このページでは、豆のささげを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ささげのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはささげの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 130 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 23.8 | g | |
└糖質 | 15.4 | g | 普通 |
└食物繊維 | 10.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 10.2 | g | 普通 |
脂質 | 0.9 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「ささげ 全粒 ゆで」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ささげがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ささげはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:サントリー
ささげとは?どんな食材?
ささげとは、豆の一種であり、日本の伝統的な食材です。主に神社や寺院でのお供え物として使われることが多く、その形状や色、食感は他の豆とは異なります。
ささげの特徴
ささげは、小さな粒であり、一般的には白色や淡い色をしています。豆の中でも特に柔らかく、ほんのりとした甘みがあります。また、ささげは煮物や和え物などに使われることが多く、そのまま食べることは少ないです。
ささげの使い方
ささげは、神社や寺院でのお供え物として使われることが一般的ですが、一般家庭でも料理に取り入れることができます。煮物や和え物、お茶漬けの具材として利用されることが多く、豆の優しい味わいが料理に深いコクを与えます。
ささげは、日本の伝統的な食材であり、その独特な形状や味わいから、多くの人々に愛されています。神聖な場所でのお供え物としての役割も大きいですが、普段の食卓にも取り入れることで、さらに豊かな食文化を楽しむことができるでしょう。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はささげがダイエットにどう役立つか説明します!
ささげはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:サントリー
1. 糖質の摂取量を抑えるのに適しています
「ささげ」は、可食部100gあたりの糖質が15.4gと普通の量です。糖質の摂取量を抑えることは、血糖値の上昇を抑え、糖尿病や肥満の予防につながります。また、糖質の摂り過ぎはエネルギーの過剰摂取にも繋がるため、ダイエット中や血糖値を気にする方にとっては適した食材と言えます。
2. 食物繊維が豊富に含まれています
「ささげ」には、可食部100gあたりに10.7gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることができます。さらに、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。これらの効果により、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
3. 脂質の摂取量を抑えるのに適しています
「ささげ」は、可食部100gあたりの脂質が0.9gと低い量です。脂質の摂取量を抑えることは、動脈硬化や高血圧、心臓病の予防につながります。また、脂質は1gあたり9kcalと高カロリーなため、ダイエット中やカロリーコントロールを意識する方にとっては適した食材と言えます。
おすすめ:ささげのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ささげに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:サントリー
1. カリウムやマグネシウムが多い
「ささげ」は可食部100gあたりに、カリウム400mg、マグネシウム55mgを含んでいます。これらの栄養素は、体内の水分バランスを調節したり、筋肉の収縮や神経伝達に関与しています。カリウムは血圧を調整する働きもありますので、心血管の健康にも役立ちます。
2. 鉄や亜鉛、銅が多い
「ささげ」には、可食部100gあたりに鉄2.6mg、亜鉛1.5mg、銅0.23mgが含まれています。これらの栄養素は、体内の酸素運搬や酵素の働きに関与しています。特に鉄は貧血の予防や免疫力の向上に重要な役割を果たします。亜鉛や銅も免疫機能をサポートし、体内の酵素反応を促進します。
3. クロムやモリブデンが多い
「ささげ」には、クロム2μg、モリブデン150μgが含まれています。これらの栄養素は、微量であるものの、体内の代謝や酵素反応に関与しています。クロムは血糖値の調節に役立ち、モリブデンは体内の有害な物質を分解する酵素の働きをサポートします。
以上のように、「ささげ」はカリウムやマグネシウム、鉄や亜鉛、銅、クロムやモリブデンといった栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、体内の機能をサポートし、健康維持に役立つ特徴を持っています。
ささげに含まれるビタミンを解説!
引用元:Nadia
ビタミンA
「ささげ」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテンなどの形で存在しています。レチノールやα-カロテンは植物由来のビタミンAであり、ささげには含まれていません。一方、β-カロテンは8 μg含まれており、普通の量と言えます。ささげはレチノール活性当量という指標でも1 μg含まれており、普通の量と言えます。
ビタミンE
「ささげ」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールの形で存在しています。しかし、ささげにはα-トコフェロールやβ-トコフェロールは含まれておらず、無しと言えます。一方、γ-トコフェロールは2.3 mg、δ-トコフェロールは4.7 mg含まれており、多い量と言えます。
その他のビタミン
「ささげ」にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンが含まれています。ビタミンKは6 μg含まれており、普通の量と言えます。ビタミンB1は0.2 mg、ビタミンB2は0.05 mg含まれており、多くはありませんが普通の量と言えます。ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸はそれぞれ0.6 mg、0.06 mg、0.27 mg含まれており、普通の量と言えます。また、ビオチンは4.8 μg含まれており、多い量と言えます。
なお、「ささげ」にはビタミンD、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCは含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はささげの使用例としてレシピをご紹介します。
ささげを使ったレシピ20選!
#1 ささげと野菜のピリ辛揚げびたし
ささげ、かぼちゃ、なす、大根おろし、揚げ油、めんつゆ、豆板醤
豆板醤と市販の麵つゆを使った、簡単に作れる揚げびたしのレシピ。そのまま使ってもしっかりとした味になる麺つゆに酢の酸味と、豆板醤のコクと辛味が複雑な味の層を作りだします。…
レシピを見る#2 ささげと豚肉のマヨポン炒め
ささげ、玉ねぎ、豚ロース薄切り肉、小麦粉、サラダ油、マヨネーズ、ポン酢
お弁当にもぴったりな十六ささげを活用した、主菜のレシピ。いんげんのような見た目のささげは、いんげんより柔らかくさっぱりとした味わいで他の食材の邪魔をしません。…
レシピを見る#3 ささげとじゃが芋の塩辛炒め
ささげ、じゃがいも、いかの塩辛、にんにく、バター、しょうゆ、粗挽きこしょう
ささげとじゃが芋をバターしょうゆ風味のいかの塩辛と合わせた炒め物のレシピ。塩辛の旨みとバターしょうゆのコクが、具材に移って食欲をそそる一品。…
レシピを見る#4 津軽の郷土料理 ささげのでんぶ(いんげんの炒め煮)
いんげん、豚こま切れ肉、しらたき、油揚げ、醤油、みりん、砂糖
津軽の郷土料理のささげのでんぶ(いんげんの炒め煮)レシピ。醤油、砂糖、みりんの甘じょっぱいタレが、インゲンによく染み込んだ一品です。…
レシピを見る#5 レンジで味しみ♪ ささげと油揚げのさっと煮
ささげ、めんつゆ、砂糖
このレシピはささげと油揚げを使ったさっと煮の作り方を紹介しています。ささげは大角豆のことで、めんつゆと砂糖を混ぜた調味料で味付けします。…
レシピを見る#7 もちもち〜♪ レンジで作る!ささげのお赤飯
ささげ[乾燥、ごま塩
このレシピはささげを使ったお赤飯の作り方です。ささげともち米を一緒にレンジで炊き上げます。…
レシピを見る#8 簡単副菜! ささげの胡麻和え
ささげ、砂糖、しょうゆ、白すりごま
このレシピは、ささげと白すりごまを使った和え物です。ごまの風味が豊かで、箸が止まらなくなる美味しさが特徴です。…
レシピを見る#9 ささげのそぼろ中華炒め
ササゲ、豚ひき肉、にんにく、乾燥青唐辛子、乾燥赤唐辛子、揚げ油、醤油
豚ひき肉とささげを使った、中華風のそぼろ炒め物のレシピ。豚ひき肉と相性の良いささげは素揚げにすることで、食感にメリハリをつけています。…
レシピを見る#10 しょうゆごま団子
白玉粉、砂糖、しょうゆ、ごま油、ごま、揚げ油、ゆであずき、すりごま(白)、ごま油、等
しょうゆの風味豊かなごま団子レシピ。白玉粉で作る団子の皮にしょうゆを加えることで、奥深い甘みと香りに仕上がります。…
レシピを見る#11 桜餅
薄力粉、片栗粉、砂糖、こしあん(市販)、サラダ油、桜の葉の塩漬け、しょうゆ、しょうゆ、黒ごま(すりごま)、等
関東風桜餅のレシピ。関東風の桜餅はクレープのように薄く焼いた生地が特徴。…
レシピを見る#12 しょうゆ水ようかん
ゆであずき、しょうゆ、粉寒天
意外すぎる、しょうゆを使った水ようかんのレシピ。あんことしょうゆが合うの?と心配になりますが塩であんこの甘味が増すようにしょうゆを加えることで甘味が上品になっている一品です。…
レシピを見る#13 柏もち
こしあん、しょうゆ、上新粉、砂糖、片栗粉、柏の葉
市販のこしあんを使用したお手軽な柏もちのレシピ。市販のこしあんに醤油を加えることで、コクの深い味わいに。…
レシピを見る#14 桜餅
道明寺粉、砂糖、練りあん、食紅(赤)、桜の葉の塩漬け(塩漬け)
関西風桜餅のレシピ。道明寺粉は練らないようにさっと混ぜる事で粒感が残り食感が良くなります。…
レシピを見る#15 抹茶まんじゅう
砂糖(上白糖)、みりん、薄力粉、ベーキングパウダー、抹茶、こしあん、松の実
ふわっと抹茶の風味がたまらない、まんじゅうのレシピ。あんの中に松の実を加えることがこのレシピのポイント。…
レシピを見る#16 いちご大福
つぶあん(市販)、しょうゆ、いちご、片栗粉、白玉粉、片栗粉、砂糖
隠し味に醤油を使ったいちご大福のレシピ。あんこに少量の醤油を加えることで、あんこの甘さがより一層引き立ちます。…
レシピを見る#17 豆乳豆花
みりん、豆乳、ゆであずき、しょうゆ、デルモンテ・パイナップルスライス(234g缶)、アーモンド(無塩・ロースト)、粉ゼラチン
豆乳をゼラチンで固めた台湾スイーツのレシピ。豆乳をみりんで甘く味付けし、ゼラチンで冷やし固めます。…
レシピを見る#18 お赤飯
もち米、ささげ、みりん、黒ごま
ささげを使って作るお赤飯のレシピ。ささげは小豆と比べ、煮ても割れにくく、しっかりとした食感をしていると言われます。…
レシピを見る#19 簡単あんかけ草餅
よもぎ(または春菊の葉先)、上新粉、あずきあん(つぶ・缶詰)、みりん、砂糖
よもぎの風味がたつ自家製草餅レシピ。自分でよもぎを茹でることで、出来合いのものよりも香りがたち春らしさを感じます。…
レシピを見る#20 豆乳白玉栗金時
白玉粉、豆乳、あずきあん(市販・粒あん)、しょうゆ、みりん
豆乳を活用した白玉栗金時のレシピ。白玉粉に豆乳をいれることで、もちもちとした食感に。…
レシピを見る最後に、ささげの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ささげ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 130 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 23.8 | g | |
└糖質 | 15.4 | g | 普通 |
└食物繊維 | 10.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 10.2 | g | 普通 |
脂質 | 0.9 | g | 低い |
「ささげ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ささげ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 400 | mg | 多い |
カルシウム | 32 | mg | 普通 |
マグネシウム | 55 | mg | 多い |
リン | 150 | mg | 普通 |
鉄 | 2.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.5 | mg | 多い |
銅 | 0.23 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 150 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 8 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 8 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 2.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 4.7 | mg | 多い |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.20 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.27 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.8 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。