このページではてんぐさのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
てんぐさのカロリーは194kcal(100gあたり)!これってどうなの?
てんぐさの可食部100gあたりのカロリーは、194kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中627位です。これは多い順にすると上位39%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「藻」ジャンルのでてんぐさのカロリーを評価すると、39件中13位です。これは上位から33%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 194Kcal |
全体での評価 | 627位 / 1592件中(上位39%…平均的) |
「藻」ジャンル内での評価 | 13位 / 39件中(上位33%…平均的) |
てんぐさはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜてんぐさのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
なぜてんぐさのカロリーは平均的のか?
てんぐさのカロリーは、可食部100gあたり194kcalで、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価がなされる理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質の量
てんぐさの糖質は、可食部100gあたり6.5gと低いです。糖質の量が低いため、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。また、糖質を控えたい方や糖尿病の方にも適しています。
食物繊維の量
てんぐさには、可食部100gあたり47.3gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。食物繊維の量が多いため、健康維持やダイエットにも役立つ食材と言えます。
タンパク質の量
てんぐさには、可食部100gあたり16.1gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素であり、代謝を促進する効果もあります。タンパク質の量が多いため、食事のバランスを考えた上で摂取することが重要です。
脂質の量
てんぐさの脂質は、可食部100gあたり1gと低いです。脂質の量が低いため、カロリー摂取を抑えたい方や脂質を制限している方にも適しています。ただし、必要な脂質も摂取する必要があるため、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
以上の栄養データから、てんぐさのカロリーが「平均的」と評価される理由が明らかになりました。糖質や脂質の量が低く、食物繊維やタンパク質の量が多いため、健康的な食事に取り入れることができます。ただし、個々の食事摂取目標や体調に合わせて適切な量を摂取することが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「てんぐさ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 6.5g | 4 | 26kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 47.3g | 2 | 94.6kcal |
たんぱく質 | 16.1g | 4 | 64.4kcal |
脂質 | 1.0g | 9 | 9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「てんぐさ」のカロリー内訳です。一番多いのは食物繊維で、94.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
てんぐさは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
てんぐさは、低糖質ダイエットに使える?
藻()の「てんぐさ」は、糖質量が6.5gで、した。
てんぐさは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめ
てんぐさは、低糖質ダイエットに使えるかどうかについて考えてみましょう。てんぐさは藻の一種であり、糖質量は6.5gとなっています。
しかし、てんぐさは低糖質ダイエットにはあまり適していないと言えます。なぜなら、てんぐさには他の藻類に比べて糖質が多く含まれているからです。低糖質ダイエットでは、糖質摂取を制限することが目的とされていますが、てんぐさの糖質量は控えめとはいえ、他の食材に比べるとやや多いです。
ただし、てんぐさの糖質量が控えめであることは利点と言えます。糖質を制限しなければならない場合でも、少量のてんぐさを摂取することで、少なくとも他の藻類に比べて糖質摂取量を抑えることができます。
また、てんぐさには他の栄養素も含まれており、特に食物繊維の量が豊富です。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。そのため、てんぐさを摂取することで、健康的なダイエットをサポートすることができます。
総じて言えば、てんぐさは低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きですが、糖質量は控えめです。少量摂取することで、他の藻類と比べて糖質摂取を抑えることができるだけでなく、食物繊維などの栄養素も摂取することができます。低糖質ダイエットを行う際には、バランスの取れた食事を心掛け、適切な量のてんぐさを摂取することが大切です。
てんぐさは、低脂質ダイエットに使える!?
てんぐさは、低脂質ダイエットに使える?
「てんぐさは低脂質ダイエットに少し効果的」ということが言われていますが、実際にはどのような効果があるのでしょうか?本記事では、てんぐさの低脂質ダイエットへの効果について詳しくご紹介します。
てんぐさの脂質含有量は1g以下!
てんぐさは、藻(も)の一種であり、その特徴的な形状から「天使の髪」とも呼ばれています。このてんぐさは、驚くべきことに、脂質含有量が1g以下と非常に低いのです。これは、低脂質ダイエットを考えている方にとっては朗報と言えるでしょう。
てんぐさの栄養価
てんぐさには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えば、食物繊維やタンパク質、ビタミン類、ミネラルなどが豊富に含まれており、バランスの取れた食事をサポートしてくれます。また、てんぐさにはカルシウムや鉄分も含まれており、骨や血液の健康維持にも役立つと言われています。
てんぐさの効果的な摂取方法
てんぐさを効果的に低脂質ダイエットに取り入れるためには、適切な摂取方法が重要です。まずは、てんぐさを水で戻してから使用することがおすすめです。水に戻すことで、食感が良くなり、満腹感も得られます。また、てんぐさは味があまりないため、調味料や具材を加えてアレンジすることで飽きずに食べることができます。
まとめ
てんぐさは、低脂質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。低脂質でありながら、栄養価も高く、バランスの取れた食事をサポートしてくれます。適切な摂取方法を守りながら、てんぐさを上手に活用して、健康的なダイエットを実現しましょう。
最後に、てんぐさの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「てんぐさ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 194 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 53.8 | g | |
└糖質 | 6.5 | g | 低い |
└食物繊維 | 47.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 16.1 | g | 多い |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
「てんぐさ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 15.2 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 13.9 | g | 多い |
コレステロール | 51 | mg | 多い |
食塩相当量 | 4.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「てんぐさ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1900 | mg | 多い |
カリウム | 3100 | mg | 多い |
カルシウム | 230 | mg | 多い |
マグネシウム | 1100 | mg | 多い |
リン | 180 | mg | 多い |
鉄 | 6.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.0 | mg | 多い |
銅 | 0.24 | mg | 多い |
マンガン | 0.63 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 130 | μg | 多い |
└β-カロテン | 130 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 13 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 200 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 17 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 730 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.83 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.29 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
別名: まくさ(和名)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。