このページでは、豆の赤えんどうを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
赤えんどうのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは赤えんどうの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 129 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 25.2 | g | |
└糖質 | 19.7 | g | 普通 |
└食物繊維 | 7.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.2 | g | 普通 |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「えんどう 全粒 赤えんどう ゆで」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、赤えんどうがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
赤えんどうはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
赤えんどうとは?どんな食材?
赤えんどうは、豆の一種であり、その名の通り豆の中でも赤い色をしています。赤えんどうは、日本を代表する伝統的な食材の一つであり、その特徴的な色合いと風味から、料理に華やかさと美味しさを与えることができます。
赤えんどうの特徴
赤えんどうは、小さな豆でありながら、豊富な栄養素を含んでいます。特に、タンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、健康に良いとされています。また、赤い色素であるアントシアニンも含まれており、抗酸化作用や炎症を抑える効果も期待されています。
赤えんどうの使い方
赤えんどうは、さまざまな料理に活用することができます。例えば、サラダやスープ、炒め物、煮物などに加えることで、彩り豊かな料理を作ることができます。また、赤えんどうを茹でてそのまま食べることもできますし、豆のまま煮込んで味噌汁に加えることもできます。赤えんどうの特徴的な色合いと風味は、料理をより一層美味しく引き立てることでしょう。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は赤えんどうがダイエットにどう役立つか説明します!
赤えんどうはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 糖質の摂取量を抑えるのに適している
赤えんどうは糖質が19.7g含まれており、普通とされています。糖質の摂り過ぎは、血糖値の上昇や肥満の原因となることがあります。赤えんどうは糖質の摂取量を抑えるのに適した食材と言えます。
2. 食物繊維の摂取に貢献する
赤えんどうには食物繊維が7.7g含まれており、多いとされています。食物繊維は便通を促進し、腸内環境を整える効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、過食を防ぐ効果も期待できます。
3. 低脂肪でヘルシーな食材
赤えんどうは脂質が1gしか含まれておらず、低いとされています。脂質はエネルギー源となる一方で、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。赤えんどうは低脂肪なため、ヘルシーな食事に取り入れることができます。
おすすめ:赤えんどうのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
赤えんどうに含まれる無機質の栄養を解説!
赤えんどうの特徴
赤えんどうは、以下の3つの特徴を持っています。
1. マグネシウム、鉄、亜鉛などの栄養素が豊富
赤えんどうには、マグネシウム、鉄、亜鉛などの栄養素が多く含まれています。これらの栄養素は、体内の酵素活性や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。特に鉄は赤血球の生成に必要な栄養素であり、貧血の予防に効果的です。
2. ナトリウムが低い
赤えんどうに含まれるナトリウムの量は非常に低く、塩分制限をしている人にも適しています。ナトリウムの摂り過ぎは高血圧や体液バランスの乱れを引き起こす可能性がありますが、赤えんどうはその心配が少ない食材と言えます。
3. セレン、クロム、モリブデンが多い
赤えんどうには、セレン、クロム、モリブデンなどの微量元素が多く含まれています。これらの栄養素は、抗酸化作用や体内の代謝に関与しており、健康維持に役立ちます。特にセレンは抗酸化作用が強く、免疫機能の向上やがん予防に効果があるとされています。
赤えんどうは、マグネシウム、鉄、亜鉛などの栄養素が豊富であり、ナトリウムが低いため塩分制限をしている人にも適しています。また、セレン、クロム、モリブデンなどの微量元素も多く含まれており、健康維持に役立つ食材と言えます。
赤えんどうに含まれるビタミンを解説!
赤えんどうのビタミンの特徴
赤えんどうに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの含有量はほとんどありません。
赤えんどうに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンなどの形態でほとんど含まれていません。そのため、ビタミンAを摂取するためには他の食材を選ぶ必要があります。
2. ビタミンEとビタミンKの含有量が多いです。
赤えんどうには、γ-トコフェロールやδ-トコフェロールといったビタミンEが多く含まれています。また、ビタミンKも多く含まれています。これらのビタミンは、抗酸化作用や血液凝固に関与するなど、様々な健康効果が期待できます。
3. ビタミンB1やビタミンB2などのB群ビタミンが普通の含有量です。
赤えんどうには、ビタミンB1やビタミンB2などのB群ビタミンも含まれていますが、その含有量は普通の範囲です。これらのビタミンは、エネルギー代謝や神経機能の維持に関与しており、バランスの取れた食事に必要な栄養素です。
最後に、赤えんどうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「赤えんどう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 129 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 25.2 | g | |
└糖質 | 19.7 | g | 普通 |
└食物繊維 | 7.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.2 | g | 普通 |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
「赤えんどう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「赤えんどう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 260 | mg | 普通 |
カルシウム | 28 | mg | 普通 |
マグネシウム | 40 | mg | 多い |
リン | 65 | mg | 普通 |
鉄 | 2.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.4 | mg | 多い |
銅 | 0.21 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 5 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 63 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 6 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 7 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 2.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 7 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.27 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.06 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.39 | mg | 普通 |
ビオチン | 5.7 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。