このページでは、魚のどじょうを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
どじょうのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはどじょうの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 72 | Kcal | 低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 16.1 | g | 多い |
脂質 | 1.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> どじょう 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、どじょうがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
どじょうはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
どじょうとは?どんな食材?
どじょうとは、日本の淡水魚であり、主に川や池などで生息しています。食材として利用されることもあり、その特徴的な姿や風味から、多くの人に親しまれています。
どじょうの特徴
どじょうは、細長い体型をしており、尾びれと背びれが特徴的です。体色は灰褐色や黒褐色をしており、黄色い斑点が散らばっています。また、どじょうは泥の中で生活することが多く、そのために体表は粘液で覆われています。
どじょうの食材としての特徴
どじょうは、その柔らかい身と独特の風味が特徴であり、日本料理の一部として利用されています。主に刺身や寿司のネタとして使用されることが多く、新鮮などじょうの身は透明感があり、口の中でとろけるような食感を楽しむことができます。また、どじょうの身は脂肪分が少なく、さっぱりとした味わいがあります。
以上のように、どじょうは日本の淡水魚の中でも特徴的な食材であり、その独特の姿と風味から、多くの人に愛されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はどじょうがダイエットにどう役立つか説明します!
どじょうはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
どじょうは可食部100gあたりのカロリーが72kcalと低いです。この低カロリーな特徴から、ダイエット中の方にとっては理想的な食材と言えます。どじょうを摂取することで、満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。
2. 高タンパク質であるため、筋肉の形成や修復に役立つ
どじょうは可食部100gあたりのタンパク質が16.1gと多いです。タンパク質は筋肉の形成や修復に重要な栄養素であり、健康的な食事には欠かせません。どじょうの摂取によって、筋肉の健康をサポートすることができます。
3. 低脂質であるため、心血管の健康に貢献する
どじょうは可食部100gあたりの脂質が1.2gと低いです。脂質は適度に摂取する必要がありますが、過剰な摂取は心血管の健康に悪影響を及ぼすことがあります。どじょうの低脂質な特徴から、心血管の健康を考えた食事に取り入れることができます。
おすすめ:どじょうのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
どじょうに含まれる無機質の栄養を解説!
「どじょう」の栄養データについて
「どじょう」の栄養データを見ると、以下の3つの特徴が挙げられます。
1. カルシウムやリンなどのミネラルが豊富
「どじょう」は、カルシウムやリンなどのミネラルが多く含まれています。可食部100gあたりのカルシウムは1100mg、リンは690mgとなっており、これらのミネラルは骨や歯の形成に重要な役割を果たしています。特にカルシウムは骨の強化に寄与し、リンはエネルギー代謝やDNA合成にも関与しています。
2. ナトリウムやカリウムの含有量が普通
「どじょう」に含まれるナトリウムやカリウムの含有量は、可食部100gあたりでそれぞれ96mgと290mgです。これらのミネラルは体内の水分バランスを調整する役割を持っており、心臓や神経の正常な機能にも関与しています。どじょうの含有量は普通とされており、バランスの良い食事に取り入れることができます。
3. 亜鉛や鉄などの微量元素も多く含まれる
「どじょう」には、亜鉛や鉄などの微量元素も多く含まれています。可食部100gあたりの亜鉛は2.9mg、鉄は5.6mgとなっており、これらの微量元素は体内の酵素やホルモンの合成に必要不可欠です。特に鉄は赤血球の形成に関与し、貧血の予防にも役立ちます。
以上のように、「どじょう」はカルシウムやリンなどのミネラルが豊富であり、ナトリウムやカリウムの含有量も普通であり、さらに亜鉛や鉄などの微量元素も多く含まれています。これらの栄養素は、健康な体作りや代謝に重要な役割を果たすため、バランスの良い食事に取り入れることがおすすめです。
どじょうに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンA
「どじょう」に含まれるビタミンAは、レチノールとβ-カロテンが多く含まれています。レチノールは13 μg含まれており、β-カロテンも25 μg含まれています。これらの成分は、視力の維持や免疫力の向上に役立つとされています。
2. ビタミンD
「どじょう」にはビタミンDも多く含まれています。可食部100gあたりに4 μgのビタミンDが含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートする働きがあります。
3. ビタミンB2、ビタミンB12、ナイアシン
「どじょう」にはビタミンB2、ビタミンB12、ナイアシンも多く含まれています。ビタミンB2は1.09 mg、ビタミンB12は8.5 μg、ナイアシンは4 mg含まれています。これらのビタミンはエネルギーの代謝に関与し、神経系の正常な機能を維持するために必要です。
以上のように、「どじょう」はビタミンA、ビタミンD、ビタミンB2、ビタミンB12、ナイアシンが豊富に含まれています。これらのビタミンは健康維持に重要な役割を果たしています。
最後に、どじょうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「どじょう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 72 | Kcal | 低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 16.1 | g | 多い |
脂質 | 1.2 | g | 低い |
「どじょう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 79.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.6 | g | 多い |
コレステロール | 210 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「どじょう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 96 | mg | 普通 |
カリウム | 290 | mg | 普通 |
カルシウム | 1100 | mg | 多い |
マグネシウム | 42 | mg | 多い |
リン | 690 | mg | 多い |
鉄 | 5.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.9 | mg | 多い |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.38 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 13 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 25 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 25 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 15 | μg | 普通 |
ビタミンD | 4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 1.09 | mg | 多い |
ナイアシン | 4.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 8.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.66 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
魚体全体
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。