大人も子どもも大好きな“駄菓子”。駄菓子を急に食べたくなっちゃうことって、ありますよね!?ちまたでは駄菓子を使ったアレンジ料理がいろいろあるけれど、B級グルメ研究家を自称しているわたしはこれを知りたいのです。「結局卵でとじたらどれが美味しいん?」
そこで今回【蒲焼さん太郎】【かっぱえびせん】【うまい棒】の主役級駄菓子を招集。めんつゆで煮て卵でとろ~りとじて、夢の「駄菓子丼」を完成させました!こ、これは…文明開化の音がする~ッ!!
食いしん坊が功を奏して、グルメライターとして活動。血糖値に怯えつつも甘いものがやめられない甘党。座右の銘は「無理しない」
今日作るのは「駄菓子の卵とじ丼」
1.材料一覧はこちら。材料費たったの83円!(ご飯と調味料除く)
それでは本日の材料です。
・蒲焼さん太郎(1個) 12円
・かっぱえびせん(1/2袋) 23円
・うまい棒めんたい味(1本) 12円
・卵(2個) 36円
上記以外には
・めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ2
・水 大さじ6
・砂糖 小さじ1
上記以外にご飯(好きなだけ)を使います。駄菓子にしっかり味がついているので、つゆは薄めにしてありますよ。
材料費たったの83円(ご飯と調味料はノーカウント)で、わたしやあなたの1食分が完成します。
2.駄菓子くんたちをグツグツ煮る
鍋やフライパンを用意して、まずはめんつゆ・水・砂糖をIN。グツグツと沸いてきたら本日のメイン、駄菓子くんたちを投入します。
おっと!ここで早くも蒲焼さん太郎が丸まっております!すごい勢いでローリング。それはまるで点数がよくなかったテストを慌ててカバンに隠すときのような速さです。
3.卵で全体をいい感じの半熟にとじる
しんなりしてきたら、卵を割りほぐし鍋全体にまわしかけて半熟に仕上げます。卵をほぐす際は、黄身と白身を混ぜすぎないようにするとビジュアルよく仕上がりますよ。2、3回卵を箸で切るように混ぜるだけでOK。
卵とじって、シンプルだからこそ難しい料理だと思うんですよね。シンプルなことって意外とできませんよね。「ごめんね」って自分から旦那さんに全然謝れないんですよね。(何の話)
4.ご飯に乗せてうつわに盛りつける
うつわにご飯をよそい、卵とじを乗せれば夢の「駄菓子丼」の完成です!うん、いい半熟具合。ただしインスタ映えには遥かに遠いです。(逆にTwitter映え!?)
それにしても駄菓子をまじめに卵でとじちゃって、しかも真顔で、私ったら何してるんだろう?とふと我に返りました。でもそんな自分が嫌いじゃない。
いざ実食!ズバ抜けて秀逸な駄菓子がいた
それではこれより実食へとうつります。扉を開けたその先には、一体どんなドラマが待っているのでしょうか。どんな出会いがあるのでしょうか。初めて外国に飛び立つ日のような気分です。(外国行ったことないけど)
(1)蒲焼さん太郎はかまぼこの親戚!?
まずはじめに、卵でとじた蒲焼さん太郎の姿をご覧ください。煮たらタレがはがれて色が薄くなりました。君は色白だったのね、知らなかった。
食べてみて真っ先に思ったのは「あ、これ蒲焼さん太郎を水で洗った味(笑)」ということ。まわりのタレを失った蒲焼さん太郎は、淡白でかまぼこの味とうりふたつ。確かに蒲焼さん太郎の原材料ってかまぼこと同じく魚のすり身ですもんね。
蒲焼さん太郎を卵でとじたら、かまぼこの親戚だったことを思い出せました。年1会うか会わないかくらいの遠い親戚だけど。
(2)かっぱえびせんはまさかの!“えび天”の味
続いてはかっぱえびせんです。ビジュアルはかっぱえびせんそのものの形を保っていますが、箸で持ち上げるとポロポロと崩れてしまいます。めんつゆが染み込んでるぅ~!
……!
もしかしたら、私は大発見をしてしまったかもしれません。
「これ、えび天やぁ~!!」
まさにえび天を食べたときの味がします。(正確にはえび天のしっぽを集めて口いっぱいに入れた味。笑)
口に運ぶ瞬間のえびの香り、口いっぱいに広がるえびの香ばしさ。これは120点じゃない!?世の中のえび天はもうみんなかっぱえびせんでいいじゃん。
コロンブスが新大陸を発見したときって、きっとこんな驚きだったんだろうなぁ。(大げさ)
(3)うまい棒めんたい味は…どこ行ったん!?
ラストを飾るのはうまい棒めんたい味。この子は困ったちゃんなんです。だって溶けてどこかに行ってしまうんだもん。
うまい棒って見た目はあんなに存在感バツグンなのに、熱であっという間に溶けていなくなってしまいます。
なんとかうまい棒を探し出し、撮影することに成功。溶けたうまい棒は、ねっとり固まった小麦粉の練り物といった感じで、食感に関してはやや残念だったかも?この特性を活かした別のアレンジがありそうな気もしました!
味はというと、うまい棒のスナック感がバンバン出ています!かっぱえびせんはスナック感が全くなかったのに、うまい棒はそれがハンパない。「私はどんなときだって私(うまい棒心の声)」
めんたい味のピリ辛さは、あとからほんのりやってきますよ~。
優勝者は…文句なしの「かっぱえびせん」!
【蒲焼さん太郎】【かっぱえびせん】【うまい棒】3つの駄菓子を卵でとじた結果。最も美味しかったのは、ズバリ【かっぱえびせん】でした!
これはぶっちぎりの優勝です!かっぱえびせんは卵とじだけでなく、トマトソースに入れたり炊き込みご飯にしたりと、いろいろな料理に応用できそうな予感がします。よっ!将来有望株っ!
でも今回は三者三様で、どれも個性が光っていてよかったです。なんなら駄菓子を変えて第2弾もやりたいくらいです(?)
駄菓子の可能性、無限大。
今回は「駄菓子卵とじ選手権!【蒲焼さん太郎】【かっぱえびせん】【うまい棒】で優勝するのはどれだ!?」をお届けしました。駄菓子は卵でとじても美味しくなって、無限の可能性を秘めていることを再認識。駄菓子 is ワンダフル。それではまた次回お会いしましょう!