このページでは、砂糖の和三盆糖を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
和三盆糖のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは和三盆糖の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 393 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 99.0 | g | |
└糖質 | 99.0 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 0.2 | g | かなり低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、砂糖分類に所属する正式名称「(砂糖類) 和三盆糖」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、和三盆糖がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
和三盆糖はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ぐるなびシェフごはん
和三盆糖とは?どんな食材?
和三盆糖は、日本の伝統的な砂糖の一種であり、非常に高品質な甘味料です。その特徴は、繊細で優雅な甘さと、きめ細かく柔らかい結晶の形状にあります。和三盆糖は、主に砂糖黍(さとうきび)から作られ、丁寧な製造工程を経て作られます。
特徴1:繊細で優雅な甘さ
和三盆糖は、その独特の製法により、砂糖黍の本来の風味や甘さを最大限に引き出しています。そのため、一般的な白砂糖と比べても、より繊細で優雅な甘さを味わうことができます。和三盆糖の甘さは口の中で広がり、ほのかな香りと共に心地よい余韻を残します。
特徴2:きめ細かく柔らかい結晶の形状
和三盆糖のもう一つの特徴は、その結晶の形状です。和三盆糖は、砂糖黍の汁をじっくりと煮詰め、徐々に結晶化させて作られます。その結果、きめ細かく柔らかい結晶ができるのです。この結晶は、口の中で溶けやすく、舌触りも滑らかであり、独特の食感を楽しむことができます。
特徴3:丁寧な製造工程
和三盆糖は、伝統的な製法により丁寧に作られます。砂糖黍を丹念に選び、搾り汁を取り出します。その後、搾り汁をろ過し、煮詰めていきます。この過程で、不純物や余分な水分を取り除き、純粋な砂糖液を作ります。そして、徐々に結晶化させ、最終的に和三盆糖の形状を整えます。このような手間暇かけた製造工程により、和三盆糖の高品質な味わいと風味が生まれるのです。
和三盆糖は、その独特な甘さと食感から、和菓子やお茶うけとして愛されてきました。また、砂糖としてだけでなく、料理やお菓子作りにも幅広く使われています。その美しい結晶の形状や優雅な甘さは、食卓を彩り、特別なひとときを演出してくれます。

ざっくり説明するとこんな感じです!次は和三盆糖がダイエットにどう役立つか説明します!
和三盆糖はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ぐるなびシェフごはん
1. エネルギー源としての役割
和三盆糖は、100gあたり393kcalのカロリーを含んでいます。この高いエネルギー量は、私たちの体に必要なエネルギーを補給するために役立ちます。例えば、運動や日常の活動によって消費したエネルギーを補給する際に、和三盆糖を摂取することで短時間で効果的にエネルギーを補給することができます。
2. 糖質の補給源としての役割
和三盆糖は、100gあたり99gの糖質を含んでいます。糖質は私たちの体にとって重要なエネルギー源であり、脳や筋肉の働きに必要な栄養素です。和三盆糖の糖質は多く含まれており、適度な量を摂取することで、日常の活動や運動に必要なエネルギーを効果的に補給することができます。
3. 脂質や塩分を抑えた食事の一部としての役割
和三盆糖は、脂質や塩分を含まない食材です。脂質や塩分の過剰摂取は、健康に悪影響を及ぼすことが知られています。和三盆糖を使用することで、脂質や塩分を抑えた食事の一部として取り入れることができます。例えば、和三盆糖を使用して甘味を加えた料理や飲み物を作ることで、健康的な食事を実現することができます。
以上のように、和三盆糖はエネルギー源としての役割や糖質の補給源としての役割、脂質や塩分を抑えた食事の一部としての役割など、健康的な食事に役立つ要素を持っています。適度な量を摂取することで、バランスの取れた食事を実現することができます。
おすすめ:和三盆糖のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
和三盆糖に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:dancyu
1. ナトリウムが低い
和三盆糖は、可食部100gあたり1mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは塩分の一部であり、高い摂取量は健康に悪影響を及ぼすことが知られています。和三盆糖はナトリウムが低いため、塩分摂取を気にする方に適した食材です。
2. マンガンが多い
和三盆糖には、可食部100gあたり0.30mgのマンガンが含まれています。マンガンは抗酸化作用や骨の形成に関与する栄養素であり、体内での酵素反応にも必要です。和三盆糖はマンガンが多いため、酵素反応や骨の健康維持に役立つ食材と言えます。
3. ヨウ素やセレンが無し
和三盆糖には、可食部100gあたりヨウ素やセレンが含まれていません。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に関与し、セレンは抗酸化作用を持っています。しかし、和三盆糖にはこれらの栄養素が含まれていないため、これらの栄養素を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要となります。
以上のように、「和三盆糖」はナトリウムが低く、マンガンが多い特徴を持ち、ヨウ素やセレンが含まれていないことがわかります。これらの特徴を考慮して、和三盆糖の摂取量や組み合わせる食材を選ぶことが大切です。
和三盆糖に含まれるビタミンを解説!
引用元:YouTube
1. ビタミンB1の含有量は低い
「和三盆糖」に含まれるビタミンB1の含有量は0.01 mgで、比較的低いです。ビタミンB1は糖の代謝に関与し、エネルギーの生成や神経機能の維持に重要な役割を果たしています。しかし、和三盆糖を摂取する際には、ビタミンB1の補給を考える必要があります。
2. ビタミンB2・B6・パントテン酸・ビオチンの含有量は普通
「和三盆糖」に含まれるビタミンB2・B6・パントテン酸・ビオチンの含有量は、それぞれ0.03 mg、0.08 mg、0.37 mg、0.9 μgと、普通の範囲です。これらのビタミンは、体内の代謝や細胞の機能に関与し、健康維持に必要な栄養素です。和三盆糖を摂取することで、これらのビタミンを補給することができます。
3. ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・ナイアシン・ビタミンB12・葉酸・ビタミンCは含まれず
「和三盆糖」には、ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・ナイアシン・ビタミンB12・葉酸・ビタミンCは含まれていません。これらのビタミンは、体内の様々な機能に関与し、健康維持に重要な役割を果たしています。したがって、これらのビタミンを補給するためには、他の食品やサプリメントから摂取する必要があります。

ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は和三盆糖の使用例としてレシピをご紹介します。
和三盆糖を使ったレシピ4選!
#1 和三盆糖の胡麻ブリュレ
卵黄、和三盆糖、生クリーム、牛乳、練り胡麻、和三盆糖(仕上げ用)
和三盆糖を使用した胡麻ブリュレのレシピ。練り胡麻のコクと和三盆糖の上品な甘さが後を引きます。…
レシピを見る#2 和三盆糖のプリン カラメルソース添え
牛乳、生クリーム、和三盆糖、はちみつ、卵黄、砂糖
和三盆糖でつくる柔らかなプリンのレシピ。和三盆糖の口のなかですっととけるような上品な甘みが魅力です。…
レシピを見る#3 幸福のリリエンベルグのポルボローネ
薄力粉、粉糖、和三盆糖、シナモン、皮付きアーモンドプードル、無塩バター、ショートニング、ヘーゼルナッツプラリネ
口の中でほろりと崩れる、スペインのクッキーのレシピ。材料を混ぜて成形し、焼くだけで簡単に作れます。…
レシピを見る#4 ステーキサンド
しょうゆ、白ごまペースト、和三盆糖、食パン、タイム、にんにく、クミン、ズッキーニ
スーパーのステーキ肉で作る、贅沢なステーキサンドのレシピ。ミディアムレアに焼いたステーキをたっぷりと挟んで、豪快に頬張れば、幸福度爆上がり間違いなしです。…
レシピを見る
最後に、和三盆糖の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「和三盆糖」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 393 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 99.0 | g | |
└糖質 | 99.0 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 0.2 | g | かなり低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
「和三盆糖」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 0.3 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「和三盆糖」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 140 | mg | 普通 |
カルシウム | 27 | mg | 普通 |
マグネシウム | 17 | mg | 普通 |
リン | 13 | mg | 低い |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.30 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | Tr | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
└β-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.37 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.9 | μg | 普通 |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。