このページでは、豆のらいまめを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
らいまめのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはらいまめの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 306 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 60.8 | g | |
└糖質 | 44.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 19.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 21.9 | g | 多い |
脂質 | 1.8 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「らいまめ 全粒 乾」(らいまめ(乾))の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、らいまめがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
らいまめはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
らいまめとは?どんな食材?
「らいまめ」とは、日本の伝統的な食材の一つであります。主に乾燥させた大豆を使用しており、さまざまな料理に利用されます。その特徴や使い方について、以下に3つのポイントをご紹介いたします。
1. 栄養価の高さ
らいまめは、豊富な栄養素を含んでおります。たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど、健康に必要な成分がバランスよく含まれています。特に、たんぱく質の量が多く、筋肉の形成や修復に役立ちます。また、食物繊維も豊富に含まれており、腸の働きを促進し、便秘の予防にも効果的です。
2. 多様な料理への利用
らいまめは、さまざまな料理に利用されます。例えば、煮豆や炒め物、スープ、豆腐の材料として使われることがあります。また、らいまめを煮てつぶし、豆腐の代わりに利用することもあります。さらに、らいまめを粉状にしたものは、和菓子やお菓子の材料としても使用されます。その豊かな風味と食感は、料理に深みを与えることができます。
3. 日本の伝統的な食文化
らいまめは、日本の伝統的な食文化に根付いています。古くから、らいまめは節分の行事で使用され、鬼を追い払うためにまめまめと食べる習慣があります。また、お正月のおせち料理やお雑煮にも欠かせない食材として使われます。その歴史と伝統は、日本の食卓において重要な存在となっています。
以上のように、「らいまめ」は栄養価の高さ、多様な料理への利用、日本の伝統的な食文化といった特徴を持つ食材です。ぜひ、さまざまな料理に取り入れて、健康と伝統を大切にした食生活を楽しんでいただきたいと思います。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はらいまめがダイエットにどう役立つか説明します!
らいまめはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. らいまめは炭水化物の豊富な食材です。
らいまめは可食部100gあたりに60.8gの炭水化物を含んでいます。炭水化物は私たちの主要なエネルギー源であり、活動するために必要な燃料となります。らいまめの炭水化物の量は多く、エネルギーを効率的に供給するために役立ちます。
2. らいまめには豊富な食物繊維が含まれています。
らいまめは可食部100gあたりに19.6gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化器官の働きを促進し、便通を改善する効果があります。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにするため、糖尿病の予防や管理にも役立ちます。らいまめの食物繊維の量は多く、健康な消化器官を維持するために役立つでしょう。
3. らいまめはタンパク質の良い供給源です。
らいまめは可食部100gあたりに21.9gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は私たちの体の構成要素であり、細胞や組織の修復や成長に不可欠です。また、タンパク質は食事の満足感を高め、食欲を抑える効果もあります。らいまめのタンパク質の量は多く、健康的な食事におけるタンパク質の需要を満たすのに役立つでしょう。
以上のように、らいまめは炭水化物、食物繊維、タンパク質の3つの栄養素を豊富に含んでいます。これらの栄養素は健康的な食事において重要な役割を果たし、エネルギーの供給や消化器官の健康維持、体の成長や修復に貢献します。ただし、カロリーや糖質の量には注意が必要です。適度な摂取量を守りながら、らいまめをバランスの取れた食事に取り入れることで、健康的な食生活をサポートすることができます。
おすすめ:らいまめのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
らいまめに含まれる無機質の栄養を解説!
「らいまめ」の特徴
「らいまめ」の栄養データを見ると、以下の3つの特徴が挙げられます。
1. カリウムやカルシウム、マグネシウムなどの無機質栄養素が多い
「らいまめ」はカリウムやカルシウム、マグネシウムなどの無機質栄養素が多く含まれています。特にカリウムは1800 mgと非常に多く、健康維持に欠かせない栄養素です。これらの栄養素は、骨や筋肉の健康維持に役立ちます。
2. 鉄や亜鉛、銅、マンガンなどの微量元素が豊富
「らいまめ」には鉄や亜鉛、銅、マンガンなどの微量元素も多く含まれています。例えば、鉄は6.2 mgと豊富であり、貧血予防や免疫力向上に役立つ栄養素です。これらの微量元素は、体内の様々な代謝反応に関与し、健康維持に貢献します。
3. ナトリウムやヨウ素はほとんど含まれていない
「らいまめ」にはナトリウムやヨウ素がほとんど含まれていません。ナトリウムはTr mgと表示されており、ほぼゼロと考えて良いでしょう。また、ヨウ素もTr μgと非常に少ないです。このため、ナトリウム制限やヨウ素制限を受けている人にとっては適した食材と言えます。
以上のように、「らいまめ」はカリウムやカルシウム、マグネシウムなどの無機質栄養素が多く、鉄や亜鉛、銅、マンガンなどの微量元素も豊富に含まれています。一方で、ナトリウムやヨウ素はほとんど含まれていない特徴があります。これらの特徴を踏まえて、「らいまめ」をバランスの取れた食事に取り入れることが健康維持に役立つでしょう。
らいまめに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「らいまめ」に含まれるビタミンAは、以下の特徴があります。
- レチノールやα-カロテンは含まれていません。
- β-カロテンは5 μg含まれており、普通の量です。
- β-クリプトキサンチンは3 μg含まれており、多い量です。
- β-カロテン当量は6 μg含まれており、普通の量です。
- レチノール活性当量は含まれていません。
2. ビタミンEの特徴
「らいまめ」に含まれるビタミンEは、以下の特徴があります。
- α-トコフェロールは0.1 mg含まれており、普通の量です。
- β-トコフェロールは含まれていません。
- γ-トコフェロールは4.8 mg含まれており、多い量です。
- δ-トコフェロールは0.2 mg含まれており、多い量です。
3. その他のビタミン含有量
「らいまめ」にはビタミンAとビタミンE以外にも様々なビタミンが含まれています。
- ビタミンKは6 μg含まれており、普通の量です。
- ビタミンB1は0.47 mg含まれており、多い量です。
- ビタミンB2は0.16 mg含まれており、多い量です。
- ナイアシンは1.9 mg含まれており、多い量です。
- ビタミンB6は0.4 mg含まれており、多い量です。
- パントテン酸は1.05 mg含まれており、多い量です。
- ビオチンは9.2 μg含まれており、多い量です。
なお、「らいまめ」にはビタミンD・ビタミンB12・葉酸・ビタミンCは含まれていません。
最後に、らいまめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「らいまめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 306 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 60.8 | g | |
└糖質 | 44.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 19.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 21.9 | g | 多い |
脂質 | 1.8 | g | 普通 |
「らいまめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 11.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.8 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「らいまめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 1800 | mg | 多い |
カルシウム | 78 | mg | 多い |
マグネシウム | 170 | mg | 多い |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 6.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.9 | mg | 多い |
銅 | 0.70 | mg | 多い |
マンガン | 1.85 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 17 | μg | 多い |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 380 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 5 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 6 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 4.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.47 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.9 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.40 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.05 | mg | 多い |
ビオチン | 9.2 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: ライマビーン、バタービーン
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。