このページではつるあずきのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
つるあずきのカロリーは297kcal(100gあたり)!これってどうなの?
つるあずきの可食部100gあたりのカロリーは、297kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中344位です。これは多い順にすると上位21%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルのでつるあずきのカロリーを評価すると、68件中20位です。これは上位から29%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 297Kcal |
全体での評価 | 344位 / 1592件中(上位21%…高い) |
「豆」ジャンル内での評価 | 20位 / 68件中(上位29%…高い) |
つるあずきはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜつるあずきのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
つるあずきのカロリーが高い理由
「つるあずき」のカロリーは可食部100gあたり297kcalと、他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由を以下の栄養データから考察してみましょう。
糖質が多い
「つるあずき」は可食部100gあたり43.3gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体内でブドウ糖に分解されてエネルギーとして利用されます。糖質が多いことにより、つるあずきはカロリーが高くなっていると考えられます。
食物繊維が多い
「つるあずき」は可食部100gあたり22gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化吸収されず、腸内で水分を吸収して膨張するため、満腹感を与える効果があります。そのため、食物繊維が多いことにより、つるあずきは食べ応えがあり、カロリーが高く感じられるのかもしれません。
タンパク質が多い
「つるあずき」は可食部100gあたり20.8gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉や骨、皮膚などの構成要素として重要な栄養素であり、エネルギー源としても利用されます。タンパク質が多いことにより、つるあずきはカロリーが高くなっていると考えられます。
脂質が低い
「つるあずき」は可食部100gあたり1.6gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体内で脂肪として蓄えられます。しかし、つるあずきの脂質量は比較的低いため、他の食材と比べてカロリーが高くなっていると言えます。
まとめ
「つるあずき」のカロリーが高い理由を考察してみました。糖質の多さや食物繊維、タンパク質の含有量が影響していると考えられます。また、脂質の量が比較的低いこともカロリーの高さに関与しています。以上の理由により、「つるあずき」はカロリーが高い食材とされています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「つるあずき」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 43.3g | 4 | 173.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 22.0g | 2 | 44kcal |
たんぱく質 | 20.8g | 4 | 83.2kcal |
脂質 | 1.6g | 9 | 14.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「つるあずき」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、173.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
つるあずきは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
つるあずきは、低糖質ダイエットに使える?
つるあずきは、低糖質ダイエットに使えるという説がありますが、実際にはその効果は限定的です。豆()の「つるあずき」は、糖質量が43.3gで、一般的な低糖質食品と比べるとかなり高いです。
つるあずきの糖質量
つるあずきは、一般的には健康食品として知られていますが、実際には糖質量が高いため、低糖質ダイエットには向いていません。糖質量が高い食品を摂取すると、血糖値が急上昇し、脂肪の蓄積を促進する可能性があります。
低糖質ダイエットの効果
低糖質ダイエットは、糖質を制限することで体重を減らすことを目的としています。糖質を摂取すると、血糖値が上昇し、体内で余分なエネルギーとして蓄積されるため、糖質を制限することで体脂肪を減らすことができます。
つるあずきの代替品
つるあずきの代わりに、低糖質の豆や他の食材を選ぶことがおすすめです。例えば、大豆やアーモンドなどは糖質量が低く、タンパク質や食物繊維も豊富に含まれています。これらの食材を活用することで、低糖質ダイエットをより効果的に実践することができます。
まとめ
つるあずきは、糖質量が43.3gと高いため、低糖質ダイエットには向いていません。糖質を制限することで体脂肪を減らすことが目的のダイエットにおいては、つるあずきの代わりに低糖質の豆や他の食材を選ぶことが重要です。適切な食材選びによって、より効果的な低糖質ダイエットを実践しましょう。
つるあずきは、低脂質ダイエットに使える!?
つるあずきは、低脂質ダイエットに使える?
「つるあずき」は、豆の一種であり、低脂質ダイエットに少し効果的な食材と言われています。
つるあずきの脂質含有量
まず、つるあずきの脂質含有量を確認してみましょう。つるあずき100gあたりの脂質は1.6gです。この数値は比較的低いと言えます。
低脂質ダイエットとは
低脂質ダイエットとは、脂質の摂取を制限することで体重を減らす方法です。脂質は高カロリーなため、摂りすぎると体重が増える原因となります。そのため、脂質の摂取を抑えることでカロリー摂取量を減らし、ダイエット効果を期待するのです。
つるあずきの低脂質効果
つるあずきは、低脂質ダイエットに少し効果的な食材と言われています。脂質含有量が比較的低いため、摂取することでカロリー摂取量を抑えることができます。また、つるあずきには食物繊維やたんぱく質も含まれており、満腹感を得ることができるため、食事の量を減らすことができるかもしれません。
注意点
ただし、つるあずきだけを摂取してもダイエット効果が期待できるわけではありません。バランスの取れた食事と適度な運動も併せて行うことが重要です。また、個人の体質や生活習慣によって効果は異なるため、必ず医師や栄養士に相談してからダイエットを行うことをおすすめします。
まとめ
つるあずきは、低脂質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。脂質含有量が比較的低いため、カロリー摂取量を抑えることができます。しかし、つるあずきだけでのダイエットは効果が限定的であり、バランスの取れた食事と適度な運動も併せて行うことが重要です。個人の体質や生活習慣に合わせたダイエット方法を選ぶためにも、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
最後に、つるあずきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「つるあずき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 297 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 61.8 | g | |
└糖質 | 43.3 | g | 多い |
└食物繊維 | 22.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 20.8 | g | 多い |
脂質 | 1.6 | g | 低い |
「つるあずき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 12.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.9 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「つるあずき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 1400 | mg | 多い |
カルシウム | 280 | mg | 多い |
マグネシウム | 230 | mg | 多い |
リン | 320 | mg | 多い |
鉄 | 11.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.1 | mg | 多い |
銅 | 0.73 | mg | 多い |
マンガン | 2.92 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 4 | μg | 多い |
モリブデン | 220 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン | 20 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 22 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 5.4 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 8.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 50 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.50 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.13 | mg | 普通 |
ナイアシン | 2.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.28 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.75 | mg | 多い |
ビオチン | 9.7 | μg | 多い |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
別名: たけあずき
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。