このページでは肉まんのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
肉まんのカロリーは242kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
肉まんの可食部100gあたりのカロリーは、242kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中483位です。これは多い順にすると上位30%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルので肉まんのカロリーを評価すると、137件中105位です。これは上位から76%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 242Kcal |
全体での評価 | 483位 / 1592件中(上位30%…平均的) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 105位 / 137件中(上位76%…低い) |
肉まんはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ肉まんのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:サントリー
なぜ肉まんのカロリーは平均的のか?
肉まんは、可食部100gあたり242kcalのカロリーを持ち、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価には、以下の栄養データが関係しています。
糖質と食物繊維
肉まんは、可食部100gあたり41.9gの糖質を含んでいます。この量は他の食材と比較すると「多い」と評価されます。また、食物繊維も3.2g含まれており、これも他の食材と比べて「多い」と評価されます。
タンパク質と脂質
肉まんには、可食部100gあたり10gのタンパク質が含まれており、これは他の食材と比べて「普通」と評価されます。同様に、脂質も5.1g含まれており、「普通」と評価されます。
以上の栄養データを考慮すると、肉まんのカロリーは他の食材と比較して平均的と言えるでしょう。糖質や食物繊維の含有量が多い一方で、タンパク質や脂質の量は普通というバランスが取れた結果、平均的なカロリーとなっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「肉まん」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (41.9)g | 4 | 167.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (3.2)g | 2 | 6.4kcal |
たんぱく質 | (10.0)g | 4 | 40kcal |
脂質 | (5.1)g | 9 | 45.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「肉まん」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、167.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
肉まんは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キリン
肉まんは、低糖質ダイエットに使える?
私たちが日常的に食べる食品の中には、糖質が多く含まれているものがあります。その中でも、おやつとして人気のある「肉まん」は、糖質量が41.9gもあります。この数値を見ると、肉まんは低糖質ダイエットには不向きな食品と言えるでしょう。
肉まんの糖質量
肉まんは、小麦粉を主成分とした皮で包まれた中に、肉と野菜が入っています。そのため、糖質は主に小麦粉から摂取されます。一般的な肉まんの糖質量は、約41.9gです。この数値は、低糖質ダイエットを実践している人にとっては高いと言えます。
低糖質ダイエットとは?
低糖質ダイエットは、炭水化物の摂取を制限することで体重を減らすダイエット方法です。糖質は、体内でブドウ糖に分解されてエネルギーとなりますが、余分な糖質は脂肪として蓄積されることがあります。そのため、糖質の摂取を抑えることで脂肪燃焼を促進し、体重を減らすことができるとされています。
肉まんの糖質制限には向かない
肉まんは、小麦粉が主成分であるため、糖質が多く含まれています。低糖質ダイエットでは、炭水化物の摂取を制限する必要がありますが、肉まんはその制限には向かない食品と言えます。特に、一度に複数個食べることが一般的なため、糖質の摂取量が一気に増えてしまいます。
代替品としての選択肢
低糖質ダイエットを実践する際には、肉まんの代替品を選ぶことが重要です。代替品としては、肉まんの皮に小麦粉を使用せずに作られた「低糖質まん」や、野菜を主成分とした「野菜まん」などがあります。これらの代替品は、糖質量が少ないため、低糖質ダイエットに適しています。
まとめ
肉まんは、糖質量が41.9gと高いため、低糖質ダイエットには不向きな食品です。炭水化物の摂取を制限することが目的のダイエットにおいては、肉まんの代替品を選ぶことが重要です。低糖質まんや野菜まんなど、糖質量が少ない代替品を選ぶことで、健康的なダイエットを実践することができます。
肉まんは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ヤマサ
肉まんは、低脂質ダイエットに使える?
菓子()の「肉まん」は、低脂質が5.1gでした。
肉まんは、低脂質ダイエットにどちらかというと不向きだが、脂質の量は控えめです。
肉まんは、多くの人にとっておいしいおやつや食事の一部です。しかし、ダイエット中の人にとっては、その高いカロリーと脂質の量が懸念材料となることもあります。
肉まんは、一般的には豚肉を主成分としており、その中には脂肪が含まれています。そのため、低脂質ダイエットを行っている人にとっては、肉まんは避けるべき食品とされています。
しかし、肉まんの脂質の量は控えめであり、一つの肉まんに含まれる脂質は約5.1gです。比較的低い脂質量と言えるでしょう。
ただし、ダイエット中の人にとっては、脂質の量だけでなく、カロリーも重要な要素です。肉まんは、一つあたり約230kcalと高いカロリーを含んでいます。そのため、ダイエット中の人にとっては、摂取するべきカロリーを考慮して食べる必要があります。
また、肉まんには食物繊維やタンパク質も含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中の人にとって重要な要素です。食物繊維は満腹感を与え、腸内環境を整える効果があります。タンパク質は筋肉の修復や成長に必要な栄養素です。
したがって、肉まんは低脂質ダイエットにはどちらかというと不向きな食品と言えますが、脂質の量は控えめです。ダイエット中の人は、カロリーや栄養バランスを考慮しながら、適量を摂取することが大切です。
最後に、肉まんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「肉まん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 242 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (43.4) | g | |
└糖質 | (41.9) | g | 多い |
└食物繊維 | (3.2) | g | 多い |
たんぱく質 | (10.0) | g | 普通 |
脂質 | (5.1) | g | 普通 |
「肉まん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (39.5) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.9) | g | 多い |
コレステロール | (16) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (1.2) | mg | 普通 |
アルコール | (Tr) | g | 無し |
「肉まん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (460) | mg | 多い |
カリウム | (310) | mg | 普通 |
カルシウム | (28) | mg | 普通 |
マグネシウム | (20) | mg | 普通 |
リン | (87) | mg | 普通 |
鉄 | (0.8) | mg | 普通 |
亜鉛 | (1.2) | mg | 多い |
銅 | (0.12) | mg | 普通 |
マンガン | (0.45) | mg | 多い |
ヨウ素 | (Tr) | μg | 無し |
セレン | (12) | μg | 多い |
クロム | (1) | μg | 多い |
モリブデン | (9) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (2) | μg | 普通 |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (20) | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | (3) | μg | 普通 |
ビタミンD | (0.1) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | (9) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.23) | mg | 多い |
ビタミンB2 | (0.10) | mg | 普通 |
ナイアシン | (2.0) | mg | 多い |
ビタミンB6 | (0.16) | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0.1) | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.80) | mg | 多い |
ビオチン | (1.9) | μg | 普通 |
ビタミンC | (7) | mg | 多い |
部分割合: 皮 10、肉あん 4.5
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。