このページでは、藻のあらめを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
あらめのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはあらめの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 184 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 56.2 | g | |
└糖質 | 10.9 | g | 低い |
└食物繊維 | 48.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 12.4 | g | 普通 |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
食塩相当量 | 5.8 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「あらめ 蒸し干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、あらめがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
あらめはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
あらめとは?どんな食材?
「あらめ」とは、藻の一種であり、日本料理や和菓子などに使われる食材です。その特徴は以下の3つに絞ることができます。
1. 独特の食感
あらめは、煮ることによってゼラチン質が溶け出し、独特の食感を持ちます。もちもちとした弾力があり、歯ごたえがあります。この食感は、あらめを加えることで料理にコシや食べ応えを与えることができます。
2. 豊富な栄養素
あらめには、食物繊維やミネラル、ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。特に、カルシウムや鉄分の含有量が多く、健康に良いとされています。また、低カロリーであるため、ダイエット中の方にも適した食材と言えます。
3. 多彩な使い方
あらめは、さまざまな料理に使うことができます。例えば、お味噌汁や煮物、和え物、お寿司の具材などに利用されます。また、和菓子や洋菓子の材料としても使われ、その食感や風味を引き立てる役割を果たします。
以上のように、あらめは独特の食感を持ち、栄養価も高く、多彩な使い方ができる食材です。日本料理や和菓子を楽しむ際に、ぜひとも活用してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はあらめがダイエットにどう役立つか説明します!
あらめはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 糖質が低いため、糖尿病や血糖値の管理に役立つ
「あらめ」は糖質が10.9gと低いため、糖尿病や血糖値の管理に役立ちます。糖質の摂取が過剰になると、血糖値が上昇し、糖尿病のリスクが高まることがありますが、「あらめ」は糖質が少ないため、血糖値の上昇を抑えることができます。また、糖質の摂取を控えることで、糖尿病の予防や血糖値の安定化にもつながります。
2. 食物繊維が多く、腸内環境の改善に役立つ
「あらめ」には食物繊維が48g含まれており、腸内環境の改善に役立ちます。食物繊維は腸内で水分を吸収し、便のかさを増やすことで便通を促進します。また、善玉菌のエサとなり、腸内の善玉菌の増殖を促すことで腸内環境を整えます。腸内環境が改善されると、免疫力の向上や生活習慣病の予防にもつながります。
3. 塩分が多いため、塩分制限が必要な人には注意が必要
「あらめ」は塩分が5.8g含まれており、塩分制限が必要な人には注意が必要です。塩分の摂りすぎは高血圧や腎臓病のリスクを高めることがあります。塩分を控えるためには、「あらめ」を食べる際には調理法や調味料の選択に気を付ける必要があります。塩分を控えることで、健康な体を維持することができます。
おすすめ:あらめのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
あらめに含まれる無機質の栄養を解説!
あらめの特徴
1. 栄養素が豊富
あらめは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅など、多くの無機質栄養素を含んでいます。特に、これらの栄養素は可食部100gあたりの量が多いとされています。これは、あらめを摂取することで、体に必要な栄養素を効率的に摂ることができるということを意味します。
2. マンガンの含有量は普通
あらめに含まれるマンガンの量は、普通とされています。マンガンは体内で酵素の働きを助ける役割を持ち、骨や軟骨の形成にも関与しています。あらめは、マンガンを摂取するための一つの食材として利用することができます。
3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは含まれていない
あらめには、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった栄養素は含まれていません。これらの栄養素は、体内で様々な役割を果たしていますが、あらめからは摂取することができません。そのため、これらの栄養素を摂るためには、他の食材を組み合わせて摂取する必要があります。
あらめに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「あらめ」に含まれるビタミンAの特徴は以下の通りです。
- レチノール(ビタミンA1)とα-カロテン(プロビタミンA)は含まれていません。
- β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量の含有量が多いです。
- 特に、β-カロテン当量とレチノール活性当量の含有量が多いことが特徴的です。
2. ビタミンEの特徴
「あらめ」に含まれるビタミンEの特徴は以下の通りです。
- α-トコフェロールの含有量が普通です。
- β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
3. その他のビタミンの特徴
「あらめ」に含まれるその他のビタミンの特徴は以下の通りです。
- ビタミンKの含有量が多いです。
- ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンの含有量が多いです。
- ビタミンB6の含有量が低いです。
- ビタミンB12、パントテン酸の含有量は普通です。
なお、「あらめ」にはビタミンD、葉酸、ビオチン、ビタミンCは含まれていません。
最後に、あらめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あらめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 184 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 56.2 | g | |
└糖質 | 10.9 | g | 低い |
└食物繊維 | 48.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 12.4 | g | 普通 |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「あらめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 16.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 14.0 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 5.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「あらめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2300 | mg | 多い |
カリウム | 3200 | mg | 多い |
カルシウム | 790 | mg | 多い |
マグネシウム | 530 | mg | 多い |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 3.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.1 | mg | 多い |
銅 | 0.17 | mg | 多い |
マンガン | 0.23 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2700 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 33 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 2700 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 220 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 260 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.26 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.28 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。