このページでは、藻のくきわかめを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
くきわかめのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはくきわかめの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 18 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.5 | g | |
└糖質 | 0.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 5.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
食塩相当量 | 7.9 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「わかめ くきわかめ 湯通し塩蔵 塩抜き」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、くきわかめがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
くきわかめはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Nadia
くきわかめとは?どんな食材?
くきわかめは、日本料理に欠かせない海藻の一種です。その特徴は、細長い形状と独特の食感にあります。食べるとプリプリとした歯ごたえがあり、口の中でほどよく噛み砕かれます。また、鮮やかな緑色が特徴的で、見た目にも美しい食材です。
くきわかめの栄養価
くきわかめには、様々な栄養素が含まれています。特に注目すべきは、食物繊維やカルシウム、鉄分、ビタミンCなどが豊富に含まれていることです。食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防に役立ちます。また、カルシウムや鉄分は骨や歯の健康に貢献し、ビタミンCは免疫力の向上に寄与します。
くきわかめの使い方
くきわかめは、さまざまな料理に活用することができます。まず、和え物やサラダに加えることで、彩りと食感をプラスすることができます。また、味噌汁や煮物、炒め物にもよく使われます。くきわかめは乾燥しているため、水に戻す必要があります。水に戻した後は、適度な大きさに切ってから使用すると良いでしょう。
以上のように、くきわかめは見た目にも美しい海藻であり、プリプリとした食感が特徴です。栄養価も高く、さまざまな料理に活用することができます。ぜひ、健康と美味しさを兼ね備えたくきわかめをお試しください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はくきわかめがダイエットにどう役立つか説明します!
くきわかめはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:サントリー
1. 低カロリーでダイエットに適している
「くきわかめ」は100gあたり18kcalと、非常に低カロリーです。カロリーが低いため、ダイエット中の方やカロリーコントロールをしている方にとって、食事の中で気軽に摂取することができる食材と言えます。
2. 食物繊維が豊富で腸内環境を整える
「くきわかめ」には100gあたり5.1gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便通を促進したり、腸内の有害物質を排出する働きがあります。食物繊維が豊富な「くきわかめ」を摂取することで、健康な腸内環境を維持することができます。
3. 塩分が多く、ミネラル補給に適している
「くきわかめ」には100gあたり7.9gの塩分が含まれています。塩分は適量摂取することで、体内の水分バランスを調整したり、神経や筋肉の正常な働きをサポートする役割があります。また、塩分はミネラルの一種でもあり、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを摂取する機会となります。ただし、塩分の摂りすぎには注意が必要ですので、適量を守りながら「くきわかめ」を摂取することが大切です。
おすすめ:くきわかめのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
くきわかめに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Eレシピ
「くきわかめ」の特徴
「くきわかめ」の栄養データを見ると、以下の3つの特徴が挙げられます。
1. ナトリウムが多い
「くきわかめ」はナトリウムが3100 mg含まれており、その量は多いと言えます。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や腎臓の負担を引き起こす可能性があります。
2. カルシウムとマグネシウムが多い
「くきわかめ」にはカルシウムとマグネシウムがそれぞれ86 mgと70 mg含まれています。これらの栄養素は骨や歯の形成に重要な役割を果たし、神経や筋肉の正常な機能にも関与しています。「くきわかめ」はこれらの栄養素を豊富に含んでいるため、骨や歯の健康維持に役立つ食材と言えます。
3. リン、亜鉛、銅、マンガンが低い
「くきわかめ」にはリン、亜鉛、銅、マンガンがそれぞれ34 mg以下の微量しか含まれていません。これらの栄養素は体内で様々な代謝反応に関与しており、不足すると健康に影響を及ぼす可能性があります。そのため、「くきわかめ」はこれらの栄養素を補うためには他の食材と組み合わせる必要があります。
以上のように、「くきわかめ」はナトリウムが多く、カルシウムとマグネシウムが豊富である一方で、リン、亜鉛、銅、マンガンが低い特徴を持っています。バランスの取れた食事を心掛ける際には、これらの栄養データを参考にすることが重要です。
くきわかめに含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
「くきわかめ」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンAはほとんど含まれていません。
- レチノールやα-カロテン、β-クリプトキサンチンなどのビタミンA成分は、くきわかめにはほとんど含まれていません。そのため、ビタミンAを摂取するためには他の食材を取り入れる必要があります。
2. ビタミンB群の含有量は低いです。
- くきわかめに含まれるビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸などのビタミンB群の含有量は低いです。これらのビタミンはエネルギー代謝や神経機能の維持に必要な栄養素であり、不足すると体調不良の原因となる可能性があります。
3. ビタミンKの含有量が多いです。
- くきわかめにはビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンKは血液の凝固に関与する重要な栄養素であり、骨の健康維持にも役立ちます。ビタミンKは他の食材からも摂取できますが、くきわかめを食べることでビタミンKの摂取量を増やすことができます。
以上のように、「くきわかめ」に含まれるビタミンの特徴は、ビタミンAやビタミンB群の含有量が低く、一方でビタミンKの含有量が多いという点です。ビタミンAやビタミンB群の不足には注意が必要ですが、ビタミンKの摂取にはくきわかめを積極的に取り入れることがおすすめです。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はくきわかめの使用例としてレシピをご紹介します。
くきわかめを使ったレシピ20選!
#1 無限くきわかめ 生姜にんにく炒め
茎わかめ、白煎り胡麻、醤油、にんにく、しょうが、味の素、砂糖
茎わかめと白煎り胡麻を使った、炒め物のレシピ。茎わかめはカット済みのものを使うと、手間がはぶけて時短にもなります。…
レシピを見る#2 茎わかめの佃煮
茎わかめ(生)、白ごま、しょうゆ、砂糖、みりん
茎わかめを使った、簡単に作れる佃煮のレシピ。コリコリとした食感がたまらない茎わかめを、甘じょっぱく煮詰めていきます。…
レシピを見る#3 卵豆腐と茎ワカメのお吸い物
卵豆腐、茎ワカメ、ミョウガ、だし汁、みりん、しょうゆ
このレシピは卵豆腐と茎ワカメを使ったお吸い物です。茎ワカメの歯ごたえが楽しめる一品で、さっぱりとした味わいが特徴です。…
レシピを見る#4 パパッと簡単レシピ♪ 茎わかめとたこの和えもの
茎わかめ、砂糖、しょうゆ、おろししょうが
このレシピは茎わかめを使った和え物に、たこを加えたパパッと簡単な小鉢料理です。しょうがの風味が効いた茎わかめと、たこの歯ごたえが絶妙にマッチして、食感も楽しめます。…
レシピを見る#5 わかめ豆腐
茎わかめ、だし、しょうゆ、みりん、しょうが、練りがらし、木の芽
このレシピはわかめを使った美しい若草色の豆腐です。しょうがとからしで全体を引き締め、風味豊かな一品に仕上げます。…
レシピを見る#6 茎わかめのもずく風
茎わかめ、だし、しょうゆ、砂糖、山芋、しょうが
このレシピは茎わかめを使ったもずく風の料理です。茎わかめを剣山で細く裂くことで、もずくのような歯ごたえと粘りけが増します。…
レシピを見る#7 コリコリ食感がくせになる! 茎わかめともやしの中華和え
茎わかめ(カット済)、砂糖、しょうゆ、ごま油、一味唐辛子
茎わかめやもやしを使った、すぐに作れる和え物のレシピ。酢が効いたさっぱりとした味わいで、一味唐辛子の辛味がアクセントになった一品です。…
レシピを見る#8 パパッと簡単♪ 茎わかめとちくわのぽん酢マヨ和え
茎わかめ、しょうゆ、マヨネーズ
このレシピは、茎わかめを使った和風のサラダです。簡単に作れるので、急いでいる時やあと一品欲しい時にぴったりです。…
レシピを見る#9 茎ワカメのマスタード和え
茎ワカメ、ウズラの卵、マヨネーズ、粒マスタード、レモン汁、砂糖、粗びき黒コショウ
このレシピは茎ワカメを使ったマスタード和えの料理です。茎ワカメのコリコリした食感がたまらなく美味しいです。…
レシピを見る#10 トマト入りであっさり! 茎わかめの中華風スープ
茎わかめ(塩蔵)、しょうゆ、ごま油、鶏がらスープの素
このレシピは茎わかめを使った中華風スープです。鶏がらスープの素と水を使ってあっさりとした味わいに仕上げ、トマトやしょうが、溶き卵を加えてボリュームアップさせています。…
レシピを見る#11 たまらない食感♪ 茎わかめとにんじんのきんぴら
茎わかめ(カット済み)、サラダ油、ごま油、みりん、砂糖、しょうゆ
このレシピは茎わかめとにんじんを使ったきんぴら料理です。茎わかめのコリコリとした食感がクセになる、おかずやおつまみにぴったりのアレンジレシピです。…
レシピを見る#12 お手軽に作れる♪ 茎わかめとしらすのおにぎり
ごはん、茎わかめ[塩蔵、白いりごま
このレシピは、茎わかめを使ったおにぎりの作り方です。ごはんに混ぜ込んだ茎わかめと釜揚げしらすが、おいしさを引き立てます。…
レシピを見る#13 シャキシャキ食感! 茎わかめの中華風和え物
茎わかめ(塩蔵)、砂糖、しょうゆ、唐辛子(輪切り)、ごま油
このレシピは茎わかめを使った中華風の和え物です。茎わかめの歯ごたえを生かすために細切りにし、ピリ甘辛味でご飯の進む味付けにしました。…
レシピを見る#14 簡単和風パスタ♪ 茎わかめ和風パスタ
茎わかめ、サラダ油、唐辛子(輪切り)、しょうゆ、塩こしょう、ゆで汁
このレシピは茎わかめを使った和風パスタです。茎わかめのコリコリ食感がアクセントとなり、唐辛子を加えて少しピリッとした味付けに仕上げます。…
レシピを見る#15 揚げ出し豆腐のとろろがけ
絹ごし豆腐、片栗粉、大和芋、ウズラの卵、ネギ、練りワサビ、茎ワカメ、しょうゆ、揚げ油、等
このレシピは絹ごし豆腐を使った揚げ出し豆腐にとろろをかけた和風料理です。まず、絹ごし豆腐をキッチンペーパーで水分をきり、片栗粉をまぶして揚げます。…
レシピを見る#16 味付け簡単♪ ささみと茎わかめのしょうゆ炒め
茎わかめ、白いりごま、片栗粉、ごま油、砂糖、しょうゆ
このレシピはささみと茎わかめを使ったしょうゆ炒めの料理です。ささみに片栗粉をまぶしておくことで、味が絡み、柔らかく仕上がります。…
レシピを見る#17 ホウレン草と茎ワカメのゴマ和え
ホウレン草、茎ワカメ、白ゴマ、砂糖、しょうゆ、だし汁
このレシピはホウレン草と茎ワカメを使ったゴマ和えの料理です。鉄分と食物繊維がたっぷり含まれており、健康に良い一品です。…
レシピを見る#19 豚肉と茎わかめの炒めもの
豚バラ肉(薄切り)、茎わかめ(塩蔵)、えのき茸、しょうゆ、みりん、ごま油
茎わかめと豚バラ肉をごま油で炒めたレシピ。海草と豚肉はとても相性の良い組み合わせです。…
レシピを見る#20 茎わかめの佃煮リゾット 牡蠣のムニエル
お米、玉ねぎ、オリーブオイル、白ワイン、茎わかめ(佃煮)、牡蠣、生クリーム、カレー粉、強力粉、等
茎わかめの佃煮リゾットに牡蠣のムニエルをのせていただくレシピ。お米がほぐれにくくなるようオリーブオイルを多めに入れるとGOOD。…
レシピを見る最後に、くきわかめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「くきわかめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 18 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.5 | g | |
└糖質 | 0.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 5.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「くきわかめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 84.9 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 8.2 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 7.9 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「くきわかめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3100 | mg | 多い |
カリウム | 88 | mg | 低い |
カルシウム | 86 | mg | 多い |
マグネシウム | 70 | mg | 多い |
リン | 34 | mg | 低い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 56 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 56 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 5 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 33 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.07 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。