このページではあらめのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あらめのカロリーは184kcal(100gあたり)!これってどうなの?
あらめの可食部100gあたりのカロリーは、184kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中658位です。これは多い順にすると上位41%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「藻」ジャンルのであらめのカロリーを評価すると、39件中16位です。これは上位から41%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 184Kcal |
全体での評価 | 658位 / 1592件中(上位41%…平均的) |
「藻」ジャンル内での評価 | 16位 / 39件中(上位41%…平均的) |
あらめはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあらめのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
「あらめ」のカロリーは平均的な理由
「あらめ」のカロリーは可食部100gあたり184kcalで、「平均的」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質の低さ
「あらめ」の糖質は10.9gと低いです。糖質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満のリスクが高まることがあります。その点、「あらめ」は糖質が低いため、カロリーの面で抑えられていると言えます。
食物繊維の多さ
「あらめ」には食物繊維が48g含まれています。食物繊維は腸内環境を整えたり、便通を促進したりする効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることができます。このような点から、「あらめ」は食物繊維が多いため、カロリーを抑える効果が期待できます。
タンパク質の普通さ
「あらめ」のタンパク質は12.4gと普通です。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。適切な摂取量を保つことで、健康な体を維持することができます。この点から、「あらめ」はタンパク質の量が普通であり、バランスの取れた食事に適しています。
脂質の低さ
「あらめ」の脂質は0.7gと低いです。脂質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まることがあります。その点、「あらめ」は脂質が低いため、カロリーを抑える効果が期待できます。
以上の栄養データを考慮すると、「あらめ」のカロリーは平均的と評価されています。糖質や脂質が抑えられており、食物繊維やタンパク質の量も適切です。これらの要素がバランスよく配分されているため、健康的な食事に取り入れることができるのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あらめ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 10.9g | 4 | 43.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 48.0g | 2 | 96kcal |
たんぱく質 | 12.4g | 4 | 49.6kcal |
脂質 | 0.7g | 9 | 6.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あらめ」のカロリー内訳です。一番多いのは食物繊維で、96kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あらめは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
あらめは、低糖質ダイエットに使える?
あらめは、藻()の一種であり、糖質量が10.9gとなっています。低糖質ダイエットを実践している方にとって、糖質量が気になる食材と言えるでしょう。
あらめは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめ
低糖質ダイエットを行っている方にとって、食材の糖質量は非常に重要なポイントです。しかし、あらめは低糖質ダイエットにおいては、どちらかというと不向きな食材と言えます。
糖質量が控えめなあらめ
それでも、あらめの糖質量は控えめです。10.9gという数字は、他の食材と比べると少ない方に分類されます。低糖質ダイエットを行っている方であれば、適度な量であればあらめを摂取することができるでしょう。
注意すべき点
ただし、あらめを低糖質ダイエットの一環として摂取する際には、注意点もあります。まず、あらめには他の栄養素も含まれていますが、糖質以外の成分については考慮しなければなりません。バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。
まとめ
あらめは低糖質ダイエットにおいては、どちらかというと不向きな食材と言えますが、糖質量は控えめです。適度な量で摂取することで、低糖質ダイエットを実践することができるでしょう。ただし、他の栄養素も考慮し、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
あらめは、低脂質ダイエットに使える!?
あらめは、低脂質ダイエットに使える?
藻()の「あらめ」は、低脂質が0.7gでした。
あらめの脂質含有量
まず、あらめの脂質含有量についてご説明いたします。あらめは、100gあたりの脂質が0.7gと非常に低いです。この低脂質な特性から、あらめは低脂質ダイエットに特に効果的と言われています。
低脂質ダイエットの効果
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限することで体重の減少や健康状態の改善を目指すダイエット方法です。脂質は高カロリーなため、摂取量を減らすことでカロリー摂取量を制限し、体重の増加を抑えることができます。また、脂質の摂取量が過剰な場合、肥満や生活習慣病のリスクが高まることもあります。そのため、低脂質ダイエットは健康的な体重管理や生活習慣病予防にも効果的とされています。
あらめの利点
あらめは低脂質なため、低脂質ダイエットにおいて利用することができます。また、あらめは食物繊維やミネラルなどの栄養素も豊富に含んでおり、健康的な食事にも貢献します。さらに、あらめは低カロリーなため、ダイエット中でも満腹感を得ながらカロリー摂取量を制限することができます。
あらめの活用方法
あらめの活用方法としては、サラダやスープ、おにぎりなどの料理に加えることができます。また、あらめを乾燥させてスナックとして食べることもできます。食事のバリエーションを豊かにすることで、低脂質ダイエットを長期間継続しやすくなります。
注意点
あらめは低脂質であるため、ダイエットには効果的ですが、食べ過ぎには注意が必要です。適量を守りながら摂取することが大切です。また、あらめだけでなく、バランスの取れた食事や適度な運動も合わせて行うことが、健康的なダイエットのために重要です。
最後に、あらめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あらめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 184 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 56.2 | g | |
└糖質 | 10.9 | g | 低い |
└食物繊維 | 48.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 12.4 | g | 普通 |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「あらめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 16.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 14.0 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 5.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「あらめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2300 | mg | 多い |
カリウム | 3200 | mg | 多い |
カルシウム | 790 | mg | 多い |
マグネシウム | 530 | mg | 多い |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 3.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.1 | mg | 多い |
銅 | 0.17 | mg | 多い |
マンガン | 0.23 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2700 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 33 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 2700 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 220 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 260 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.26 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.28 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。