このページではらいまめのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
らいまめのカロリーは306kcal(100gあたり)!これってどうなの?
らいまめの可食部100gあたりのカロリーは、306kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中327位です。これは多い順にすると上位20%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルのでらいまめのカロリーを評価すると、68件中19位です。これは上位から27%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 306Kcal |
全体での評価 | 327位 / 1592件中(上位20%…高い) |
「豆」ジャンル内での評価 | 19位 / 68件中(上位27%…高い) |
らいまめはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜらいまめのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
らいまめのカロリーが高い理由
らいまめは、可食部100gあたり306kcalのカロリーがあります。これは他の食材と比較して「高い」と評価されています。
糖質が多い
らいまめには、可食部100gあたり44.8gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として体内で利用されますが、摂り過ぎると血糖値の上昇や肥満の原因となることがあります。
食物繊維が多い
らいまめには、可食部100gあたり19.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化を助け、便通を促進する役割があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることにも役立ちます。
タンパク質が多い
らいまめには、可食部100gあたり21.9gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の修復・成長に必要な栄養素です。また、タンパク質はエネルギー源としても利用されます。
脂質は普通
らいまめには、可食部100gあたり1.8gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源としても利用されますが、摂り過ぎると体重の増加や動脈硬化のリスクが高まることがあります。
以上の栄養データから、らいまめのカロリーが高い理由は、糖質や食物繊維、タンパク質の含有量が多いことにあります。これらの栄養素はエネルギー源として利用されるため、カロリーが高くなっています。ただし、脂質の含有量は普通であるため、カロリーが高いとは言えません。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「らいまめ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 44.8g | 4 | 179.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 19.6g | 2 | 39.2kcal |
たんぱく質 | 21.9g | 4 | 87.6kcal |
脂質 | 1.8g | 9 | 16.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「らいまめ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、179.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
らいまめは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
らいまめは、低糖質ダイエットに使える?
いつもお世話になっております。私は、低糖質ダイエットを実践している方に向けて、豆の一種である「らいまめ」についてお伝えいたします。低糖質ダイエットは、血糖値の上昇を抑えることで体脂肪を減らす効果が期待できますが、らいまめはこの目的には不向きな食材です。
らいまめの糖質量
まず、らいまめの糖質量についてご説明いたします。らいまめ100gあたりの糖質量はなんと44.8gもあります。低糖質ダイエットでは、通常1日に摂取する糖質量を50g以下に抑えることが推奨されていますので、らいまめを摂取することでこの目標値を大きく超えてしまう可能性があります。
らいまめの含まれる炭水化物
さらに、らいまめには炭水化物が多く含まれています。炭水化物は、体内でブドウ糖に分解されてエネルギーとなりますが、摂り過ぎると体脂肪として蓄積されてしまいます。らいまめには、この炭水化物が豊富に含まれており、低糖質ダイエットを成功させるためには避けるべき食材と言えます。
低糖質ダイエットに適した食材
低糖質ダイエットを実践する際には、らいまめのような糖質量が高い食材を避けることが重要です。代わりに、野菜や魚、肉などの低糖質な食材を積極的に摂取することをおすすめします。これらの食材には、糖質が少なく、栄養価も高いため、健康的なダイエットに適しています。
まとめ
以上、らいまめは低糖質ダイエットには不向きな食材であるという点についてお伝えしました。糖質量が高く、炭水化物も多く含まれているため、低糖質ダイエットを実践する際には避けるべきです。代わりに、野菜や魚、肉などの低糖質な食材を積極的に摂取することで、健康的なダイエットを実現しましょう。ご参考にしていただければ幸いです。
らいまめは、低脂質ダイエットに使える!?
らいまめは、低脂質ダイエットに使える?
低脂質ダイエットは、健康的な体重管理を目指す人々にとって重要な要素です。脂質はカロリーの主要な源であり、摂りすぎると体重増加や健康問題の原因となる可能性があります。そこで、低脂質ダイエットに効果的な食材として注目されているのが「らいまめ」です。
らいまめの低脂質性
らいまめは、低脂質ダイエットに適した食材として挙げられます。なぜなら、らいまめ100gあたりの脂質量はわずか1.8gしか含まれていないからです。この低脂質量は、他の豆類や食材と比較しても非常に優れています。
らいまめの栄養価
らいまめは、低脂質だけでなく、他の栄養素も豊富に含んでいます。たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど、体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。これにより、らいまめはダイエット中でも健康を維持するために適した食材となります。
らいまめの効果的な摂取方法
らいまめを低脂質ダイエットに効果的に活用するためには、適切な摂取方法が重要です。まず、らいまめは生で食べることもできますが、加熱することでより美味しく食べることができます。炒め物や煮物、スープなどに加えて摂取することで、バラエティ豊かな料理を楽しむことができます。
また、らいまめを摂る際には、他の高脂質な食材との組み合わせにも注意が必要です。低脂質ダイエットを意識している場合は、脂質の多いお肉や油を控えめにするなど、バランスのとれた食事を心掛けることが大切です。
まとめ
らいまめは、低脂質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。その低脂質性や栄養価、効果的な摂取方法を考慮することで、健康的な体重管理をサポートすることができます。ただし、らいまめだけに頼るのではなく、バランスのとれた食事と適度な運動を併せて行うことが重要です。ダイエットの成功に向けて、らいまめを上手に取り入れてみましょう。
最後に、らいまめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「らいまめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 306 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 60.8 | g | |
└糖質 | 44.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 19.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 21.9 | g | 多い |
脂質 | 1.8 | g | 普通 |
「らいまめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 11.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.8 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「らいまめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 1800 | mg | 多い |
カルシウム | 78 | mg | 多い |
マグネシウム | 170 | mg | 多い |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 6.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.9 | mg | 多い |
銅 | 0.70 | mg | 多い |
マンガン | 1.85 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 17 | μg | 多い |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 380 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 5 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 6 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 4.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.47 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.9 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.40 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.05 | mg | 多い |
ビオチン | 9.2 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: ライマビーン、バタービーン
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。