさることで、デニッシュペストリーは美味しさと高カロリーを両立させているのです。食べる際には、適量を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「デニッシュペストリー」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (32.3)g | 4 | 129.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (2.7)g | 2 | 5.4kcal |
たんぱく質 | (6.5)g | 4 | 26kcal |
脂質 | (34.0)g | 9 | 306kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「デニッシュペストリー」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、306kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
デニッシュペストリーは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
デニッシュペストリーは低糖質ダイエットに不向き
デニッシュペストリーは、菓子の一種であり、一見美味しそうな見た目と香りが魅力的ですが、低糖質ダイエットを実践している方には不向きな食品と言えます。その理由は、デニッシュペストリーの糖質量が非常に高いからです。
砂糖や小麦粉を主成分とするデニッシュペストリーは、一つあたりの糖質量が32.3gもあります。低糖質ダイエットでは、通常1日あたりの糖質摂取量を50g以下に抑えることが推奨されています。そのため、デニッシュペストリーを摂取すると、一つの菓子だけでほぼ1日分の糖質摂取量を超えてしまうことになります。
糖質は、私たちの体内でエネルギー源として利用されますが、摂りすぎると体内に余分なエネルギーが蓄積され、肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。また、糖質を摂りすぎると血糖値の上昇も引き起こし、糖尿病の発症リスクを増加させることもあります。
低糖質ダイエットを実践している方は、血糖値の上昇を抑えるために糖質制限を行っています。そのため、デニッシュペストリーのような高糖質な食品は避けるべきです。代わりに、糖質量の少ない食品や糖質を含まない食品を選ぶことが重要です。
低糖質ダイエットを実践している方にとって、デニッシュペストリーは誘惑の的となることでしょう。しかし、その美味しさに惑わされずに、健康的な食事を心掛けることが大切です。デニッシュペストリーを食べることは、一時的な満足感を得る代わりに、健康を損なう結果につながる可能性があるのです。
まとめ
デニッシュペストリーは、菓子の中でも糖質量が非常に高い食品です。そのため、低糖質ダイエットを実践している方には不向きです。糖質制限を行うことで健康を守りたい方は、デニッシュペストリーのような高糖質な食品を避け、代わりに糖質量の少ない食品や糖質を含まない食品を選ぶことが大切です。健康的な食事を心掛けることで、理想の体重や健康状態を維持することができます。
デニッシュペストリーは、低脂質ダイエットに使える!?
デニッシュペストリーは、低脂質ダイエットに不向き
デニッシュペストリーは、菓子の一種であり、その美味しさとユニークな形状で人気を集めています。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、デニッシュペストリーは避けるべき食品と言えるでしょう。
デニッシュペストリーの脂質量
デニッシュペストリーは、一つあたりの脂質量が34gもあります。これは、一日に摂取するべき脂質量の大部分を占めるほどの量です。低脂質ダイエットでは、一日の総摂取カロリーのうち脂質の割合を抑えることが重要とされています。しかし、デニッシュペストリーを摂取することで、一日の脂質摂取量が大幅に超過してしまう可能性があります。
デニッシュペストリーの他の栄養成分
デニッシュペストリーには、脂質以外にも糖質やカロリーが含まれています。一つあたりの糖質量は約40gであり、これも低糖質ダイエットを実践している方にとっては過剰な量となります。また、デニッシュペストリーには食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素はほとんど含まれていません。これらの栄養素は、健康な食生活を維持する上で重要な役割を果たしています。
デニッシュペストリーの他の影響
デニッシュペストリーは、高カロリーであるため、摂取することで体重増加や肥満のリスクが高まる可能性があります。また、糖分の摂取過多は、血糖値の急上昇を引き起こし、糖尿病や心血管疾患などの慢性疾患のリスクを高めることも知られています。
まとめ
デニッシュペストリーは、美味しさとユニークな形状に魅了されるかもしれませんが、低脂質ダイエットを実践している方にとっては避けるべき食品と言えます。脂質や糖質の摂取量が過剰になり、健康リスクが高まる可能性があるため、代わりに栄養バランスの取れた食品を選ぶことが重要です。食事の選択には注意し、健康な体を維持するために適切な食事を心がけましょう。
最後に、デニッシュペストリーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「デニッシュペストリー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 440 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (33.2) | g | |
└糖質 | (32.3) | g | 普通 |
└食物繊維 | (2.7) | g | 多い |
たんぱく質 | (6.5) | g | 普通 |
脂質 | (34.0) | g | 多い |
「デニッシュペストリー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (25.5) | g | 低い |
有機酸 | (Tr) | g | 無し |
灰分 | (0.8) | g | 普通 |
コレステロール | (62) | mg | 多い |
食塩相当量 | (0.5) | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「デニッシュペストリー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 220 | mg | 普通 |
カリウム | 80 | mg | 低い |
カルシウム | 17 | mg | 普通 |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 70 | mg | 普通 |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.1 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 5 | μg | 多い |
セレン | 14 | μg | 多い |
クロム | (Tr) | μg | 無し |
モリブデン | 8 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 78 | μg | 多い |
└α-カロテン | (Tr) | μg | 無し |
└β-カロテン | 52 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 52 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 82 | μg | 多い |
ビタミンD | 2.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.9 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 6.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 1.6 | mg | 多い |
ビタミンK | 11 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.11 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.12 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.9 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.51 | mg | 普通 |
ビオチン | 6 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
デニッシュ部分のみ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。