このページではうずら豆のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
うずら豆のカロリーは214kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:サントリー
うずら豆の可食部100gあたりのカロリーは、214kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中563位です。これは多い順にすると上位35%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルのでうずら豆のカロリーを評価すると、68件中34位です。これは上位から50%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 214Kcal |
全体での評価 | 563位 / 1592件中(上位35%…平均的) |
「豆」ジャンル内での評価 | 34位 / 68件中(上位50%…平均的) |
うずら豆はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜうずら豆のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
「うずら豆」のカロリーは平均的な理由
「うずら豆」は、可食部100gあたり214kcalのカロリーを持ち、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に解説します。
糖質が多い
「うずら豆」は可食部100gあたり45gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体の活動に必要な糖分を供給します。そのため、糖質が多いことにより、カロリーが平均的になっていると考えられます。
食物繊維が多い
「うずら豆」は可食部100gあたり5.9gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化を助け、腸の健康を保つために重要な役割を果たします。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を調節する助けにもなります。食物繊維が多いことにより、カロリーが平均的になっていると考えられます。
タンパク質は普通
「うずら豆」は可食部100gあたり6.7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織や筋肉を作るために重要な栄養素です。タンパク質はエネルギー源としても機能するため、カロリーの源としても一定の役割を果たします。タンパク質が普通であることにより、カロリーが平均的になっていると考えられます。
脂質が低い
「うずら豆」は可食部100gあたり1.3gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源としても重要な栄養素ですが、摂りすぎるとカロリーが高くなります。脂質が低いことにより、カロリーが平均的になっていると考えられます。
以上の栄養データを考慮すると、「うずら豆」は糖質や食物繊維が多く、タンパク質は普通であり、脂質が低いため、カロリーが平均的になっていると言えます。これらの栄養素のバランスが取れていることが、平均的なカロリーとなる要因と考えられます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「うずら豆」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 45.0g | 4 | 180kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 5.9g | 2 | 11.8kcal |
たんぱく質 | 6.7g | 4 | 26.8kcal |
脂質 | 1.3g | 9 | 11.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「うずら豆」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、180kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
うずら豆は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:NHKきょうの料理
うずら豆は、低糖質ダイエットに使える?
「うずら豆は低糖質ダイエットに不向き」ということがわかりました。
うずら豆の糖質量は45g
まず、うずら豆の糖質量について考えてみましょう。うずら豆の糖質量は45gとされています。低糖質ダイエットでは、通常、1日の糖質摂取量を50g以下に抑えることが推奨されています。しかし、うずら豆の糖質量はこの目標値をほぼ満たしてしまいます。
うずら豆の栄養価について
次に、うずら豆の栄養価について考えてみましょう。うずら豆は、たんぱく質や食物繊維が豊富に含まれていることで知られています。しかし、低糖質ダイエットでは、糖質の摂取量を抑えることが重要です。そのため、うずら豆の栄養価が優れているとしても、糖質量が多いことから、低糖質ダイエットには適していないと言えます。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで、血糖値の上昇を抑え、体脂肪を減らすことを目指すダイエット方法です。糖質はエネルギー源として利用されますが、摂り過ぎると余分なエネルギーとして脂肪として蓄積されてしまいます。そのため、糖質の摂取量を抑えることで、体脂肪を減らすことができるとされています。
まとめ
うずら豆は、糖質量が45gと比較的高いです。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取量を抑えることが重要ですので、うずら豆は低糖質ダイエットには不向きです。糖質を気にする方には、他の食材を選ぶことをおすすめします。
うずら豆は、低脂質ダイエットに使える!?
うずら豆は、低脂質ダイエットに使える?
低脂質ダイエットを実践している方にとって、食べ物の脂質量は非常に重要なポイントです。脂質を制限することで、体重管理や健康維持に役立つことがあります。そこで、今回は「うずら豆」に焦点を当て、その脂質量と低脂質ダイエットへの効果について考えてみたいと思います。
うずら豆の脂質量は1.3g
まず、うずら豆の脂質量について調べてみました。すると、100gあたりの脂質量は1.3gという結果が得られました。この値は、他の豆類やナッツ類と比べても非常に低い数値です。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、うずら豆は適した食材と言えるでしょう。
うずら豆の栄養価
低脂質だけでなく、うずら豆にはさまざまな栄養素も含まれています。たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれており、健康的な食事に欠かせない要素です。また、うずら豆にはコレステロールがほとんど含まれていないため、心臓病や高血圧などのリスクを軽減する効果も期待できます。
うずら豆の効果的な摂取方法
低脂質ダイエットにおいて、うずら豆を効果的に摂取する方法も考えてみましょう。まずは、生のうずら豆を茹でて食べる方法が一般的です。また、うずら豆をスープやサラダに加えることで、食事のボリューム感を増やすことができます。さらに、うずら豆を粉状にしてパンやクッキーに混ぜ込むこともオススメです。これらの方法を取り入れることで、うずら豆の栄養価を最大限に活かすことができます。
まとめ
うずら豆は低脂質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。その低脂質量や栄養価を考慮すると、健康的な食事に取り入れる価値があります。ただし、食べ過ぎには注意が必要です。バランスの良い食事と適度な運動と併せて、うずら豆を上手に活用して理想の体型や健康を手に入れましょう。
最後に、うずら豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「うずら豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 214 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 49.6 | g | |
└糖質 | 45.0 | g | 多い |
└食物繊維 | 5.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.7 | g | 普通 |
脂質 | 1.3 | g | 低い |
「うずら豆」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 41.4 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「うずら豆」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 110 | mg | 普通 |
カリウム | 230 | mg | 普通 |
カルシウム | 41 | mg | 普通 |
マグネシウム | 25 | mg | 普通 |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 2.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.14 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 3 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
試料(原材料): 金時類 /煮豆
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。