このページでは粉あめのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
粉あめのカロリーは397kcal(100gあたり)!これってどうなの?
粉あめの可食部100gあたりのカロリーは、397kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中124位です。これは多い順にすると上位7%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「砂糖」ジャンルので粉あめのカロリーを評価すると、31件中1位です。これは上位から3%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 397Kcal |
全体での評価 | 124位 / 1592件中(上位7%…高い) |
「砂糖」ジャンル内での評価 | 1位 / 31件中(上位3%…高い) |

粉あめはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ粉あめのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
粉あめのカロリーが高い理由
粉あめのカロリーは可食部100gあたり397kcalと、他の食材と比較して高いと評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
糖質が多い
粉あめには糖質が97g含まれており、他の食材と比べても非常に多いです。糖質はエネルギー源となるため、摂取した糖質は体内で燃焼されてエネルギーに変換されます。そのため、糖質の摂取量が多いほどカロリーも高くなるのです。
食物繊維が無し
粉あめには食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助ける役割があり、食物の消化吸収を遅らせることで血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。食物繊維が不足すると、糖質の吸収が早まり、血糖値の急上昇を招く可能性があります。その結果、カロリーの高い粉あめとの組み合わせは、血糖値の急上昇を引き起こしやすくなるのです。
タンパク質・脂質が無し
粉あめにはタンパク質や脂質が含まれていません。タンパク質は筋肉や組織の修復に必要な栄養素であり、脂質はエネルギー源として重要な役割を果たします。これらの栄養素が不足すると、体内の代謝が低下し、エネルギーの消費が減少します。その結果、摂取したカロリーが蓄積されやすくなり、カロリーの高い粉あめは体重増加の原因となる可能性があります。
まとめ
粉あめのカロリーが高い理由は、糖質が多く、食物繊維・タンパク質・脂質がほとんど含まれていないからです。糖質が多いためエネルギー源となり、食物繊維の不足により血糖値の急上昇を引き起こしやすくなります。また、タンパク質や脂質の不足により代謝が低下し、エネルギーの消費が減少するため、摂取したカロリーが蓄積されやすくなります。これらの要素が組み合わさっているため、粉あめのカロリーは高くなっているのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「粉あめ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 97.0g | 4 | 388kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | (0)g | 4 | 0kcal |
脂質 | (0)g | 9 | 0kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

上記が「粉あめ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、388kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
粉あめは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
粉あめは、低糖質ダイエットに使える?
砂糖の代わりに使われることのある「粉あめ」ですが、実は糖質量が97gも含まれていることをご存知でしょうか。これは、低糖質ダイエットを実践している方にとっては注意が必要な事実です。
粉あめの糖質量が97g
粉あめは、砂糖の代わりに使われることがありますが、その糖質量は97gもあります。これは、低糖質ダイエットを実践している方にとっては高い数値と言えます。低糖質ダイエットでは、糖質摂取を制限することで体重の管理や血糖値のコントロールを目指していますが、粉あめの摂取によってこれらの目標を達成することは難しいでしょう。
粉あめは低糖質ダイエットに不向き
粉あめは、その名前からして砂糖の代わりに使えるようなイメージを持たれがちですが、実際には糖質量が非常に高いため、低糖質ダイエットには不向きです。糖質を摂取することで血糖値が上昇し、それに伴ってインシュリンの分泌も増えます。低糖質ダイエットでは、血糖値を安定させることが重要であり、粉あめの摂取はその目的に反するものと言えます。
代替品の選択が重要
低糖質ダイエットを実践する場合、粉あめの代わりになる食材を選ぶことが重要です。代替品としては、人工甘味料や天然の甘味料を使用することが一般的です。例えば、ステビアやエリスリトールなどは、糖質量が非常に低い上にカロリーも少ないため、低糖質ダイエットに適しています。
まとめ
粉あめは、砂糖の代わりに使われることがありますが、糖質量が97gも含まれているため、低糖質ダイエットには不向きです。低糖質ダイエットを実践する場合は、粉あめの代わりになる食材を選ぶことが重要です。人工甘味料や天然の甘味料を使用することで、糖質を制限しながらも甘味を楽しむことができます。低糖質ダイエットを成功させるためには、正しい知識を持ち、適切な食材を選ぶことが大切です。
粉あめは、低脂質ダイエットに使える!?
粉あめの脂質量は0g
粉あめは、砂糖を粉状にしたものであり、一般的に和菓子や洋菓子の材料として使用されています。脂質が気になる方にとっては、粉あめが低脂質であることは大きな魅力です。実際、粉あめの脂質量は0gとなっており、ダイエット中の方にとっては嬉しい事実です。
粉あめのカロリーは控えめ
ダイエットをしている方にとっては、カロリー摂取量の管理も重要です。粉あめは、砂糖の粉状であるため、カロリーも控えめです。一般的な粉あめのカロリーは、100gあたり約380kcal程度となっています。このカロリー量は、砂糖そのものと比較しても低めです。粉あめを使用することで、甘い味を楽しむことができながら、カロリー摂取を抑えることができます。
粉あめの利用方法
粉あめは、和菓子や洋菓子の材料として使用されるだけでなく、さまざまな料理にも利用することができます。例えば、お菓子作りの際には、砂糖の代わりに粉あめを使用することで脂質を抑えることができます。また、ドリンクやデザートにも粉あめを加えることで、甘さを引き立てることができます。さらに、粉あめを使った簡単なお菓子のレシピも存在しますので、ダイエット中でも楽しみながら食事を楽しむことができます。
まとめ
粉あめは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。脂質量が0gであり、カロリーも控えめなため、ダイエット中の方におすすめです。粉あめは、砂糖の代わりに使用することで、甘さを楽しむことができます。さまざまな料理に利用することもできるため、バリエーション豊かな食事を楽しみながら、健康的なダイエットを実践することができます。是非、粉あめを活用して、美味しく健康的な食事を楽しんでください。

最後に、粉あめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「粉あめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 397 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 97.0 | g | |
└糖質 | 97.0 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | (0) | g | 無し |
脂質 | (0) | g | 無し |
「粉あめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 3.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0 | g | 無し |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「粉あめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | Tr | mg | 無し |
カルシウム | Tr | mg | 無し |
マグネシウム | 0 | mg | 無し |
リン | 1 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0 | mg | 無し |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
└β-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | (0) | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | (0) | mg | 無し |
ビタミンB2 | (0) | mg | 無し |
ナイアシン | (0) | mg | 無し |
ビタミンB6 | (0) | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0) | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。