このページではあんぱんのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あんぱんのカロリーは267kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:DELISH KITCHEN
あんぱんの可食部100gあたりのカロリーは、267kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中414位です。これは多い順にすると上位26%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルのであんぱんのカロリーを評価すると、137件中95位です。これは上位から69%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 267Kcal |
全体での評価 | 414位 / 1592件中(上位26%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 95位 / 137件中(上位69%…やや低い) |
あんぱんはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあんぱんのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:YouTube
あんぱんのカロリーは高い理由
あんぱんは、可食部100gあたり267kcalのカロリーを持っており、他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に考えてみましょう。
糖質が多い
あんぱんは、可食部100gあたり52.2gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として利用されるため、糖質が多い食品はカロリーが高くなります。あんぱんには、甘くて美味しいあんこがたっぷりと入っているため、糖質の含有量が多くなっています。
食物繊維が多い
あんぱんは、可食部100gあたり2.5gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は消化吸収されにくいため、カロリーにはほとんど影響しませんが、食物繊維が多い食品は満腹感を与えるため、食べ過ぎを防ぐ効果があります。しかし、あんぱんの場合は、糖質の含有量が多いため、食物繊維の効果がカロリーの高さを相殺するほど強くはありません。
タンパク質と脂質は普通
あんぱんは、可食部100gあたり6.8gのタンパク質と3.6gの脂質を含んでいます。タンパク質や脂質はエネルギー源としても利用されますが、あんぱんに含まれる量は普通と言えます。カロリーの高さに主な影響を与えるのは、糖質の含有量が多いことです。
以上の理由から、あんぱんのカロリーは高いと評価されています。糖質の多さが主な要因であり、甘さと美味しさの源泉であるあんこの影響が大きいと言えます。食べる際には、適量を守りながら楽しむことが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あんぱん」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (52.2)g | 4 | 208.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (2.5)g | 2 | 5kcal |
たんぱく質 | (6.8)g | 4 | 27.2kcal |
脂質 | (3.6)g | 9 | 32.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あんぱん」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、208.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あんぱんは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Eレシピ
あんぱんは、低糖質ダイエットに使える?
菓子の中でも、あんぱんは非常に人気のあるお菓子です。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、あんぱんは避けるべき食品となります。その理由についてご説明いたします。
あんぱんの糖質量は52.2g
まず、あんぱんの糖質量はなんと52.2gもあります。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが一般的ですが、あんぱん一つで既にその制限を超えてしまいます。糖質制限をしている方にとっては、あんぱんは食べることができない食品となります。
あんぱんの糖質源は主に砂糖と小麦粉
あんぱんの糖質源は主に砂糖と小麦粉です。砂糖は、血糖値を急上昇させることで知られており、糖質制限をしている方にとっては避けるべき食品です。また、小麦粉も糖質を多く含んでいるため、低糖質ダイエットには適していません。あんぱんには、これらの糖質源がたっぷりと含まれているため、低糖質ダイエットには不向きな食品となります。
低糖質ダイエットにおすすめの代替品
あんぱんが低糖質ダイエットに不向きな食品であることが分かりましたが、代わりにおすすめの食品をご紹介いたします。例えば、糖質が少ないフルーツや野菜、豆類などは、低糖質ダイエットに適しています。また、糖質を抑えたお菓子やスイーツも市場には多くありますので、そういったものを選ぶこともおすすめです。
まとめ
あんぱんは糖質量が52.2gと非常に多く、砂糖や小麦粉を主成分としているため、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質制限をしている方にとっては、あんぱんは食べることができない食品となります。低糖質ダイエットを実践する際には、代わりに糖質が少ない食品や糖質を抑えたお菓子を選ぶことが大切です。
あんぱんは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
あんぱんは、低脂質ダイエットに使える?
あんぱんは、低脂質ダイエットにどちらかというと不向きだが、脂質の量は控えめです。
あんぱんの脂質量は3.6g
菓子の中でも、あんぱんは人気のある一品です。しかし、低脂質ダイエットを考えている方にとっては、あんぱんはあまりおすすめできません。なぜなら、あんぱんの脂質量は3.6gと比較的高めだからです。
あんぱんは控えめな脂質量
ただし、一般的な菓子と比べると、あんぱんの脂質量は控えめです。他の菓子には10g以上の脂質が含まれていることもありますので、あんぱんはその点で優れています。
バランスの取れた食事が大切
低脂質ダイエットを成功させるためには、あんぱんだけを重点的に摂取するのではなく、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。脂質の摂取量を抑えるためには、野菜や魚などの低脂肪食品を積極的に摂ることが必要です。
適度な量を守って楽しむ
あんぱんは、脂質量が控えめなので、適度な量を守って楽しむことは可能です。ただし、食べ過ぎには注意が必要です。ダイエット中でも、食べることを楽しむことは大切な要素ですので、我慢しすぎずに適度なバランスを保つことがポイントです。
まとめ
あんぱんは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きですが、脂質の量は控えめです。バランスの取れた食事を心がけながら、適度な量を守って楽しむことが大切です。ダイエット中でも食べることを楽しむことはできますが、食べ過ぎには注意しましょう。
最後に、あんぱんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あんぱん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 267 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (53.5) | g | |
└糖質 | (52.2) | g | 多い |
└食物繊維 | (2.5) | g | 多い |
たんぱく質 | (6.8) | g | 普通 |
脂質 | (3.6) | g | 普通 |
「あんぱん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (35.5) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.6) | g | 低い |
コレステロール | (18) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (0.3) | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「あんぱん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 110 | mg | 普通 |
カリウム | 64 | mg | 低い |
カルシウム | 30 | mg | 普通 |
マグネシウム | 15 | mg | 普通 |
リン | 55 | mg | 普通 |
鉄 | 1 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.1 | mg | 普通 |
マンガン | 0.26 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 13 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 21 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 10 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (Tr) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 10 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 1 | mg | 多い |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.35 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.3 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
小豆こしあん入り/部分割合: パン 10、あん 7
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。