このページではカスタードクリームのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
カスタードクリームのカロリーは174kcal(100gあたり)!これってどうなの?
カスタードクリームの可食部100gあたりのカロリーは、174kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中685位です。これは多い順にすると上位43%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでカスタードクリームのカロリーを評価すると、137件中127位です。これは上位から92%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 174Kcal |
全体での評価 | 685位 / 1592件中(上位43%…平均的) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 127位 / 137件中(上位92%…かなり低い) |
カスタードクリームはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜカスタードクリームのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
カスタードクリームのカロリーは平均的な理由
カスタードクリームのカロリーは、可食部100gあたり174kcalと評価されています。この評価が「平均的」とされる理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質
カスタードクリームの糖質は26.3gです。この量は「普通」と評価されています。糖質はエネルギー源として重要な栄養素であり、カスタードクリームに含まれる糖分の量が適切であることが示されています。
食物繊維
カスタードクリームには0.2gの食物繊維が含まれています。この量も「普通」と評価されています。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立つ栄養素であり、カスタードクリームにも適度な量が含まれていることが分かります。
タンパク質
カスタードクリームのタンパク質は5.1gです。この量は「低い」と評価されています。タンパク質は体の組織や筋肉の修復に必要な栄養素であり、この点でカスタードクリームは他の食材と比較して少ないと言えます。
脂質
カスタードクリームの脂質は7.6gです。この量も「普通」と評価されています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、カスタードクリームに含まれる脂分の量が適切であることが示されています。
以上の栄養データから、カスタードクリームのカロリーが「平均的」と評価される理由が分かります。糖質や脂質の量は適切であり、食物繊維も適度な量が含まれています。ただし、タンパク質の量が他の食材と比較して少ないため、バランスの取れた食事を心がける必要があります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「カスタードクリーム」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (26.3)g | 4 | 105.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.2)g | 2 | 0.4kcal |
たんぱく質 | (5.1)g | 4 | 20.4kcal |
脂質 | (7.6)g | 9 | 68.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「カスタードクリーム」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、105.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
カスタードクリームは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
カスタードクリームは、低糖質ダイエットに使える?
カスタードクリームは、菓子の一部として広く使われている甘いクリームです。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、気になる糖質量が26.3gと高いことがわかります。
カスタードクリームの糖質量について
糖質制限をしている方にとって、糖質量は重要なポイントです。カスタードクリームの糖質量は26.3gとなっており、一般的な菓子と比べるとやや高めです。
低糖質ダイエットに不向きな理由
低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を控えることが求められます。糖質を摂りすぎると、血糖値の上昇や体脂肪の増加を招く可能性があります。そのため、糖質制限をしている方にとっては、カスタードクリームは適切な選択肢ではありません。
代替品としての活用方法
低糖質ダイエットを実践している方でも、甘いものを楽しみたいという気持ちはあるでしょう。カスタードクリームの代替品としては、人工甘味料を使用した低糖質のクリームや、豆乳をベースにした糖質制限対応のクリームがあります。これらを活用することで、甘い味わいを楽しむことができます。
まとめ
カスタードクリームは、菓子の一部として広く使われていますが、低糖質ダイエットには不向きです。糖質量が26.3gと高く、糖質制限をしている方にとっては注意が必要です。代替品としては、人工甘味料を使用した低糖質のクリームや豆乳をベースにした糖質制限対応のクリームがありますので、そちらを活用することをおすすめします。
カスタードクリームは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Nadia
カスタードクリームは、低脂質ダイエットに不向き
カスタードクリームは、菓子作りによく使用される甘いクリームです。しかし、低脂質ダイエットを目指している方にとっては、注意が必要な食材と言えます。なぜなら、カスタードクリームには1食分あたり7.6gの脂質が含まれているからです。
低脂質ダイエットとは
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限することで体重を減らす方法の一つです。脂質は高カロリーなため、摂取量を減らすことでカロリー摂取を抑えることができます。しかし、脂質は身体に必要な栄養素の一つでもあります。そのため、バランスの取れた食事が重要です。
カスタードクリームの脂質含有量
カスタードクリームは、卵黄や砂糖、牛乳、小麦粉などを主成分としています。これらの成分には脂質が含まれており、カスタードクリームにもそれが反映されています。1食分あたりの脂質含有量が7.6gとなると、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、かなりの摂取量となってしまいます。
カスタードクリームの代替品
低脂質ダイエットを実践している方には、カスタードクリームの代替品を探すことをおすすめします。代替品としては、低脂肪ヨーグルトや豆乳を使用したクリームがあります。これらの代替品は、脂質の摂取量を抑えることができるため、低脂質ダイエットに適しています。
まとめ
カスタードクリームは、菓子作りに欠かせないクリームですが、低脂質ダイエットを目指している方には不向きな食材と言えます。脂質含有量が7.6gということからも、摂取量には注意が必要です。代替品として低脂肪ヨーグルトや豆乳を使用することで、脂質の摂取量を抑えることができます。バランスの取れた食事を心掛けながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、カスタードクリームの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「カスタードクリーム」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 174 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (24.8) | g | |
└糖質 | (26.3) | g | 普通 |
└食物繊維 | (0.2) | g | 普通 |
たんぱく質 | (5.1) | g | 低い |
脂質 | (7.6) | g | 普通 |
「カスタードクリーム」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (61.8) | g | 普通 |
有機酸 | (0.1) | g | 多い |
灰分 | (0.7) | g | 普通 |
コレステロール | (180) | mg | 多い |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「カスタードクリーム」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (34) | mg | 普通 |
カリウム | (120) | mg | 普通 |
カルシウム | (93) | mg | 多い |
マグネシウム | (9) | mg | 低い |
リン | (140) | mg | 普通 |
鉄 | (0.7) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.9) | mg | 普通 |
銅 | (0.02) | mg | 低い |
マンガン | (0.04) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (18) | μg | 多い |
セレン | (10) | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | (5) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (120) | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (5) | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (14) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (12) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | (120) | μg | 多い |
ビタミンD | (1.9) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (2.5) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.3) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (7) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.07) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.16) | mg | 多い |
ナイアシン | (0.1) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.07) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.6) | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.83) | mg | 多い |
ビオチン | (11.0) | μg | 多い |
ビタミンC | (1) | mg | 普通 |
業務用
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。