このページではおこしのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
おこしのカロリーは376kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:NHKきょうの料理
おこしの可食部100gあたりのカロリーは、376kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中170位です。これは多い順にすると上位10%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでおこしのカロリーを評価すると、137件中53位です。これは上位から38%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 376Kcal |
全体での評価 | 170位 / 1592件中(上位10%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 53位 / 137件中(上位38%…平均的) |
おこしはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜおこしのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:NHKきょうの料理
おこしのカロリーは高い理由
おこしのカロリーが高い理由は、以下の栄養データから分かる通り、糖質が多いことが主な要因です。
糖質が多い
おこしの可食部100gあたりの糖質は90.4gと非常に多いです。糖質はエネルギー源として働きますが、摂り過ぎると体内で脂肪に蓄積される可能性があります。そのため、おこしのカロリーが高い要因と言えます。
食物繊維が普通
おこしの可食部100gあたりの食物繊維は0.4gで、普通と言えます。食物繊維は消化を遅らせる効果があり、満腹感を与えるため、カロリー摂取を抑える効果が期待できます。しかし、おこしの食物繊維は少ないため、カロリーを抑える効果は限定的です。
タンパク質と脂質が低い
おこしの可食部100gあたりのタンパク質は3.8g、脂質は0.7gと低いです。タンパク質は筋肉を作るために必要な栄養素であり、脂質はエネルギー源として働きます。おこしにはこれらの栄養素が少ないため、カロリーが高くなる要因となります。
以上の理由から、おこしのカロリーが高いと評価されています。糖質の摂取量に注意しながら、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「おこし」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (90.4)g | 4 | 361.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.4)g | 2 | 0.8kcal |
たんぱく質 | (3.8)g | 4 | 15.2kcal |
脂質 | (0.7)g | 9 | 6.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「おこし」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、361.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
おこしは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:NHKきょうの料理
おこしは低糖質ダイエットに不向き
おこしは、日本の伝統的な菓子の一つです。米を蒸してから叩いて作られるこのお菓子は、その独特の食感と風味で人々に愛されています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、おこしは控えるべき食品となります。
糖質量が高い
おこしの糖質量はなんと90.4gもあります。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが一般的ですが、おこしを食べると一気にその制限を超えてしまう可能性があります。糖質の摂取量を抑えることで、血糖値の上昇を抑えたり、脂肪の燃焼を促進したりすることができますが、おこしを摂取することでその効果が台無しになってしまいます。
血糖値の急上昇
おこしは、主成分である米の糖質が消化吸収されると、急激に血糖値を上昇させます。低糖質ダイエットでは、血糖値の急上昇を避けることが重要です。急激な血糖値の上昇は、インスリンの分泌を促進し、体内の脂肪蓄積を促進する要因となります。そのため、おこしを摂取することで、血糖値の急上昇が起こり、ダイエット効果が損なわれてしまう可能性があります。
代替品を探しましょう
低糖質ダイエットを実践している方にとっては、おこしのような高糖質の食品は避けるべきです。代わりに、低糖質のお菓子やスナックを選ぶことをおすすめします。最近では、糖質を抑えたおこしの代替品も市販されていますので、そちらを選ぶことも一つの方法です。低糖質ダイエットを続けるためには、食品の糖質量をしっかりと把握し、摂取する食品を選ぶことが重要です。
まとめ
おこしは、その美味しさと伝統的な魅力から人々に愛されていますが、低糖質ダイエットを実践している方にとっては避けるべき食品です。糖質量が高く、血糖値の急上昇を招く可能性があります。代替品を選ぶことや、糖質摂取量を把握することが、低糖質ダイエットを成功させるためのポイントとなります。健康的な体重管理を目指す方は、おこしを控えるようにしましょう。
おこしは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Eレシピ
おこしは、低脂質ダイエットに使える?
おこしは、日本の伝統的なお菓子の一つです。おこしは、もち米を蒸してからつき、さらに焼いて作られます。そのため、おこしはヘルシーで低脂質なお菓子として知られています。では、おこしは低脂質ダイエットに特に効果的なのでしょうか?
おこしの低脂質成分
おこしは、1個あたりの脂質量が0.7gと非常に低いです。これは、他のお菓子やスナック菓子と比べてもかなり低い数値です。脂質を制限したい方やダイエット中の方にとって、おこしは理想的なスナックと言えるでしょう。
おこしの栄養価
おこしは、低脂質だけでなく、他の栄養価も高いお菓子です。もち米から作られるため、食物繊維やビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美肌効果にも役立つと言われています。
おこしの食べ方
おこしは、そのまま食べるだけでなく、様々な食べ方があります。例えば、お茶と一緒に楽しむ、甘いものと一緒にデザートとして食べる、お弁当のおかずとして利用するなど、幅広い使い方ができます。また、おこしは保存性が高いため、持ち歩いておやつとして食べることもできます。
おこしの注意点
おこしは低脂質である一方、カロリーは他のお菓子と同じくらいあります。そのため、過剰に摂取するとダイエット効果が得られない可能性があります。また、おこしには砂糖やシロップを使ったバリエーションもありますので、食べる際には成分表を確認することをおすすめします。
まとめ
おこしは、低脂質ダイエットに特に効果的なお菓子です。低脂質だけでなく、栄養価も高く、様々な食べ方ができるため、ダイエット中の方におすすめです。ただし、適度な摂取量を守ることや、成分表を確認することが大切です。おこしを上手に取り入れながら、健康的なダイエットを目指しましょう。
最後に、おこしの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「おこし」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 376 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (90.2) | g | |
└糖質 | (90.4) | g | 多い |
└食物繊維 | (0.4) | g | 普通 |
たんぱく質 | (3.8) | g | 低い |
脂質 | (0.7) | g | 低い |
「おこし」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (5.0) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.3) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | (0.2) | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「おこし」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (95) | mg | 普通 |
カリウム | (25) | mg | 低い |
カルシウム | (4) | mg | 低い |
マグネシウム | (5) | mg | 低い |
リン | (22) | mg | 低い |
鉄 | (0.2) | mg | 低い |
亜鉛 | (0.8) | mg | 普通 |
銅 | (0.12) | mg | 普通 |
マンガン | (0.48) | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.2) | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンK | (1) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.02) | mg | 低い |
ビタミンB2 | (0.01) | mg | 低い |
ナイアシン | (0.2) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.02) | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.12) | mg | 低い |
ビオチン | 0 | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
米おこし、あわおこしを含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。