このページではあまごのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あまごのカロリーは102kcal(100gあたり)!これってどうなの?
あまごの可食部100gあたりのカロリーは、102kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中946位です。これは多い順にすると上位59%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのであまごのカロリーを評価すると、296件中170位です。これは上位から57%に位置するカロリーで、評価は同じく「やや低い」となります。
カロリー | 102Kcal |
全体での評価 | 946位 / 1592件中(上位59%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 170位 / 296件中(上位57%…やや低い) |
あまごはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあまごのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
「あまご」のカロリーはなぜやや低いのか?
「あまご」は、可食部100gあたり102kcalというカロリーがあります。他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して解説します。
糖質がかなり低い
「あまご」に含まれる糖質は4.2gと非常に少なく、他の食材と比較して「かなり低い」と評価されています。糖質が少ないため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
食物繊維は無し
「あまご」には食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便通を促進する役割を果たします。しかし、「あまご」は食物繊維が無いため、その効果は期待できません。
タンパク質が多い
「あまご」には18.3gのタンパク質が含まれており、他の食材と比較して「多い」と評価されています。タンパク質は筋肉の形成や修復に必要な栄養素であり、身体の健康維持に重要な役割を果たします。
脂質は普通
「あまご」には3.6gの脂質が含まれており、他の食材と比較して「普通」と評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まるため、適量摂取することが大切です。
以上の栄養データから、「あまご」のカロリーがやや低い理由が明らかになりました。糖質が少なく、タンパク質が多いことが特徴です。健康を考えた食事を心掛ける際には、これらの栄養データを参考にして、バランスの取れた食事を摂るようにしましょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あまご」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.2g | 4 | 16.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 18.3g | 4 | 73.2kcal |
脂質 | 3.6g | 9 | 32.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あまご」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、73.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あまごは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
あまごは、低糖質ダイエットに使える?
あまごは、魚の一種であり、その糖質量は4.2gとなっています。低糖質ダイエットを実践している方にとって、あまごは少し効果的な食材と言えるでしょう。
あまごの糖質量は4.2g
あまごは、糖質量が4.2gと非常に低いです。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取量を制限することが重要です。糖質を摂りすぎると、血糖値が急上昇し、体内に余分なエネルギーとして蓄積されてしまいます。そのため、低糖質の食材を選ぶことが求められます。
あまごは栄養価も高い
あまごは、低糖質だけでなく、栄養価も高い食材です。たんぱく質やビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれています。たんぱく質は筋肉の合成に関与し、ビタミンB群はエネルギー代謝に必要な栄養素です。さらに、ミネラルは骨や歯の形成に重要な役割を果たしています。これらの栄養素は、健康的なダイエットに欠かせないものです。
あまごの調理方法に注意
あまごを低糖質ダイエットに活用するためには、調理方法にも注意が必要です。揚げ物や煮物など、油を多く使用する調理法は糖質量が増えてしまうため、避けるべきです。代わりに、蒸し焼きや炒め物など、少量の油で調理する方法がおすすめです。また、調味料にも糖質が含まれることがあるため、糖質を抑えた調味料を使用することも大切です。
まとめ
あまごは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。糖質量が4.2gと低く、栄養価も高いため、健康的なダイエットに適しています。ただし、調理方法や調味料の選択には注意が必要です。適切な調理方法と調味料を選ぶことで、あまごを上手に活用し、低糖質ダイエットを成功させましょう。
あまごは、低脂質ダイエットに使える!?
あまごは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、あまごは低脂質の魚として知られています。しかし、低脂質ダイエットにおいて、あまごはどのような役割を果たすのでしょうか?ここでは、あまごの栄養価や脂質量について考えてみましょう。
あまごの脂質量は控えめ
まず、あまごの脂質量についてですが、100gあたりの脂質量は3.6gとなっています。これは他の魚と比べると控えめな量と言えるでしょう。低脂質ダイエットを行っている方にとっては、あまごは選択肢の一つとなるかもしれません。
あまごの栄養価を考える
しかし、あまごは低脂質である一方で、その他の栄養価についてはどうでしょうか?あまごには、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが含まれています。これらの栄養素は、健康的な食事には欠かせません。
あまごの適切な摂取量を考える
低脂質ダイエットを行っている方にとって、あまごは適切な食材と言えるかもしれません。ただし、摂取量には注意が必要です。あまごは、魚の中でも比較的高カロリーな部類に入ります。そのため、食べ過ぎには注意が必要です。
まとめ
あまごは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きと言えるかもしれませんが、脂質の量は控えめです。栄養価も高く、健康的な食事には適しています。ただし、摂取量には注意が必要です。バランスの取れた食事を心掛けながら、あまごを楽しむことが大切です。
最後に、あまごの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あまご」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 102 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 4.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.3 | g | 多い |
脂質 | 3.6 | g | 普通 |
「あまご」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 50 | % | 特になし |
水分 | 76.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 66 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「あまご」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 49 | mg | 普通 |
カリウム | 380 | mg | 多い |
カルシウム | 27 | mg | 普通 |
マグネシウム | 27 | mg | 普通 |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 7 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 7 | μg | 普通 |
ビタミンD | 9 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.9 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 5.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.51 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。