このページではシュークリームのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
シュークリームのカロリーは211kcal(100gあたり)!これってどうなの?
シュークリームの可食部100gあたりのカロリーは、211kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中575位です。これは多い順にすると上位36%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのでシュークリームのカロリーを評価すると、137件中118位です。これは上位から86%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 211Kcal |
全体での評価 | 575位 / 1592件中(上位36%…平均的) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 118位 / 137件中(上位86%…かなり低い) |
シュークリームはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜシュークリームのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
シュークリームのカロリーは平均的な理由
シュークリームのカロリーが平均的である理由は、以下の栄養データから考えられます。
糖質
シュークリームの糖質は26.5gで、普通と評価されています。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると血糖値の上昇や肥満のリスクがあります。シュークリームの糖質量は普通の範囲に収まっているため、カロリーも平均的となっています。
食物繊維
シュークリームの食物繊維は0.3gで、普通と評価されています。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立ちますが、シュークリームにはあまり含まれていないため、カロリーの評価には直接的な影響はありません。
タンパク質
シュークリームのタンパク質は6gで、普通と評価されています。タンパク質は筋肉の形成や修復に重要な栄養素ですが、シュークリームには普通の量が含まれているため、カロリーも平均的となっています。
脂質
シュークリームの脂質は11.4gで、多いと評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクがあります。シュークリームの脂質量は多い方に分類されますが、他の栄養素が平均的なため、全体としては平均的なカロリーと評価されています。
以上の栄養データから、シュークリームのカロリーが平均的である理由が明らかになりました。糖質やタンパク質は普通の範囲に収まっており、脂質が多いものの他の栄養素のバランスが取れているため、全体としては平均的なカロリーとなっています。ただし、個々の摂取量や体質によっては、カロリーの摂り過ぎには注意が必要です。適度な量を楽しむことが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「シュークリーム」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (26.5)g | 4 | 106kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.3)g | 2 | 0.6kcal |
たんぱく質 | (6.0)g | 4 | 24kcal |
脂質 | (11.4)g | 9 | 102.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「シュークリーム」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、106kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
シュークリームは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:dancyu
シュークリームは、低糖質ダイエットに使える?
シュークリームは、多くの人にとっておいしいスイーツの一つです。しかし、低糖質ダイエットを実践している人にとっては、糖質量が気になるところです。実際に、シュークリームの糖質量は26.5gもあります。
シュークリームの糖質量
シュークリームは、外側のシュー生地と内側のクリームで構成されています。シュー生地は小麦粉や砂糖が主成分であり、クリームは砂糖や乳製品が主成分です。そのため、シュークリームの糖質量は高くなります。
低糖質ダイエットに不向きな理由
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで体重管理を行う方法です。糖質を摂取すると、血糖値が上昇し、インスリンの分泌が促されます。これにより、脂肪の蓄積が進みやすくなります。
シュークリームの糖質量が26.5gということは、一つのシュークリームを食べるだけで、一日に摂取すべき糖質量のかなりの割合を摂取してしまうことになります。これでは、低糖質ダイエットを成功させることは難しいでしょう。
代替品としての活用方法
低糖質ダイエットを実践している方にとって、シュークリームは直接的な選択肢とはなりません。しかし、代替品として工夫することで、少しでもシュークリームの味を楽しむことは可能です。
例えば、シュー生地には小麦粉や砂糖が使用されますが、これをアーモンド粉やココナッツフラワー、代替甘味料などに置き換えることで、糖質量を抑えることができます。また、クリームには砂糖や乳製品が使用されますが、代替甘味料や低脂肪乳などを使用することで、カロリーを抑えることもできます。
まとめ
シュークリームは、糖質量が26.5gと高いため、低糖質ダイエットには不向きです。しかし、代替品を使用することで、少しでもシュークリームの味を楽しむことは可能です。低糖質ダイエットを実践する際には、糖質量に注意しながら、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
シュークリームは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ヤマサ
シュークリームは低脂質ダイエットに不向き
シュークリームは、菓子の中でも人気のあるスイーツですが、低脂質ダイエットを考えている方にはおすすめできません。その理由を以下に説明します。
シュークリームの脂質含有量
シュークリームは、一つあたりの脂質含有量が約11.4gもあります。低脂質ダイエットを行っている方にとっては、これはかなり高い数値です。脂質は高カロリーであり、摂り過ぎると体重増加の原因になります。シュークリームを食べることで、摂取する脂質の量が増えてしまうため、ダイエットには不向きです。
シュークリームの糖分含有量
また、シュークリームには糖分も多く含まれています。糖分も脂質同様、高カロリーであり、摂り過ぎると体重増加の要因となります。シュークリームはクリームやカスタードクリームがたっぷりと詰まっており、その中には砂糖も多く含まれています。砂糖は、満腹感を得ることなくエネルギーを摂取するため、食べ過ぎるリスクが高まります。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを行っている方には、シュークリームの代わりに他のスイーツを選ぶことをおすすめします。例えば、フルーツやヨーグルトなどは低脂質であり、ダイエットにも適しています。また、シュークリーム自体にも低脂質のバリエーションが存在しますが、一般的なシュークリームに比べて味や食感が異なることもあります。
まとめ
シュークリームは、低脂質ダイエットを行っている方には避けるべきスイーツです。脂質や糖分の含有量が高く、摂り過ぎると体重増加のリスクが高まります。代わりに低脂質のスイーツや他の食品を選ぶことで、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、シュークリームの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「シュークリーム」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 211 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (25.5) | g | |
└糖質 | (26.5) | g | 普通 |
└食物繊維 | (0.3) | g | 普通 |
たんぱく質 | (6.0) | g | 普通 |
脂質 | (11.4) | g | 多い |
「シュークリーム」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (56.3) | g | 普通 |
有機酸 | (0.1) | g | 多い |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | (200) | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「シュークリーム」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 78 | mg | 普通 |
カリウム | 120 | mg | 普通 |
カルシウム | 91 | mg | 多い |
マグネシウム | 9 | mg | 低い |
リン | 150 | mg | 普通 |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.06 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 26 | μg | 多い |
セレン | 10 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 150 | μg | 多い |
└α-カロテン | (Tr) | μg | 無し |
└β-カロテン | 10 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 7 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 14 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 150 | μg | 多い |
ビタミンD | 2.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 8 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.7 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.96 | mg | 多い |
ビオチン | 11.7 | μg | 多い |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
エクレアを含む/部分割合: 皮 1、カスタードクリーム 5
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。