このページでは、藻のまつもを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
まつものカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはまつもの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 252 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 40.8 | g | |
└糖質 | 18.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 28.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 27.9 | g | 多い |
脂質 | 4.9 | g | 普通 |
食塩相当量 | 3.3 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「まつも 素干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、まつもがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
まつもはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
まつもとは?どんな食材?
「まつも」とは、日本の伝統的な食材の一つです。主に海岸の岩場や岩礁に生える藻のことを指します。食材として利用されることがあり、その特徴的な風味と栄養価が評価されています。
まつもの特徴
まつもは、細長い茎と葉状の部分から成り立っています。茎はしなやかで、葉は細かく分かれています。また、まつもは非常に繊細で、取り扱いには注意が必要です。
まつもの風味と栄養価
まつもは独特の風味を持っており、海の香りが感じられます。そのため、和食や寿司などの料理によく使用されます。また、まつもには豊富な食物繊維やミネラルが含まれており、健康にも良いとされています。
まつもの利用方法
まつもは、主に刺身や酢の物、煮物などに利用されます。そのまま食べることもありますが、食感や風味を生かすために軽く茹でることもあります。また、まつもは保存が難しいため、新鮮な状態で購入し、早めに食べることが推奨されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はまつもがダイエットにどう役立つか説明します!
まつもはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
まつもの栄養データ
まつもは、可食部100gあたりで以下のような栄養成分が含まれています。
- カロリー:252kcal(高い)
- 炭水化物:40.8g
- 糖質:18.6g(普通)
- 食物繊維:28.5g(多い)
- タンパク質:27.9g(多い)
- 脂質:4.9g(普通)
- 塩分:3.3g(多い)
健康的な食事に役立つ3つの理由
1. 食物繊維が多い
まつもには28.5gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は食事の満腹感を高めるため、過食を防ぐことができます。まつもを摂取することで、健康的な腸内環境を維持し、ダイエットや健康管理に役立てることができます。
2. タンパク質が多い
まつもには27.9gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の構成成分であり、健康な体を維持するために必要不可欠な栄養素です。タンパク質は食事から摂取することで、筋肉の修復や再生を促進し、免疫力を高める効果もあります。まつもを摂取することで、健康的な体を維持することができます。
3. 塩分が多い
まつもには3.3gの塩分が含まれています。塩分は体内の水分バランスを調整する役割を持ちますが、摂り過ぎると高血圧や腎臓の負担を引き起こす可能性があります。塩分の摂取量を適切に管理することは健康管理に重要です。まつもを摂取する際には、他の食材との塩分摂取量のバランスを考慮し、適度な量を摂るようにしましょう。
以上の理由から、まつもは食物繊維やタンパク質の摂取源として健康的な食事に役立つ食材と言えます。ただし、塩分の摂取量には注意が必要です。適度な量を摂取することで、健康を維持するために活用しましょう。
おすすめ:まつものダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
まつもに含まれる無機質の栄養を解説!
「まつも」の特徴
1. 栄養素が豊富
まつもは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなど、多くの無機質栄養素を含んでいます。特に、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどは、体にとって重要な栄養素であり、まつもから摂取することでこれらの栄養素を効果的に補給することができます。
2. ナトリウムが多い
まつもにはナトリウムが多く含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要ですが、摂りすぎると高血圧や体の浮腫の原因となる可能性があります。そのため、まつもを摂取する際には、適量を守ることが重要です。
3. ヨウ素やセレン、クロム、モリブデンが無し
まつもにはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの栄養素が含まれていません。これらの栄養素は体にとって必要な成分であり、不足すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、まつもを摂取する際には、他の食材とのバランスを考えながら摂ることが重要です。
まつもに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「まつも」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンのような形態ではほとんど含まれておらず、代わりにβ-カロテンやβ-クリプトキサンチンの形で多く含まれています。特にβ-カロテンの含有量は30000 μgと非常に多いです。これは、ビタミンAの一種であるβ-カロテンが体内でレチノールに変換されることによって、ビタミンAの機能を果たすためです。
2. ビタミンEの特徴
「まつも」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールやβ-トコフェロールなどの形態で多く含まれています。特にα-トコフェロールの含有量は13 mgと非常に多いです。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから守る役割を果たします。そのため、ビタミンEの摂取は健康維持にとても重要です。
3. その他のビタミン含有量
「まつも」にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンCなども多く含まれています。特にビタミンKの含有量は1100 μgと非常に多いです。これらのビタミンは、体内の代謝や免疫機能の維持に重要な役割を果たします。
最後に、まつもの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「まつも」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 252 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 40.8 | g | |
└糖質 | 18.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 28.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 27.9 | g | 多い |
脂質 | 4.9 | g | 普通 |
「まつも」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 12.6 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 13.8 | g | 多い |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 3.3 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「まつも」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1300 | mg | 多い |
カリウム | 3800 | mg | 多い |
カルシウム | 920 | mg | 多い |
マグネシウム | 700 | mg | 多い |
リン | 530 | mg | 多い |
鉄 | 11.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 5.2 | mg | 多い |
銅 | 0.26 | mg | 多い |
マンガン | 1.25 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 30000 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 110 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 30000 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 2500 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 13.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 3.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 1100 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.48 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 1.61 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.24 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 5 | mg | 多い |
すき干ししたもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。