このページでは小麦粉あられのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
小麦粉あられのカロリーは472kcal(100gあたり)!これってどうなの?
小麦粉あられの可食部100gあたりのカロリーは、472kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中78位です。これは多い順にすると上位4%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルので小麦粉あられのカロリーを評価すると、137件中17位です。これは上位から12%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 472Kcal |
全体での評価 | 78位 / 1592件中(上位4%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 17位 / 137件中(上位12%…高い) |
小麦粉あられはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ小麦粉あられのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
小麦粉あられのカロリーは高い理由
小麦粉あられのカロリーは、可食部100gあたり472kcalと非常に高いです。この高いカロリーの理由について、以下の栄養データを参照します。
糖質が多い
小麦粉あられは、可食部100gあたり68.2gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として働き、摂取した糖質は体内でブドウ糖に分解されます。そのため、糖質の摂取量が多いほどカロリーも高くなります。
食物繊維が多い
小麦粉あられは、可食部100gあたり2.3gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化吸収されにくく、腸内で水分を吸収して膨張するため、満腹感を与える効果があります。しかし、食物繊維自体にはカロリーはほとんどありませんが、小麦粉あられの総カロリーには含まれるため、カロリーが高くなります。
タンパク質は普通
小麦粉あられは、可食部100gあたり7.6gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の細胞や組織の構成要素として重要な役割を果たしていますが、他の栄養素と比べるとカロリーにはあまり影響を与えません。
脂質が多い
小麦粉あられは、可食部100gあたり19.5gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源としても重要ですが、同じ量の糖質やタンパク質と比べると、脂質はより高いカロリーを提供します。そのため、小麦粉あられの脂質の含有量が多いことが、カロリーが高い要因の一つとなっています。
以上の栄養データから、小麦粉あられのカロリーが高い理由を説明しました。糖質や脂質の含有量が多いことが主な要因となっています。カロリーを気にされる方は、摂取量に注意することが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「小麦粉あられ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (68.2)g | 4 | 272.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (2.3)g | 2 | 4.6kcal |
たんぱく質 | (7.6)g | 4 | 30.4kcal |
脂質 | (19.5)g | 9 | 175.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「小麦粉あられ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、272.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
小麦粉あられは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
小麦粉あられは、低糖質ダイエットに使える?
低糖質ダイエットを実践している方々にとって、食品の糖質量は非常に重要なポイントです。その中でも、お菓子類は特に注意が必要です。今回は、菓子の一種である「小麦粉あられ」について、その糖質量とダイエットへの適性について考えてみたいと思います。
小麦粉あられの糖質量は68.2g
まず、小麦粉あられの糖質量についてですが、一袋あたり68.2gとなっています。この量は、低糖質ダイエットを実践している方々にとってはかなり高い数値と言えます。糖質制限を目指している方々は通常、1日に摂取する糖質の量を50g以下に抑えることが推奨されています。そのため、小麦粉あられ一袋を食べるだけで、1日の糖質摂取量を超えてしまう可能性があります。
小麦粉あられは低糖質ダイエットに不向き
以上のことから、小麦粉あられは低糖質ダイエットには不向きと言えます。糖質制限を目指している方々にとっては、糖質量が高いため、摂取することは控えるべきです。特に、一度にたくさんの量を食べることが多いお菓子類は、糖質制限の観点からは避けるべきです。
低糖質ダイエットを成功させるためには、糖質量の少ない食品を選ぶことが重要です。代替品として、小麦粉を使用せずに作られたお菓子や、糖質が少ないスナック菓子などを選ぶことをおすすめします。また、糖質制限を行う際には、栄養バランスを考えた食事を心掛けることも大切です。
まとめ
小麦粉あられは、糖質量が68.2gと高いため、低糖質ダイエットには不向きです。糖質制限を目指す方々は、糖質量の少ない食品を選ぶことが重要です。食事の栄養バランスを考えながら、糖質制限を行うことで、健康的なダイエットを実践することができます。
小麦粉あられは、低脂質ダイエットに使える!?
小麦粉あられは、低脂質ダイエットに不向き
「小麦粉あられ」は、多くの人にとっておやつやスナックとして親しまれています。その軽い食感と香ばしい味わいは、さまざまなシーンで楽しまれています。しかし、低脂質ダイエットを目指す人にとっては、注意が必要な食品と言えます。
小麦粉あられの脂質含有量
小麦粉あられのパッケージには、脂質の含有量が19.5gと表示されています。これは、一般的なおやつやスナックと比較すると、かなり高い数値です。低脂質ダイエットでは、1日の摂取カロリーのうち脂質の割合を制限することが求められますが、小麦粉あられはこの制限には適していません。
小麦粉あられの脂質の種類
さらに、小麦粉あられに含まれる脂質の種類も問題です。一般的なおやつやスナックには、主に不飽和脂肪酸が含まれていますが、小麦粉あられには飽和脂肪酸が多く含まれている傾向があります。飽和脂肪酸は、健康に悪影響を及ぼすことが知られており、心臓病や高血圧のリスクを高める可能性があります。
低脂質ダイエットに適した食品
低脂質ダイエットを目指す人には、小麦粉あられの代わりに、より低脂質な食品を選ぶことをおすすめします。例えば、野菜や果物、魚や豆腐などは、脂質の含有量が比較的低く、栄養価も高い食品です。これらを積極的に取り入れることで、健康的なダイエットを実現することができます。
まとめ
小麦粉あられは、低脂質ダイエットには不向きな食品です。その高い脂質含有量と飽和脂肪酸の多さから、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。低脂質ダイエットを目指す人は、小麦粉あられの代わりに、野菜や果物、魚や豆腐などの低脂質な食品を選ぶことをおすすめします。健康的なダイエットを実現するために、食品選びには注意が必要です。
最後に、小麦粉あられの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「小麦粉あられ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 472 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (68.8) | g | |
└糖質 | (68.2) | g | 多い |
└食物繊維 | (2.3) | g | 多い |
たんぱく質 | (7.6) | g | 普通 |
脂質 | (19.5) | g | 多い |
「小麦粉あられ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (2.0) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (2.2) | g | 多い |
コレステロール | (1) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (1.8) | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「小麦粉あられ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (710) | mg | 多い |
カリウム | (100) | mg | 低い |
カルシウム | (18) | mg | 普通 |
マグネシウム | (11) | mg | 低い |
リン | (55) | mg | 普通 |
鉄 | (0.5) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.3) | mg | 普通 |
銅 | (0.08) | mg | 普通 |
マンガン | (0.39) | mg | 多い |
ヨウ素 | (Tr) | μg | 無し |
セレン | (4) | μg | 多い |
クロム | (2) | μg | 多い |
モリブデン | (11) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (2.0) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (0.2) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (2.3) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (0.9) | mg | 多い |
ビタミンK | (1) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.10) | mg | 多い |
ビタミンB2 | (0.03) | mg | 低い |
ナイアシン | (0.5) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.03) | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.48) | mg | 普通 |
ビオチン | (1.1) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: 小麦粉系スナック
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。