このページでは、果物のパパイアを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
パパイアのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはパパイアの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 33 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 9.5 | g | |
└糖質 | 7.6 | g | 低い |
└食物繊維 | 2.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「パパイア 完熟 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、パパイアがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
パパイアはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キューピー
パパイアとは?どんな食材?
パパイアは、熱帯地域で栽培される果物です。その特徴的な外見と甘い味わいから、世界中で人気があります。
パパイアの外見
パパイアは、大きさや形状に個体差がありますが、一般的には長い楕円形をしています。表面は滑らかで、熟したものは黄色やオレンジ色になります。また、果肉の中にはたくさんの黒い種があります。
パパイアの味わい
パパイアの果肉は柔らかく、食べやすいテクスチャーです。甘みがあり、香りも豊かです。また、熟したパパイアは酸味も感じられます。そのまま食べるだけでなく、サラダやスムージーにも利用されることもあります。
パパイアは、ビタミンCやビタミンA、カリウムなどの栄養素も豊富に含んでいます。そのため、健康に良い食材としても知られています。パパイアの果肉や種、果汁は、さまざまな料理や飲み物に利用され、多様な料理文化で愛されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はパパイアがダイエットにどう役立つか説明します!
パパイアはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キューピー
パパイアの栄養データ
パパイアは、可食部100gあたりで以下のような栄養素を含んでいます。
低カロリーである
パパイアは、可食部100gあたりで33kcalと低カロリーです。カロリーが低いため、ダイエット中や健康を気遣う方にとっては、食事のカロリーコントロールに役立ちます。
糖質が低い
パパイアには、可食部100gあたりで7.6gの糖質が含まれています。糖質が低いため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。糖質制限をしている方や糖尿病の方にとっては、健康的な食事選びに適しています。
食物繊維が多い
パパイアには、可食部100gあたりで2.2gの食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることができます。便秘の改善やダイエットにも役立つため、健康的な食事に取り入れることがおすすめです。
以上のように、パパイアは低カロリーであり、糖質が低く食物繊維が多いため、健康的な食事に役立つ食材です。
おすすめ:パパイアのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
パパイアに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:dancyu
1. 栄養素のバランスが良い
パパイアは、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウム、銅、マンガンなど、様々な無機質栄養素を含んでいます。これらの栄養素は、体内の酵素やホルモンの働きをサポートし、健康な体を維持するために必要な役割を果たしています。特にカリウムは、体内の水分バランスを調整し、心臓の健康をサポートする重要な栄養素です。
2. リンや鉄、亜鉛が低い
一方で、パパイアにはリンや鉄、亜鉛などの栄養素が低い量しか含まれていません。これらの栄養素は、骨や血液の形成、免疫機能の維持などに重要な役割を果たしています。そのため、これらの栄養素を摂取するためには、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が必要です。
3. ヨウ素やセレン、クロムが含まれていない
パパイアには、ヨウ素やセレン、クロムなどの栄養素は含まれていません。これらの栄養素は、甲状腺の機能や抗酸化作用、血糖値の調節などに関与しています。そのため、これらの栄養素を摂取するためには、他の食材から補う必要があります。
以上のように、パパイアは栄養素のバランスが良く、特にカリウムなどの栄養素を多く含んでいます。一方で、リンや鉄、亜鉛、ヨウ素、セレン、クロムなどの栄養素は少ないため、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が重要です。
パパイアに含まれるビタミンを解説!
引用元:キューピー
パパイアのビタミン含有量の特徴
パパイアに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. パパイアはβ-カロテンが豊富
パパイアにはβ-カロテンが67μg含まれており、他の果物に比べて多いです。β-カロテンは体内でビタミンAに変換されるため、パパイアを摂取することでビタミンAの補給に役立ちます。
2. パパイアにはビタミンEが豊富
パパイアにはビタミンEの一種であるγ-トコフェロールが0.3mg含まれており、他の果物に比べて多いです。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があります。
3. パパイアはビタミンCが多い
パパイアにはビタミンCが50mg含まれており、他の果物に比べて多いです。ビタミンCは免疫力の向上やコラーゲンの生成に関与しており、健康維持に重要な役割を果たします。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はパパイアの使用例としてレシピをご紹介します。
パパイアを使ったレシピ12選!
#1 ポークソテーとパパイアのオーロラソースがけ
豚ロース肉、パパイア、にんにく、レタス、ケチャップ、こしょう、オリーブ油、キユーピーハーフ
豚ロースとパパイヤのオーロラソースがけ、ポークソテーのレシピ。豚ロースは、にんにくとオリーブオイルに漬け込むので風味のあるジューシーな仕上がりに。…
レシピを見る#2 青パパイアのサラダ
青パパイア、サニーレタス、大豆もやし、ハム、キユーピーマヨネーズ
ハムと大豆もやしを使った、副菜になる青パパイヤのサラダのレシピ。味付けはマヨネーズだけですが、お好みで塩・こしょうで調節できます。…
レシピを見る#3 キリッとした酸味の"パクチーとパパイアのサラダ"
パパイア、アボカド、レモン、赤玉ねぎ、パクチー、オリーブオイル、コリアンダーシード、一味唐辛子、胡椒、等
パクチーとパパイアをメインにしたサラダのレシピ。パクチーを余すところなく、茎や花までいただきます。…
レシピを見る#4 アボカドとパパイアのハワイ風マヨグラタン
アボカド、パパイア、ピザ用チーズ、白みそ、しょうゆ、キユーピーハーフ
ハワイアンな見た目おしゃれなグラタンレシピ。クリーミーなアボカドと甘みのあるパパイアの組み合わせで、とっても濃厚なグラタンです。…
レシピを見る#5 パパイアと牛肉の炒めもの
パパイア、セロリ、牛カルビ肉、砂糖、ごま油、にんにくのすりおろし
果物を使ったおかずレシピ。熟れていない果物は堅くて食べられませんが、火を通すことで立派なおかずに変わります。…
レシピを見る#6 ほうれん草とかぼちゃとパパイアのごまドレッシング和え
ほうれん草、かぼちゃ、パパイヤ、白練りごま、マヨネーズ
ほうれん草とかぼちゃの和え物のレシピ。パパイヤと一緒に和えると優しい甘みがプラス。…
レシピを見る#7 ヨーグルトムース
マンゴー、パパイア、パイナップル、あんずジャム、キルシュ(あれば)、レモン汁、マンゴー、パパイア、パイナップル、等
濃厚なトロピカルソースがヨーグルトのさわやかな酸味をひきたてるムースのレシピ。リキュールを使わないので、子供でも食べやすいスイーツです。…
レシピを見る#8 バナナと生ハムのサラダ
バナナ、生ハム、パパイア、サラダミックス、レモン汁、オリーブ油、黒こしょう
このレシピはバナナを使った生ハムのサラダです。生ハムとバナナの組み合わせは、メロンやマンゴーと相性抜群ですので、おすすめです。…
レシピを見る#9 やわらかはちみつプリン
板ゼラチン、牛乳、生クリーム、はちみつ、卵黄、プレーンヨーグルト、パイナップル、マンゴー、パパイア、等
ヨーグルトソースをのせていただく、蜂蜜のプリンのレシピ。蜂蜜のコクとやさしさを合わせ持つ甘さと香りを活かしたところがポイント。…
レシピを見る#10 ザバイオーネ
卵黄、砂糖、モスカート、キーウィフルーツ、パパイア、ブルーベリー、いちご、レモン汁、粉糖、等
「ザバイオーネ」はイタリアのメジャーなスイーツで、卵と砂糖、生クリームの他、ワインをいれてつくるふわふわのカスタードのようなデザートです。レシピはイタリア・ピエモンテ州特産のマスカットをつかった微発砲ワイン「モスカート」を使用。…
レシピを見る#11 カスタードカナッペ
クッキー、ブルーベリー、パパイア、フランボワーズ、粉砂糖、ピスタチオナッツ
カスタードクリームと市販のクッキーを使った、手軽に楽しめるデザートのレシピ。お菓子作りで残ったカスタードの有効活用におすすめの一品。…
レシピを見る#12 パパイヤイリチー
青パパイア、にんじん、ツナ油漬缶、にら、ほんだし」、瀬戸のほんじお」
沖縄で長く愛されてきた青パパイヤの炒め煮、パパイヤイリチーのレシピ。シャキシャキしたパパイヤの食感に、ツナ缶の程よい油でコクが加わりうま味しっかり。…
レシピを見る最後に、パパイアの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「パパイア」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 33 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 9.5 | g | |
└糖質 | 7.6 | g | 低い |
└食物繊維 | 2.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「パパイア」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 35 | % | 特になし |
水分 | 89.2 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「パパイア」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 6 | mg | 普通 |
カリウム | 210 | mg | 普通 |
カルシウム | 20 | mg | 普通 |
マグネシウム | 26 | mg | 普通 |
リン | 11 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 67 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 820 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 480 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 40 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (2) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.3 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.42 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 50 | mg | 多い |
別名 : パパイヤ/廃棄部位: 果皮及び種子
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。