このページでは、藻の削り昆布を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
削り昆布のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは削り昆布の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 177 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 50.2 | g | |
└糖質 | 23.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 28.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.5 | g | 普通 |
脂質 | 0.9 | g | 低い |
食塩相当量 | 5.3 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「(こんぶ類) 削り昆布」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、削り昆布がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
削り昆布はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
削り昆布とは?どんな食材?
削り昆布は、海藻の一種である「藻(も)」を使用した食材です。昆布を削って細かい形状にしたものであり、日本の伝統的な調味料として広く使われています。
削り昆布の特徴
削り昆布は、海藻の中でも特に昆布を使用しているため、その特徴も昆布に由来します。昆布は食物繊維やミネラル、ビタミンなどが豊富に含まれており、健康に良いとされています。また、昆布には旨味成分のグルタミン酸も多く含まれており、料理に深い味わいを与えることができます。
削り昆布の使い方
削り昆布は、主に出汁やだしの素材として使用されます。料理に香りや旨味を加えるために、煮物や味噌汁、お吸い物などに加えられることが一般的です。また、削り昆布は湿気に弱いため、保存する際には密閉容器に入れて冷暗所で保管することがおすすめです。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は削り昆布がダイエットにどう役立つか説明します!
削り昆布はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
削り昆布の栄養データ
削り昆布の栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
1. 食物繊維が多い
削り昆布は、可食部100gあたりに28.2gの食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内環境を整えるために重要な役割を果たします。食物繊維の摂取は、便通の改善や血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。削り昆布を食事に取り入れることで、食物繊維の摂取量を増やすことができます。
2. カロリーが平均的
削り昆布は、可食部100gあたり177kcalのカロリーがあります。カロリーは、食事のエネルギー源として重要な要素です。削り昆布はカロリーが平均的であり、適度なエネルギーを摂取することができます。
3. 塩分が多い
削り昆布は、可食部100gあたり5.3gの塩分が含まれています。塩分は、適量であれば体に必要な栄養素ですが、摂りすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。削り昆布を摂取する際には、塩分の摂取量に注意する必要があります。
削り昆布は、食物繊維が多く、カロリーが平均的である一方で、塩分が多いという特徴があります。食物繊維の摂取や適度なエネルギー摂取を考える上で、削り昆布は健康的な食事に役立つ食材と言えます。ただし、塩分の摂取量には注意が必要です。
おすすめ:削り昆布のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
削り昆布に含まれる無機質の栄養を解説!
削り昆布の特徴
削り昆布は、以下のような栄養データがあります。
1. ミネラルが豊富
削り昆布は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。特にカリウムやカルシウムの含有量が多いことが特徴です。これらのミネラルは、体内のバランスを保つために必要不可欠な栄養素であり、健康維持に役立ちます。
2. 銅やマンガンが普通量
削り昆布には、銅やマンガンも含まれていますが、その含有量は普通量です。銅は体内の酵素の働きを助け、マンガンは骨や結合組織の形成に関与しています。削り昆布を摂取することで、これらの栄養素を適切な量摂取することができます。
3. ヨウ素やセレン、クロム、モリブデンは無し
削り昆布には、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていません。これらの栄養素は、他の食材から摂取する必要があります。削り昆布はこれらの栄養素を補うための主要な食材ではありませんが、他の食材と組み合わせることでバランスの取れた食事を摂ることができます。
以上のように、削り昆布はミネラルが豊富であり、特にカリウムやカルシウムの含有量が多いことが特徴です。また、銅やマンガンも適度な量含まれています。ただし、ヨウ素やセレン、クロム、モリブデンは含まれていないため、他の食材と組み合わせて摂取する必要があります。
削り昆布に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAはほとんど含まれていない
削り昆布に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンといった形でほとんど含まれていません。ビタミンAは、視力の維持や皮膚の健康維持に重要な役割を果たす栄養素ですが、削り昆布からはほとんど摂取することができません。
2. ビタミンEは普通の量が含まれている
削り昆布に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールという形で普通の量が含まれています。ビタミンEは、抗酸化作用や細胞の健康維持に関与する栄養素です。削り昆布を通じて、普段の食事からビタミンEを摂取することができます。
3. ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2が多く含まれている
削り昆布には、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2が多く含まれています。ビタミンKは血液の凝固を助ける役割を持ち、ビタミンB1とビタミンB2はエネルギー代謝に関与する栄養素です。削り昆布を食べることで、これらのビタミンを効果的に摂取することができます。
最後に、削り昆布の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「削り昆布」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 177 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 50.2 | g | |
└糖質 | 23.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 28.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.5 | g | 普通 |
脂質 | 0.9 | g | 低い |
「削り昆布」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 24.4 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 18.0 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 5.3 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「削り昆布」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2100 | mg | 多い |
カリウム | 4800 | mg | 多い |
カルシウム | 650 | mg | 多い |
マグネシウム | 520 | mg | 多い |
リン | 190 | mg | 多い |
鉄 | 3.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.1 | mg | 多い |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.19 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 760 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 19 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 760 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 64 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 150 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.33 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.28 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.0 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 19 | mg | 多い |
別名: おぼろこんぶ、とろろこんぶ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。