このページではカレーパンのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
カレーパンのカロリーは302kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
カレーパンの可食部100gあたりのカロリーは、302kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中336位です。これは多い順にすると上位21%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでカレーパンのカロリーを評価すると、137件中77位です。これは上位から56%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 302Kcal |
全体での評価 | 336位 / 1592件中(上位21%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 77位 / 137件中(上位56%…やや低い) |
カレーパンはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜカレーパンのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:サントリー
カレーパンのカロリーが高い理由
カレーパンのカロリーが高い理由は、以下の栄養データから分かります。
糖質
カレーパンの糖質は32.5gです。糖質はエネルギー源となるため、摂取すると体内でエネルギーに変換されます。カレーパンにはカレーソースやパン生地に含まれる糖質が多く、そのためカロリーが高くなります。
食物繊維
カレーパンの食物繊維は1.6gです。食物繊維は消化吸収がされにくいため、カロリーにはほとんど寄与しません。しかし、食物繊維は腸内環境を整えたり、便通を促進する効果があります。
タンパク質
カレーパンのタンパク質は6.6gです。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素であり、エネルギー源としても利用されます。カレーパンには小麦粉やカレーソースに含まれるタンパク質が含まれています。
脂質
カレーパンの脂質は18.3gです。脂質はエネルギー源となるほか、脂溶性ビタミンの吸収を助ける役割もあります。カレーパンにはパン生地に含まれるバターや油脂が多く含まれており、そのため脂質の量が多くなります。
以上の栄養データから、カレーパンのカロリーが高くなる要因は、糖質や脂質の量が多いことが挙げられます。カレーパンは美味しいですが、摂取する際には適量を守ることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「カレーパン」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (32.5)g | 4 | 130kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (1.6)g | 2 | 3.2kcal |
たんぱく質 | (6.6)g | 4 | 26.4kcal |
脂質 | (18.3)g | 9 | 164.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「カレーパン」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、164.7kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
カレーパンは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:サントリー
カレーパンは低糖質ダイエットに不向き
「カレーパン」は、菓子の一種であり、一見すると美味しそうで魅力的な存在です。しかし、糖質量が32.5gと高いため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては避けるべき食品と言えます。
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪燃焼を促進するというものです。このダイエット方法は、糖質を控えることで体重の減少や血糖値の安定化などの効果が期待されます。
しかし、カレーパンはその名の通り、カレーが詰まったパンであり、その中にはご飯やじゃがいもなどの炭水化物が含まれています。また、パン自体も小麦粉を主成分としており、これらの食材には糖質が多く含まれています。
糖質量が32.5gという数字は、低糖質ダイエットを実践している方にとってはかなり高いものです。特に、1日の糖質摂取量を20g以下に制限している方にとっては、カレーパンを摂取することは大きな負担となるでしょう。
低糖質ダイエットを成功させるためには、糖質の摂取量を抑えることが重要です。そのため、カレーパンのような糖質の多い食品は避けるべきです。代わりに、野菜や肉、魚などの低糖質な食材を積極的に摂取することが求められます。
また、カレーパンは一度に多くの糖質を摂取することになります。血糖値の急上昇やインスリンの分泌増加を引き起こし、脂肪の蓄積を促進する可能性があります。このような食品を摂取することは、低糖質ダイエットの目的に反する行為と言えるでしょう。
低糖質ダイエットを実践している方は、カレーパンを選択する際には注意が必要です。糖質量を確認し、摂取量を制限することが重要です。カレーパンは美味しいですが、低糖質ダイエットには不向きな食品と言えます。
カレーパンは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Eレシピ
カレーパンは、低脂質ダイエットに不向き
カレーパンは、多くの人にとっておいしいスナックや朝食の一部として親しまれています。しかし、低脂質ダイエットを目指す人にとっては、注意が必要な食品であることを知っておく必要があります。
カレーパンの脂質含有量
カレーパンは、一般的に揚げパンであり、その製法からもわかるように、脂質を多く含んでいます。実際、カレーパン1個(約100g)には、平均して18.3gの脂質が含まれています。これは、低脂質ダイエットを行っている人にとっては、かなり高い量と言えるでしょう。
カレーパンのカロリー
また、カレーパンは脂質だけでなく、カロリーも高い食品です。1個のカレーパンには、平均して約300kcalのエネルギーが含まれています。低脂質ダイエットでは、カロリー制限も重要な要素となるため、カレーパンの摂取は控えるべきです。
カレーパンの栄養バランス
さらに、カレーパンは脂質やカロリーだけでなく、栄養バランスも考慮する必要があります。カレーパンは主に炭水化物と脂質が主成分であり、タンパク質や食物繊維などの栄養素はほとんど含まれていません。低脂質ダイエットでは、栄養バランスを考慮し、バラエティ豊かな食品を摂取することが重要です。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを目指す人にとって、カレーパンは適切な選択肢ではありません。代わりに、穀物を主成分としたパンや、野菜を多く含んだサンドイッチなどを選ぶことをおすすめします。これらの食品は、低脂質でありながら、栄養バランスも考慮されているため、ダイエットに適しています。
まとめ
カレーパンは、低脂質ダイエットを目指す人にとっては不向きな食品です。脂質やカロリーが高く、栄養バランスも偏っているため、摂取を控えるべきです。代わりに、穀物や野菜を主成分とした食品を選ぶことで、健康的なダイエットを実践することができます。
最後に、カレーパンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「カレーパン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 302 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (32.3) | g | |
└糖質 | (32.5) | g | 普通 |
└食物繊維 | (1.6) | g | 普通 |
たんぱく質 | (6.6) | g | 普通 |
脂質 | (18.3) | g | 多い |
「カレーパン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (41.3) | g | 低い |
有機酸 | (0.1) | g | 多い |
灰分 | (1.5) | g | 普通 |
コレステロール | (13) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (1.2) | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「カレーパン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (490) | mg | 多い |
カリウム | (130) | mg | 普通 |
カルシウム | (24) | mg | 普通 |
マグネシウム | (17) | mg | 普通 |
リン | (91) | mg | 普通 |
鉄 | (0.7) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.6) | mg | 普通 |
銅 | (0.07) | mg | 普通 |
マンガン | (0.28) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (4) | μg | 多い |
セレン | (14) | μg | 多い |
クロム | (3) | μg | 多い |
モリブデン | (11) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (7) | μg | 多い |
└α-カロテン | (110) | μg | 多い |
└β-カロテン | (270) | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | (2) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (320) | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | (34) | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (2.1) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (0.1) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (1.6) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (0.5) | mg | 多い |
ビタミンK | (8) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.11) | mg | 多い |
ビタミンB2 | (0.15) | mg | 多い |
ナイアシン | (1.1) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.05) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.1) | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.26) | mg | 普通 |
ビオチン | (3.3) | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
製品全体/部分割合: パン 69、具 31
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。