このページでは大福のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
大福のカロリーは223kcal(100gあたり)!これってどうなの?
大福の可食部100gあたりのカロリーは、223kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中538位です。これは多い順にすると上位33%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルので大福のカロリーを評価すると、137件中113位です。これは上位から82%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 223Kcal |
全体での評価 | 538位 / 1592件中(上位33%…平均的) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 113位 / 137件中(上位82%…低い) |
大福はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ大福のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:ソラレピ
「大福」のカロリーは平均的な理由
「大福」のカロリーは可食部100gあたり223kcalで、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質が多い
「大福」は可食部100gあたり52gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源となるため、多くのカロリーを提供します。この糖質の量がカロリーの増加に寄与しており、平均的なカロリーとなっていると考えられます。
食物繊維は普通
「大福」は可食部100gあたり1.8gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化を助ける役割があり、満腹感を与えることがあります。しかし、食物繊維の量は平均的であり、カロリーに大きな影響を与えていないと考えられます。
タンパク質と脂質は低い
「大福」は可食部100gあたり4.6gのタンパク質と0.5gの脂質を含んでいます。タンパク質と脂質はエネルギー源となりますが、その量が少ないため、カロリーの増加には寄与していません。これにより、「大福」のカロリーは平均的な範囲に収まっていると考えられます。
以上の栄養データを考慮すると、「大福」のカロリーは他の食材と比較して平均的な値と評価されていることがわかります。ただし、糖質の量が多いため、摂取量には注意が必要です。バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「大福」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (52.0)g | 4 | 208kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (1.8)g | 2 | 3.6kcal |
たんぱく質 | (4.6)g | 4 | 18.4kcal |
脂質 | (0.5)g | 9 | 4.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「大福」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、208kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
大福は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ソラレピ
大福は、低糖質ダイエットに使える?
「大福は低糖質ダイエットに不向き」ということが言われることがありますが、その理由をご説明いたします。
大福の糖質量は52g
まず、大福の糖質量は52gとされています。糖質制限を行っている方にとっては、この量はかなり多いと言えるでしょう。低糖質ダイエットでは、一日の糖質摂取量を制限することが基本となっていますが、大福一つで既にその制限を超えてしまっていることになります。
大福に含まれる糖質の種類
また、大福に含まれる糖質の種類も考慮しなければなりません。大福には、主に砂糖やもち米が使用されており、これらは消化されるとブドウ糖となります。ブドウ糖は急激に血糖値を上昇させるため、糖質制限を行っている方にとっては避けるべき食品と言えます。
大福のカロリーも高い
さらに、大福のカロリーも高いことも考慮しなければなりません。一つの大福には約150kcalのエネルギーが含まれています。低糖質ダイエットでは、糖質制限だけでなく、カロリー制限も重要なポイントとなります。大福の高いカロリーは、ダイエットにおいては望ましくない要素と言えます。
まとめ
以上の理由から、大福は低糖質ダイエットには不向きな食品と言えます。糖質量が多く、ブドウ糖の急激な血糖値上昇を招き、さらに高いカロリーも含まれています。低糖質ダイエットを行っている方は、大福の摂取を控えるか、代替品を選ぶことをおすすめします。
大福は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
大福は、低脂質ダイエットに使える?
「大福は低脂質ダイエットに特に効果的」ということをご存知でしょうか。大福は、日本の伝統的な和菓子であり、一般的には高カロリーであると思われがちですが、実は低脂質のスイーツとしても選ばれることがあります。本記事では、大福が低脂質ダイエットに適している理由についてご説明いたします。
大福の脂質量は0.5g以下
まず、大福の脂質量についてご説明いたします。一般的な大福の脂質量は0.5g以下です。この量は、他のスイーツと比較しても非常に低いです。脂質は、摂取するとエネルギーとして蓄積されるため、ダイエット中には制限する必要があります。その点で、大福は低脂質であるため、ダイエット中でも気軽に楽しむことができるのです。
大福の主成分はもち米
大福の主成分はもち米です。もち米は、白米と比較して消化吸収が遅く、血糖値の上昇を抑える効果があります。血糖値が急激に上昇すると、インスリンの分泌が増え、脂肪の蓄積が促進されます。ですが、もち米は血糖値の上昇を緩やかにするため、脂肪の蓄積を抑える効果が期待できます。そのため、大福は低脂質ダイエットに特に効果的なスイーツなのです。
大福のバリエーションも豊富
また、大福にはさまざまなバリエーションがあります。例えば、あんこやフルーツを包んだ大福や、抹茶やいちごの風味を楽しめる大福などがあります。これらのバリエーションは、飽きずに楽しむことができるだけでなく、栄養素の摂取もバランスよく行うことができます。ダイエット中でも食べる楽しみを失いたくない方には、大福がおすすめです。
まとめ
大福は低脂質ダイエットに特に効果的なスイーツと言えます。脂質量が0.5g以下であるため、ダイエット中でも気軽に楽しむことができます。また、大福の主成分であるもち米には血糖値の上昇を抑える効果があり、脂肪の蓄積を抑えることができます。さらに、バリエーションも豊富で、飽きずに楽しむことができます。低脂質ダイエットを実践しながら、大福を楽しむことで、健康的な食生活を送ることができるでしょう。ぜひ、大福を取り入れてみてください。
最後に、大福の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「大福」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 223 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (53.2) | g | |
└糖質 | (52.0) | g | 多い |
└食物繊維 | (1.8) | g | 普通 |
たんぱく質 | (4.6) | g | 低い |
脂質 | (0.5) | g | 低い |
「大福」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (41.5) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.3) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「大福」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (33) | mg | 普通 |
カリウム | (33) | mg | 低い |
カルシウム | (18) | mg | 普通 |
マグネシウム | (10) | mg | 低い |
リン | (32) | mg | 低い |
鉄 | (0.7) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.8) | mg | 普通 |
銅 | (0.13) | mg | 多い |
マンガン | (0.51) | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | (1) | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | (46) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (0.9) | mg | 多い |
ビタミンK | (2) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.02) | mg | 低い |
ビタミンB2 | (0.01) | mg | 低い |
ナイアシン | (0.1) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.02) | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.22) | mg | 普通 |
ビオチン | (0.9) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
小豆こしあん入り/部分割合: もち皮 10、あん 7
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。