このページではかわらせんべいのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
かわらせんべいのカロリーは390kcal(100gあたり)!これってどうなの?
かわらせんべいの可食部100gあたりのカロリーは、390kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中141位です。これは多い順にすると上位8%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでかわらせんべいのカロリーを評価すると、137件中39位です。これは上位から28%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 390Kcal |
全体での評価 | 141位 / 1592件中(上位8%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 39位 / 137件中(上位28%…高い) |
かわらせんべいはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜかわらせんべいのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
かわらせんべいのカロリーが高い理由
かわらせんべいは、可食部100gあたり390kcalのカロリーがあります。他の食材と比較して「高い」と評価されています。この高いカロリーの理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質が多い
かわらせんべいは、可食部100gあたり84.5gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として利用されるため、糖質が多い食品はカロリーが高くなります。かわらせんべいの糖質量が多いため、カロリーも高くなっていると考えられます。
食物繊維は普通
かわらせんべいは、可食部100gあたり1.2gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化吸収がされにくく、満腹感を与える効果があります。しかし、かわらせんべいの食物繊維量は普通とされており、カロリーの高さには直接的な関係はありません。
タンパク質・脂質は普通
かわらせんべいは、可食部100gあたり7gのタンパク質と3.2gの脂質を含んでいます。タンパク質や脂質はエネルギー源として利用されますが、かわらせんべいのタンパク質や脂質量は普通とされています。したがって、カロリーの高さは主に糖質の量によるものと考えられます。
以上の栄養データから、かわらせんべいのカロリーが高い理由は、糖質の量が多いことによるものと言えます。糖質はエネルギー源として利用されるため、その量が多いほどカロリーも高くなります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「かわらせんべい」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (84.5)g | 4 | 338kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (1.2)g | 2 | 2.4kcal |
たんぱく質 | (7.0)g | 4 | 28kcal |
脂質 | (3.2)g | 9 | 28.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「かわらせんべい」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、338kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
かわらせんべいは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
かわらせんべいは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも、かわらせんべいは一般的に健康的なイメージがあります。しかし、実際にはかわらせんべいは糖質量が84.5gもあります。この糖質量は、低糖質ダイエットを行う上で不向きなものです。
なぜかわらせんべいは低糖質ダイエットに不向きなのか?
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで体重を減らす方法です。糖質を摂取すると、血糖値が急上昇し、インシュリンの分泌が促されます。このインシュリンが脂肪の蓄積を促進し、体重の増加につながります。
かわらせんべいは、その名前からもわかるように主成分が「砂糖」と「小麦粉」です。砂糖はもちろんのこと、小麦粉も糖質を多く含んでいます。そのため、かわらせんべいを摂取すると、血糖値が急上昇し、インシュリンの分泌が促されることになります。
かわらせんべいの糖質量について
かわらせんべいの糖質量は、1枚あたり約84.5gです。これは一般的なかわらせんべいの場合の値であり、味や製法によって異なる場合もあります。しかし、一般的なかわらせんべいでもこのように高い糖質量を含んでいることは間違いありません。
低糖質ダイエットにおすすめのスナック菓子
低糖質ダイエットを行う際には、かわらせんべいのような高糖質の菓子は避けるべきです。代わりに、糖質量が少ないスナック菓子を選ぶことが重要です。
例えば、ナッツやシーフード、チーズなどは糖質量が低く、タンパク質や良質な脂質を含んでいます。これらを上手に組み合わせることで、満腹感を得ながら糖質の摂取を抑えることができます。
まとめ
かわらせんべいは、糖質量が84.5gもあり、低糖質ダイエットには不向きな菓子です。糖質を制限することで体重を減らす目的の場合、かわらせんべいのような高糖質の菓子は避けるべきです。代わりに、糖質量の少ないスナック菓子を選ぶことが重要です。ナッツやシーフード、チーズなどは糖質量が低く、タンパク質や良質な脂質を含んでいるため、低糖質ダイエットにおすすめのスナック菓子と言えます。
かわらせんべいは、低脂質ダイエットに使える!?
かわらせんべいは、低脂質ダイエットに使える?
かわらせんべいは、日本の伝統的なお菓子の一つです。その特徴は、薄くてカリカリとした食感であり、甘さ控えめながらも美味しさがあります。しかし、低脂質ダイエットにおいては、かわらせんべいはどのような位置づけになるのでしょうか。
かわらせんべいの脂質量は控えめ
かわらせんべいは、一般的なお菓子と比較して脂質の量が控えめです。100gあたりの脂質量は、たったの3.2gです。このことからも、かわらせんべいは脂質を摂取する際には適した選択肢と言えるでしょう。
かわらせんべいは低脂質ダイエットには不向き?
しかし、低脂質ダイエットを行っている方にとって、かわらせんべいはどちらかと言えば不向きなお菓子と言えます。なぜなら、低脂質ダイエットでは脂質の摂取を極力控えることが求められるためです。かわらせんべいの脂質量は控えめではありますが、それでも脂質を摂取してしまうことになります。
かわらせんべいを適度に楽しむことが大切
低脂質ダイエットを行っている方でも、かわらせんべいを適度に楽しむことは可能です。ただし、摂取する量には注意が必要です。かわらせんべいは美味しいお菓子ですが、過剰に摂取するとカロリーの摂り過ぎにつながります。ダイエット中でも、適度な範囲で楽しむことが大切です。
まとめ
かわらせんべいは、低脂質ダイエットにおいてはどちらかと言えば不向きなお菓子ですが、脂質の量は控えめです。適度な量で楽しむことで、低脂質ダイエットを実践しながらもお菓子を楽しむことができます。しかし、摂取する量には注意が必要であり、過剰な摂取は避けるべきです。健康的な食生活を実践する上で、バランスの取れた食事と適度な運動も大切です。
最後に、かわらせんべいの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「かわらせんべい」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 390 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (84.9) | g | |
└糖質 | (84.5) | g | 多い |
└食物繊維 | (1.2) | g | 普通 |
たんぱく質 | (7.0) | g | 普通 |
脂質 | (3.2) | g | 普通 |
「かわらせんべい」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (4.3) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.6) | g | 低い |
コレステロール | (90) | mg | 多い |
食塩相当量 | (0.1) | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「かわらせんべい」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (57) | mg | 普通 |
カリウム | (54) | mg | 低い |
カルシウム | (10) | mg | 低い |
マグネシウム | (6) | mg | 低い |
リン | (70) | mg | 普通 |
鉄 | (0.6) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.4) | mg | 普通 |
銅 | (0.05) | mg | 普通 |
マンガン | (0.21) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (8) | μg | 多い |
セレン | (8) | μg | 多い |
クロム | (1) | μg | 多い |
モリブデン | (7) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (51) | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (3) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | (51) | μg | 多い |
ビタミンD | (0.3) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.4) | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (0.1) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (0.1) | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (3) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.07) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.11) | mg | 普通 |
ナイアシン | (0.3) | mg | 低い |
ビタミンB6 | (0.04) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.3) | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.54) | mg | 普通 |
ビオチン | (6.4) | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。